太田市議会 > 2013-03-12 >
平成25年3月予算特別委員会−03月12日-02号

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  1. 太田市議会 2013-03-12
    平成25年3月予算特別委員会−03月12日-02号


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    最終取得日: 2022-12-25
    平成25年3月予算特別委員会−03月12日-02号平成25年3月予算特別委員会   平成25年3月予算特別委員会記録(第2日) 平成25年3月12日(火曜日)  〇出席委員(13人)   委員長       川 鍋   栄     副委員長      大 川 陽 一   委員        岩 崎 喜久雄     委員        山 崎 正 紀   委員        宮 沢 まりこ     委員        矢 部 伸 幸   委員        山 崎 俊 之     委員        石 倉   稔   委員        大 島 正 芳     委員        水 野 正 己   委員        五十嵐 あや子     委員        伊 藤   薫   委員        本 田 一 代  〇説明のため出席した者   副市長       清 水 計 男     企画部長      北 爪   宏   総務部長      荒 木 建 夫     市民生活部長    井 上 稔 仁   福祉こども部長   大 澤 久 男     健康医療部長    大 槻 裕 美   産業環境部長    石 川 泰 一     農政部長      岡 田 辰 雄   都市政策部長    伴 場 敏 彦     開発事業部長    阿 藏 照 雄   上下水道局長    竹 内 信 一     消防長       倉 上 和 裕
      教育部長      林   寛 司     企画部副部長    渡 辺 哲 哉   総務部副部長(総務担当)           総務部副部長(税務担当)             久保田 義 美               野 村 俊 裕   市民生活部副部長(市民担当)         市民生活部副部長(文化スポーツ担当)             星 野   仁               戸 塚 隆 弘   福祉こども部副部長 長 澤 正 史     健康医療部副部長  三 吉   陽   産業環境部副部長(清掃担当)         農政部副部長    橋 本 利 明             八 代 敏 彦   都市政策部副部長(都市建設担当)       都市政策部副部長(土木建築担当)             今 泉 廣 司               高 田 貴久男   開発事業部副部長  小 林   豊     上下水道局副局長  大 隅 良 也   会計管理者     大 島   弘     消防本部副部長(消防次長)                                   見 持 雅 昭   教育部副部長    中 里 剛 夫     農業委員会事務局長 吉 田 隆 夫   企画部参事(企画政策課長)          企画部参事(人事課長)久保田 誠一郎             星 野   晃   企画部参事(広報課長)板 橋 信 一     総務部参事(総務課長)朝 倉 博 康   総務部参事(財政課長)長 島 榮 一     管財課長      秋 元 弘 一   総務部参事(契約課長)渡 辺 恭 宏     総務部参事(検査課長)田 口 正 紀   危機管理室長    茂 木 伸 行     交通政策課長    須 藤 恒 義   総務部参事(納税課長)野 口   晃     収納対策課長    鈴 木 信 行   市民活動支援課長  阿 部 和 典     市民生活部参事(市民課長)                                   森     章   九合行政センター所長飯 田 賢 一     世良田行政センター所長                                   関 根 長五郎   木崎行政センター所長池 田   滋     生品行政センター所長岡 部 秀 一   綿打行政センター所長須 永   茂     藪塚本町行政センター所長                                   越 塚 淳 史   市民生活部参事(スポーツ施設管理課長)    障がい福祉課長   鈴 木 宏 和             長 岡 重 次   福祉こども部参事(元気おとしより課長)    福祉こども部参事(高齢者福祉施設課長)             内 田   実               高 橋   渡   こども課長     大 隅 佳 憲     児童施設課長    塚 田 清 美   健康医療部参事(健康づくり課長)       健康医療部参事(健康づくり課主幹)             岩 崎 道 博               池 田 静 江   国民健康保険課長  相 澤 一 彦     産業環境部参事(商業観光課長)                                   倉 林   栄   産業環境部参事(商業観光課主幹)       産業環境部参事(工業政策課長)             齋 藤 保 義               濱 田   正   環境政策課長    石 川 光 昭     リサイクル推進課長 橋 場 真 弓   清掃施設管理課長  大 槻 敏 彦     清掃施設建設準備室長田 中 洋 史   農政部参事(農村整備課長)          都市政策部参事(都市計画課長)             富 岡 雅 広               深 澤 美知夫   建築指導課長    太 田 和 之     区画整理課長    茂 木   満   都市政策部参事(道路管理課長)        都市政策部参事(道路建設課長)             吉 田   清               島 田 芳 人   地域整備課長    齋 藤   豊     都市政策部参事   野 口 完 治                         (花と緑の推進課長)   都市政策部参事(住宅課長)          建築課長      恩 田 洋 一             藤 生 嘉 一   開発事業部参事(用地管理課長)        用地開発課長    堀 越   清             高 橋 道 泰   公園管理課長    小 林   稔     上下水道総務課長  高 橋   徹   水道工務課長    津久井 準一郎     上下水道局参事(下水道整備課長)                                   平 野   弘   下水道施設課長   塚 越 春 樹     会計課参事     蛭 川 信 一   消防総務課長    石 川 秀 之     警防課主幹     久保田 眞 二   教育部参事(学校施設管理課長)        青少年課長     津 田 旬 一             堀 越 真 理   教育部参事(文化財課長)           農業委員会事務局次長齋 藤 栄 司             宮 田   毅   総務課長補佐(法制係長)           財政係長      瀬 古 茂 雄             中 里 敏 雄   農政係長      金 澤   誠     農地計画係長    吉 田 道 宏   財政課主査     田部井 伸 夫     財政課主査     小 堀 順 久   財政課主任     高 塚   学     財政課主任     天 貝 浩 平   財政課主任     石 塚 慶 子  〇事務局職員出席者   事務局長      野 村 惠 一     議会事務局参事(議会総務課長)                                   天 笠 秀 男   議会総務課長補佐(議事係長)         議会総務課総務係長 青 木 繁 幸             高 島 賢 二   議会総務課係長代理 大 塚 英 俊     議会総務課主査   武 田 輝美子   議会総務課主任   島 田 満実子     議会総務課主任   大 澤 浩 隆   議会総務課主任   坂 田 千 佳     議会総務課主任   星 野 真 也            会議に付した事件 議案第10号 平成25年度太田市一般会計予算について        (歳出 4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費、給与費明細書等)        (その他 第1表歳入歳出予算、第2表継続費、第3表債務負担行為、第4表地方債) 議案第12号 平成25年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について 議案第14号 平成25年度太田市八王子山墓園特別会計予算について 議案第17号 平成25年度太田市太陽光発電事業特別会計予算について 議案第18号 平成25年度太田市水道事業会計予算について 議案第19号 平成25年度太田市下水道事業等会計予算について      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○委員長(川鍋栄) ただいまから本日の会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 4款衛生費・太陽光発電事業特別会計・水道事業会計・下水道事業等会計に対する質疑 ○委員長(川鍋栄) 4款衛生費、太陽光発電事業特別会計、水道事業会計及び下水道事業等会計について審査を行います。
     ご質疑ありませんか。 ◆委員(山崎俊之) 2日目です。本日もよろしくお願いします。それでは、早速入りたいと思います。  166ページ、4款1項3目でございます。予防接種事業についてお伺いしたいと思います。まず、予算上、8,800万円ほど前年度比で予算もふえておりますが、平成25年度から、予防接種のうち任意予防接種から定期の予防接種になるものは何でしょうか。また、任意から定期になるということはどのように変わりますか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 定期予防接種になりますのは、子宮頸がん、小児用肺炎球菌、ヒブの3つでございます。定期予防接種になるということですけれども、予防接種法第3条に基づきまして、市町村は予防接種を行わなければならないという実施義務が生じます。それから、第7条の2によりまして、予防接種を受けることを勧奨するものとなりまして、勧奨の努力義務が発生いたします。 ◆委員(山崎俊之) 一部こういう話をする方がいるのですが、子宮頸がんのワクチンとか、ちょっと妊娠しづらくなるのではないかという話も聞いたことがあるのですが、その辺の情報はいかがでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 子宮頸がんワクチンにつきましては、副反応が出ることがございます。しかしながら、今2種類の子宮頸がんワクチンがありますけれども、平成23年9月よりガーダシルという種類、それ以前からはサーバリックスという2種類がありますけれども、特に妊娠しづらくなるとかその辺の検証は、まだ期間的にも短いですので、そういう事例は確かなものではないと思っております。 ◆委員(山崎俊之) 関連しますので、次に行きます。同じ166ページ、4款1項4目、母子保健事業について、養育医療費1,042万5,000円とありますが、昨年まではなかったかと思います。この概要をお伺いします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 養育医療費でございますが、この養育医療につきましては、平成25年から県より移譲になる事務でございます。未熟児で生まれたお子さんで医師が入院加療が必要だという者について養育医療が支給されるものです。支給につきましては、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1の医療費を持つということになっております。 ◆委員(山崎俊之) その養育医療を支給されているお子さんは何人ぐらいいるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 平成23年度、県で実施していた方につきましては一応60人という実績をいただいております。それによりまして予算計上しております。 ◆委員(山崎俊之) 続きまして、同じ項目に電算委託料371万9,000円というのがございます。乳幼児健診の新システムがこのことなのかなと思いますが、どのような内容でどのように活用していかれるでしょうか、お伺いします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 乳幼児健診新システムでございますけれども、今研究中のものでございます。出生時から就学時までの健診等の内容を、お子さんの成長記録として情報を集積していくものでございます。個々のお子さんの発達や発育、それから育児環境の成長過程をグラフ化いたしまして分析することによって、支援の必要性を早期に判断いたしまして、子育て中の保護者の不安を取り除く手段として活用するものでございます。発達や発育に心配のある保護者から相談があった場合は、この蓄積された資料をもとに、医師や保健師がアドバイスをさせていただいて、子育て支援をしていきたいと考えております。 ◆委員(山崎俊之) わかりました。新しい試みということで期待しておきたいと思います。  続きまして、市民健康診断事業についてお伺いします。172ページです。こちらも昨年度比で7,500万円ほど増額になっているかと思います。各種検診等委託料に4億2,913万1,000円とあります。新たに実施する内容があればお伺いします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 各種検診事業でございますけれども、検診の内容につきましては、胃がん、大腸がん、子宮がん、乳がん、肺がん、前立腺がん等のがん検診のほかに、肝炎ウイルス検査、骨密度検査、それからヘルスチェック、歯周病検診等がございます。平成24年度と同様でございますが、平成25年度につきましては、かねてより懸案でございました乳がんのマンモグラフィー・視触診併用の個別検診をケーススタディーとして300人ほど実施いたします。受診の機会がふえるのではないかと思っております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎俊之) 検診の自己負担金の現状と、新年度、平成25年度の概要についてお伺いします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 各種検診の自己負担金でございますけれども、これまでは医療機関で実施しております胃がんの内視鏡検診の1,600円から、個別検診の視触診の乳がん検診、それから肝炎ウイルス検診の300円等さまざまでございました。平成25年度につきましては、自己負担金をいただいている各種検診を一律500円として、ワンコイン検診としてPRしていきたいと考えております。これによりまして受診者がふえることを期待いたしまして、早期発見、早期治療により、がんの死亡を減らしていければと考えております。  なお、肝炎ウイルス検診につきましては、自覚症状がなかなかあらわれない病気でございます。また、肝硬変、肝がん等の要因ともなるということで、また感染症ということもありまして、未受診者の方にぜひ受診していただきたいということで、無料として考えております。 ◆委員(山崎俊之) ぜひお願いしたいと思います。私の身近な方でも、がんが早期に発見できたらなという方が立て続けに続いております。また、肝炎ウイルスについても知り合いの方が多くいます。そのようなことでぜひ検討していただきたい、進めていただきたいと思います。  整理したいのですが、この中で自己負担金が減額となる検診はどのようなものでしょうか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 自己負担金が減額となる検診でございますけれども、胃がんの個別の内視鏡の検診が1,600円でございました。それから、バリウム検診が1,300円、個別の30代の乳がん検診が1,000円の負担金でございました。それから、前立腺がんが700円、骨密度検診が1,000円、若い人が実施できますヘルスチェックが1,000円、これが全て500円になります。そのほかの検診につきましては500円、従来のままということになります。 ◆委員(山崎俊之) 逆に、少し負担増になるものもあるでしょうか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 個別の乳がん検診が、視触診のみの検診が300円でしたが、500円になるということになります。 ◆委員(山崎俊之) 今、一連の検診事業等を伺ってきましたが、先ほど言いましたけれども、国のベースにしましても医療費等は毎年1兆円以上ずつふえているというような状況もございますので、未然に防ぐこういう検診事業は、ぜひ強力に太田市としても今後ますます進めていっていただければと期待しております。この件につきまして、部長、まとめて見解をひとつお願いいたします。 ◎健康医療部長(大槻裕美) やはり健康というのは自分で守るのが基本だと私は思っています。そういう意味では、今回なるべく検診を受けられる環境づくりが1つと、それから動機づけをしていきたいというのが1つであります。このことをメーンに、これからも健康行政に取り組んでまいりたいと考えております。いずれにしても、幾つかの新しい事業を入れましたので、ぜひこの辺を周知しながら、さらに受診率の向上に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(山崎俊之) この項はこれで終わります。  続きまして、168ページ、浄化槽設置整備事業補助金について伺います。この金額は昨年度と同額の見積もりのようでございますが、事業内容を再確認したく、概要、補助金等を伺います。 ◎上下水道局参事(平野弘) この事業につきましては、個人が設置いたします浄化槽に対しまして補助金を交付するというものでございます。平成25年度において、580基の件数を予定しております。 ◆委員(山崎俊之) 続きまして、関連しまして518ページ、戸別浄化槽事業というのがございます。こちらも事業内容について再確認したく、概要、料金等をお伺いします。 ◎上下水道局参事(平野弘) こちらの事業につきましては、事業主体が太田市という形になります。ある程度の集落が形成されておる地域におきまして、汚水処理を浄化槽で行ったほうが経済的、効率的であろうという地区において、市が主体となりまして、浄化槽を設置して維持管理も行うという事業であります。 ◆委員(山崎俊之) わかりました。工事費は市が負担して、使用量に応じての料金体系ということになるかと思うのですが、公共下水道整備というものが、本当に莫大な費用がかかるということで、今までの一般質問等でも何度か進捗状況をお伺いしてまいりましたが、どうしても市街化区域から優先的に工事が順次行われるという状況があります。そういう状況において、一般会計事業と下水道事業は異なりますが、この2つの浄化槽事業はそういう意味でとても意義深いものかなと思われます。ただ、市民の皆さんの中には余り知らない方もまだたくさんおられるようでございます。もっともっと周知もお願いしたいと思いますが、最後に局長、お願いいたします。 ◎上下水道局長(竹内信一) 戸別浄化槽につきましては、区長たちの集まりに私ども局の人間が出向いてご説明をして、ご理解いただくようにしています。おかげさまで、平成25年度では市野井南が新たに戸別浄化槽の地区に入ってきます。ただ、今もご指摘いただきましたように、まだまだ我々は努力する余地があるのかなと思っておりますので、今後さらにご理解いただくように努めてまいりたいと思います。 ◆委員(山崎俊之) ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、180ページです。4款2項1目清掃総務費8節報償費、説明4です。この報償費3,800万円について伺います。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) これにつきましては、資源回収の各団体に資源回収をしていただく資源ごみ1キロに対して、6円の報償金を交付しているという事業でございます。 ◆委員(山崎俊之) 資源ごみ回収業者の方の回収価格について、3年程度の推移はいかがでしょうか。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 資源ごみの回収単価というのは、集団回収をする団体によりましてかなり上下の差がございます。集団回収の仕方によって差が出てきますけれども、今回、平均的な価格について申し述べさせていただきます。主に、新聞、雑誌、段ボールという形でお話をさせていただきます。これは1キログラム当たりでございますけれども、平成22年度、新聞紙9円、平成23年度8円、平成24年度7円、雑誌でございますが、平成22年度6円、平成23年度5円、平成24年度5円、段ボールでございますけれども、平成22年度8円、平成23年度7円、平成24年度6円ということで、若干下がりぎみであります。 ◆委員(山崎俊之) 他市の状況も同じようでしょうか。もしわかればお願いします。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) これは報償金の単価ということでよろしいでしょうか。 ◆委員(山崎俊之) そうです。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) それでは、近隣の他市の報償金の金額を述べさせていただきます。これはいずれにしても1キログラムということで、伊勢崎市8円、前橋市8円、高崎市8円、桐生市4.5円、館林市6円、大泉町7.6円でございます。 ◆委員(山崎俊之) 回収量の推移はどうでしょうか。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) それでは、回収量の推移を述べさせていただきます。平成22年度4,027トン、平成23年度3,815トン、平成24年度につきましては、これは四半期に分けまして受け付けをさせていただいておりますので、12月末ということで述べさせていただきます。平成24年12月末ですけれども、3,613トンということで、平成24年度につきましては4期分、1月から3月の集団回収の受け付け分を予想してみますと、前年度比33%ぐらい増の資源回収量になるかと予想しております。 ◆委員(山崎俊之) 部長にお伺いしたいと思います。市況を見てみますと、年々下がっているというところがございます。また、私も独自に幾つか業者に市況についてお伺いした経緯もございますが、かなりばらつきはあるのですけれども、たまたま私の伺ったところは6割ぐらいまで落ちていると。これはかなり低いほうだとは思いますが、そういう方もいます。そのような中にありまして、近隣他市の状況なども踏まえて、この際、励みにもなるように報償金の単価を、今年度下げまして6円になっていますが、また8円にしていただければという要望もありますので、その辺についてお伺いしたいと思います。 ◎産業環境部長(石川泰一) 今、お話をいただきましたように、年々下がってきているという現状と、よその状況も加味しなければなりませんけれども、一番は平成25年度から全部地元でやっていただくというふうな大きな制度改正になってきます。非常に的確なご指摘をいただきましたので、地元の活力がもっと生まれるように、単価見直しについては検討していきたいと考えていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) きょうもよろしくお願いします。まず最初、予算書172ページ、先ほどワンコインのお話も出ましたけれども、ちょっと掘り下げてお聞きしたいと思います。ワンコインでがん検診ができるという事業ですけれども、まず目的と内容を教えてください。 ◎健康医療部参事(池田静江) ワンコイン検診事業の目的、内容でございますけれども、日本人の死亡原因の第1位ががんでございます。本市も同様でございます。年間500人以上の方が亡くなっております。がんにつきましては完全に予防することはできませんけれども、早期に発見して早期治療するということが重要でございます。検診の必要性を理解していただいて、進んで受診していただきたい、さらには受診率向上を図って、がんによる死亡を減らしていきたいということが目的でございます。500円という低額な負担ということで受けやすくなる、または全てのがん検診を500円に統一することによって、ワンコインでどんな検診でも受けられますというPR効果もあります。そんなことで受診率向上を期待しているところでございます。  どんな検診かということですけれども、先ほど申しましたが、1,000円を負担していただいております骨密度検診やヘルスチェックも500円となります。 ◆委員(矢部伸幸) では、太田市のがんでの死亡率の近年の推移がわかりましたら教えてください。 ◎健康医療部参事(池田静江) 死亡率の推移でございますけれども、県の健康福祉統計によります悪性新生物、がんの死亡率は、人口10万人に対して、平成20年が226.2、平成21年が233、平成22年が260.1、平成23年が249.1でございます。いずれもこの数字は、全国、県、また県内12市の死亡率を下回っております。 ◆委員(矢部伸幸) 数字の200何%というのがよくわからなかったのですけれども、どういう数字なのですか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 10万人に対して226人ががんで亡くなるということでございます。 ◆委員(矢部伸幸) わかりました。ありがとうございます。  では、太田市のがん検診の受診率の推移も教えてください。 ◎健康医療部参事(池田静江) がん検診の受診率でございますが、胃がん検診が、平成22年度が20.7%、平成23年度が21.4%、大腸がん検診が、平成22年度が20.6%、平成23年度が22.4%、子宮がん検診が、平成22年度が23.0%、平成23年度が22.6%、乳がん検診が、平成22年度が20.0%、平成23年度が20.4%、前立腺がんが、平成22年度が27.3%、平成23年度が28.6%、肺がん検診は平成23年度から始まりました。平成23年度27.3%でございます。なお、平成24年度につきましてはまだ確定が出ておりませんが、ほぼ横ばいの状態でございます。平成20年度のころは10%台でございましたけれども、年々上昇している状況でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 平均的に20%台ということで、まだまだ知られていないというか、もっともっと受診率を上げてほしいところだと思うのですけれども、がん検診のお知らせの仕方とか、広報の仕方というのはどのような形で行っていましたか。 ◎健康医療部参事(池田静江) がん検診のお知らせでございますけれども、ご案内につきましては、4月の下旬に対象者に検診の内容や日程、受診できる医療機関等々が明記されましたご案内通知を差し上げております。なお、中には受診する際に必要な受診券とバーコードシールが入っております。全体的には、広報紙や全戸配布の健康カレンダー等に掲載をしております。それから、実施月に合わせて、広報紙、行政センターだより等に日程等をご紹介しております。また、医療機関や行政センター、保健センターにポスターを掲示しております。子宮がん検診につきましては、平成24年度、成人式の参加者にリーフレットを配布いたしました。また、乳幼児健診等で若いお母さん方に対面で受診勧奨をしております。また、研修会等の集まりのときにチラシも配布させていただきました。 ◆委員(矢部伸幸) では、このワンコイン政策に当たって、いつから始めたりという今後の予定と、あとは広報の予定を教えてください。 ◎健康医療部参事(池田静江) 広報でございますけれども、平成25年度につきましては、これから検診のご案内をさせていただきます中に、自己負担金等の金額が明記されております。それから、今後、特に受診率アップということで、個人通知の封筒を大きくしたり、カラー化したり、またPRといたしまして、広報車にマグネット看板、それから医療機関にのぼり旗、特に子宮がん検診で診察している間に、小さいお子さんをお持ちの方は受診できないということもありますので、保育士の配置と、それから小学生、中学生を通して保護者の方に検診を勧奨していただく、または子どもたちに、大人になったらこういう検診があるのだよということを理解していただきたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) がんに関しては本当に早期発見が一番重要なのかなと思っているのです。早期発見であれば治る確率も大分上がってきていると思うのですけれども、部長、そこら辺はどうお考えですか。 ◎健康医療部長(大槻裕美) 先ほど議論がありました受診率ですけれども、うちは20%台ということなのですが、実は受診率というのは正確にはなかなか把握ができないのです。例えば企業健保のような健保で受診をされる方もいらっしゃるし、病院の中でついでに受ける方もいらっしゃるし、あるいは内視鏡の検査は実はカウントされないのです。こういった制度的な問題等もいろいろあって、受診率が一概に把握できないという問題があります。  実は8月14日付朝日新聞で、厚生労働省の国民生活基礎調査という報道がありました。その中で、1つの例なのですけれども、大腸がんについて申し上げますと、共済組合が48%、健保が38%、協会けんぽが27%、国保は19%ということで、かなり健保によっても差があるのです。ですから、そういう意味で、私は、どのようなところでもいいからまず受診をしていただく。健保であろうが、共済であろうが、国保であろうが、家族の中で誰か受診をする人をふやそうと。そのことによって家庭の中でそういうことが話題になるように、そういうことが底上げについてはいいのかなと私は思っています。  それともう1つは、私どもとして、先ほど参事が答弁したとおり、受診環境を整えるということでワンコイン化を進めて、広く受診を進めていきたいと考えております。いずれにしても、がんについては委員がおっしゃるとおり、早期発見、早期治療が唯一でありますので、ぜひその体制を組んでいきたいと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) よろしくお願いします。特に病院に行ったりするのは、僕も余り病院が好きではないので、何か気軽な方法で検診が受けられたらと感じていますので、よろしくお願いします。  次の質問に移ります。予算書178ページ、公害対策事業についてなのですけれども、この項の中に渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会運営補助金がありますが、先日、この会の会議の中で、田中正造翁の没後100年を記念する事業を考えているというような挨拶をお聞きしました。どのようなものを考えているか教えてください。 ◎環境政策課長(石川光昭) 現在、太田市で収蔵しております足尾鉱毒の図、6部作がありますけれども、これについて表具の打ち直しをしまして、市内の施設において企画展を実施する予定でございます。 ◆委員(矢部伸幸) その展示の事業に絡めて、公害防止の講習会とか環境の推進イベントみたいなのは考えていませんか。 ◎環境政策課長(石川光昭) 渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会と相談をしながら、今後考えていきたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 特に田中正造翁の記念事業に関しては、太田市だけでなく近隣の佐野市であるとかいろいろな市も絡んでくると思いますので、他市との連携みたいなのは考えているでしょうか。 ◎環境政策課長(石川光昭) 現在、東松山市の丸木美術館、そして佐野市立吉澤記念美術館より、企画展を実施するために足尾鉱毒の図の貸し出しの申請がありました。これについては、貸し出しをしまして多くの皆様に見ていただきたいと考えております。また、このような機会を通じて他市との連携についても考えていきたいと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) きのうが震災から2年で、福島原発であったりとか、最近では中国のPM2.5など、まだまだ公害に対する問題というのは身近な問題としてさまざま課題があると思います。より多くの方々に公害に関して問題提起をしていかなければならないと思っていますので、こういった田中正造翁の記念の年にこそ、うまく活用して多くの方々に公害問題とか環境問題を知っていただくのがすごく効果的というか、効率的だと思うのですけれども、部長はそういった面をどうお考えですか。 ◎産業環境部長(石川泰一) 本当におっしゃるとおりで、足尾鉱毒の図という非常に大きいものの表具の打ち直しをして、なかなか見たことがない方が多くいらっしゃると思いますので、これを一般公開していく。それとあわせて、今言ったように講演会といったものは当然必要になってきますので、これらも計画に組み入れたいと思っています。また、毎年環境フェアも開催をしていますので、今ご指摘をいただきました項目についても、フェアの中で啓蒙していくということはどんどん積極的にやっていきたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 特に、ことし100年という本当に記念の年ですので、力を入れていただきたいと思います。  もう1問いきます。予算書180ページの4款2項1目清掃総務費の中の委託料についてお聞きします。これはごみの袋に関する委託料だと思いますけれども、まず、可燃ごみで構いませんので、近年の売上枚数と売上金額の推移を教えてください。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) ごみ袋につきましては、可燃ごみ、不燃ごみ、それから粗大ごみ処理シールと3種類ございます。矢部委員のご質問で、可燃ごみの売上枚数、売上金額を回答させていただきます。平成22年度でございますけれども、売上枚数が1,155万4,100枚、売上金額が1億5,764万2,500円、平成23年度でございますけれども、売上枚数1,111万2,000枚、売上金額が1億5,170万2,500円です。平成24年度、2月分までですけれども、売上枚数が1,094万9,200枚、売上金額が1億5,001万5,000円になっております。 ◆委員(矢部伸幸) 毎年1,000万枚売れているということですけれども、可燃ごみの収集にかかわる金額の推移も教えてください。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 可燃ごみの収集委託業務の経費につきまして述べさせていただきます。平成22年度でございますけれども、2億1,489万1,560円、平成23年度、同じく2億1,489万1,560円、平成24年度でございますけれども、これは予定でございますが、2億1,489万1,560円という金額になっております。 ◆委員(矢部伸幸) かかる金額が2億円を超えて、太田市の負担がすごく大きいものだと思っているのですけれども、少しでも太田市のごみに対する負担を少なくしたいと感じていまして、先日、朝ごみ置き場にごみを持っていったときに気づいたのですが、黄色いごみ袋の表はいろいろ書いてあるのですけれども、裏側に何も書いていなくて、真っ黄色ですごく目立つなと。そこに広告というか、そういったものを載せられないかなと感じたのですけれども、広告を載せるというのは可能ですか。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 現在、太田市のごみ袋ですけれども、市民の皆さんに消費税がかからないような形で、証紙扱いとして販売をさせていただいております。この売上金額が収集経費の一部として充当されるような形になっております。矢部委員のご質問のごみ袋に広告を掲載するということですけれども、現在のままの証紙扱いということですと若干難しいかと思われます。証紙を手数料とすることによって広告掲載もしやすい状況になるのかなとは思います。  ただし、広告掲載をしている自治体等によりますと、これが案に反して、公募をしても非常に希望者が少ないということを聞いております。また、判型というのですか、つくるための費用等を加えますと、非常にその辺のメリットが少ないというのが実情のようでございます。矢部委員にはいいご提案をしていただきましたので、今後掲載がどうなのか、また希望者の需要等調査をしながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(矢部伸幸) 他市の状況で、需要が少ないということだったのですけれども、確かにごみ袋ですのでいいイメージにはならないと思うのです。ただ、目立つのは目立つと思いますので、いろいろ調査というか、いろいろな企業の方にどうですかというような研究をして、ぜひ載せたいというところも出てくるかもしれませんので、部長、そこら辺に力を入れていただければと思うのですけれども。 ◎産業環境部長(石川泰一) 物すごい枚数になりますから、今言ったように、価値があればどんどん載せていくような方向で検討することは当然必要だと思います。今、課長から話しましたように、なかなか需要がないというところもありますので、もうちょっと調べさせていただいて、効果が出るような、あるいは企業が賛同してくれるような方向があれば、積極的に検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(水野正己) 4款衛生費ですけれども、先ほど検診だとか予防接種にかかわって部長から答弁がありました。健康医療部長に伺いますが、地方自治法で規定されている自治体の責務はどのようなものか、改めてお示しいただけますか。 ◎健康医療部長(大槻裕美) それはもう市民の健康を守るということで、その責務があります。 ◆委員(水野正己) 全文は申し上げませんけれども、住民の福祉と健康の増進を図るのが地方公共団体の責務であるということです。部長が言われたとおりです。部長は先ほど、健康は自分で守るのが基本と考えていると言われましたが、その部長の答弁と地方自治法で規定されている地方公共団体の責務との関係はどのようにお考えですか。 ◎健康医療部長(大槻裕美) 先ほど私が申し上げました自分の健康は自分で守るのが基本だというのは、自分の健康に関心を持ってほしいということです。幾ら私どもが受診環境を整えて受診をしてくださいとお願いしたとしても、やはり無関心の人はなかなかそれに来てくれないのです。ですから、そういう意味では、自分自身の健康は自分自身が注意をする。その思想というか、その考え方を普及させていかないと、無関心の方々に受診を呼びかけてもなかなか反応してくれないということがあるものですから、まず健康は自分で守ろうという考え方が基本ではないのですかという意味の言葉でございます。 ◆委員(水野正己) 自分の健康を自分で守るというのは、健康医療部長がおっしゃらなくても、これはわかっていて当然の話ですから、この予算委員会は、本市がどういうことをやるために予算をつけて予算を執行していくのかを議論している場ですからね。ただ、部長自ら自治体の責務をご理解されているのはわかりましたので、ひとまずここで確認ができればよろしいかと思っています。  もう1つは、今リサイクル推進課長から答弁がありましたけれども、それに関連して伺います。ごみ収集経費に関連してですけれども、可燃ごみの指定袋の年間の排出総重量は把握されていますか。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 平成23年度の家庭ごみの搬入量を申し上げます。4万6,171トンでございます。 ◆委員(水野正己) 可燃ごみ指定袋の総排出重量がおわかりになりますかと質問したのです。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) これにつきましては、4万5,631トンでございます。 ◆委員(水野正己) 確認させていただきますが、4万5,000トン余りというその重量は、可燃ごみの指定袋としての総重量ですか。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) そういうことです。これにつきましては、ごみ袋を利用しているステーションでの収集の総量になります。 ◆委員(水野正己) 私が伺ったのは、要するに、可燃ごみが年間に何トン排出されたかを伺ったのではなくて、可燃ごみの指定袋は重量にして年間どのくらい排出されているのかを把握されているのでしょうかと伺ったわけです。可燃ごみの重量ではなくて袋の重量。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 確認をさせていただきます。指定のごみ袋を利用した家庭ごみの排出量ということではなくて、年間のごみ袋の重量ということでございましょうか。ごみ袋自体の総重量ということでございますか。 ◎産業環境部副部長(八代敏彦) 重さは今あれですけれども、ごみ袋の枚数という形で考えさせていただきますと、大体1袋10キログラムと考えられまして、そうしますと456万3,100枚ということになります。袋1枚当たりの重さですけれども、また後でデータを出させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(川鍋栄) では、また後で報告をお願いいたします。 ◆委員(五十嵐あや子) 私も、ワクチンの件で質問させていただきたいと思います。4款1項3目、定期予防接種ということで先ほどからお話が出ていますけれども、このワクチンの定期接種化というのは本当に私たちも熱望しておりましたので、平成25年度から定期化されるということで非常に喜んでおります。  この中で、先ほどからも子宮頸がんワクチンのお話が出ておりますけれども、先ほどちょっと出ましたが、ワクチンも2種類になったということで接種される方も迷うかと思うのですが、この2種類のワクチン、どちらにしたらいいのという質問も出てくるかと思いますので、これについての説明をお願いいたします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) ワクチンの種類ですけれども、サーバリックスとガーダシルの2種類があります。違いは、HPVというヒトパピローマウイルスの16型、18型にサーバリックスが対応されます。ガーダシルにつきましては、16型、18型、さらに6型、11型に対応するワクチンとなって、そこが大きな違いとなっております。どちらがよいかといいますと、医師の判断でされておりますので、こちらからはどちらがいいとかということも言いかねます。よろしくお願いします。
    ◆委員(五十嵐あや子) これは医師の判断といいますと、やはり医者に行っていろいろ問診とかがあって、そこで医師が決定するのか、あるいは医師の好みで、私はこのワクチンを使いたいということで、それを仕入れて使うか、どちらでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) その医師の判断でやることが多いですから、医師によってこちらの種類を使うということが基本だと思います。両方持っていてというのは余り聞かないので、医師によって大体どちらか一方のワクチンを使うということになっております。 ◆委員(五十嵐あや子) そうしますと、このワクチン接種に行く方というのは、ワクチンというだけの頭で行くわけですよね。そうすると、後から聞いたら、私はガーダシルのほうがよかったということも出てくるかと思うのですが、その辺の周知の仕方はどうなっているのでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 子宮がんのワクチンにつきましては、いろいろな副反応とかもありますので、接種前には事前に医師のほうから詳細な説明がございます。その中で、恐らくサーバリックス、ガーダシルについても説明をして、納得した上で接種を受けているというのが現状だと思います。 ◆委員(五十嵐あや子) わかりました。それと、子宮頸がんワクチンの公費助成ということでスタートして何年目になるか、そして、初めて接種した子たちが今何歳になっているかということをお伺いいたします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 接種の開始ですが、平成23年2月に開始になっております。年数ですけれども、そのときに中学1年生から高校2年生までの生徒が対象となっております。 ◆委員(五十嵐あや子) そうしますと、初めて高校2年生の方がそこで接種しますと、今19歳になっていると考えてよろしいでしょうか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) そのとおりでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 子宮頸がん検診の受診率ということで、先ほどもありましたが、今非常に低いということですが、ただ、この子宮頸がんワクチンを接種した子どもたちというのは、これだけではなくて、きちんと検診も受けてくださいという教育を多分受けていると思うのです。そうすると、今19歳の子どもたちが来年は20歳になるかと思うのですが、20歳になった子たちから、子宮頸がんの検診率を非常に上げるという観点でまたPRをしていっていただきたいと思います。  そうすると、今、例えば子宮頸がんの検診率、まだ詳細に出すのは難しいかと思うのですが、この子たちが20歳になって、20歳から子宮頸がん検診を受けられるわけなので、これは50%以上を狙っていただきたいと思いますが、担当課はどのようにお考えでしょうか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 子宮頸がんの検診につきましては20歳から始められるということで、成人式の参加者の通知というか、ご案内の中に入れさせていただいております(後刻発言の訂正あり)。男性も女性もそういうことに関心を持っていただいて、ぜひ受診していただきたいというのが願いでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 私は、ことし成人式に行きまして、ご挨拶をさせていただく機会がございましたので、子宮頸がんの検診を受けましょうというお話をさせてもらうに当たって資料を確認させていただいたら、うちのほうだけかもしれないのですが、啓発のチラシが入っていなかったのですね。これは改善していただかなくてはいけないなと思っていたら、今回このようなお話があったので、もしかしたら漏れがあるときもあるかもしれないので、100%チラシが入るようにということで、毎年毎年ぜひ目を光らせていただきたいと思います。  私も、子宮頸がんの検診に行きましょうと言ったら、えっみたいな感じの反応があったのですが、それがそうだという反応に変わるまでしっかり語っていきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。今のお話についてご答弁をお願いします。 ◎健康医療部参事(池田静江) やはり若い方からぜひ受けていただきたいというのは、私どもの願いでもございます。ぜひ積極的に推進を図っていきたいと考えております。 ◆委員(五十嵐あや子) では、次に参ります。先ほども出ていましたが、各種検診等委託料ということで、ワンコイン化ということで、同僚議員の発言によって引き出した市長からの答弁ですが、本当にこれで検診率がしっかりと上がっていっていただきたいと思っております。  私は、先ほどの部長のご答弁も非常に気になる点がありまして、例えばうちの市で、大腸がんの検診率が20%とか、乳がんの検診率が21%とか、いろいろな答弁がありましたが、その分母はどのようにされているのか教えてください。 ◎健康医療部参事(池田静江) 分母でございますけれども、対象者ということになります。この対象者につきましては、接種率をどこの市町村でも同じに出すようにということで、国勢調査の就業者の人数をもとにいたしまして、在宅でやっている方、社会保険、職域で検診ができない方、そういう方の人数を割合で出しております。その割合の率を人口に掛けまして、市町村で実施する検診者の人数を出しております。 ◆委員(五十嵐あや子) わかったようなわからないような感じで申しわけございません。例えばきのう同僚委員の質問に対して非常にいい答弁をされておりまして、子宮頸がん検診だったと思うのですが、30代をターゲットにしていろいろ声かけをしていく中で、平成23年度が42.4%、平成24年度が45.7%というふうに上がったというのは、これは子宮頸がんの検診でよろしかったでしょうか。このように、必要な年代のところをターゲットに挙げていろいろな検診もやっていったほうがいいかと思うのです。例えば子宮頸がん検診20何%というのは、この分母は年齢層で言うとどのくらい入っているか、ご答弁をお願いいたします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 特に昨日申し上げました年代につきましては、30歳から39歳の30代ということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) それは理解できています。 ◎健康医療部参事(池田静江) 失礼いたしました。子宮がん検診でございますけれども、20代につきましては29.1%、30代につきましては45.7%、40代につきましては49.2%、50代につきましては31.9%、60代につきましては18.1%、70歳以上が5.5%でございます。 ◆委員(五十嵐あや子) ご丁寧に答弁ありがとうございました。これは非常にわかりやすい年代別のということで、70代以上は要らないということではないのですけれども、やはり必要な年代のパーセントが上がるというのは非常に大事だなと思います。そういった部分ではきめ細かく、例えば40代が49.2%になったら、次年度は60%、70%という形でやっていただければと思います。  もう1点なのですけれども、健康診断の部分で、ピロリ菌の件について保険適用がなされたということで、この件についてご答弁をお願いします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) ピロリ菌の保険適用でございますけれども、今までは胃潰瘍とかそういう場合であればピロリ菌の検査が保険適用になっていたのですが、今後は胃炎でも、ピロリ菌の検査が4月から保険適用になるということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) これは胃がんで亡くなる方も非常に多いという中ですごく朗報で、自治体の中では、バリウム検査をなくして血液検査等でいろいろ症状を調べてという方向に転換しているところもあるらしいのですけれども、それについて知っていたらご答弁をお願いいたします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 本市の胃検診につきましては、内視鏡の個別検診がかなり多くて、そちらのほうで行っておりますので、内視鏡を減らしてバリウムをふやすということは考えておりません。 ◆委員(五十嵐あや子) ピロリ菌の検査が保険適用になることによって胃がんになる確率を低くすることができるということで、いい導入になったなと思います。これはまた次回質問させていただきます。  きのうの部長の答弁で、皆さんで声をかけ合って、そしてまた封筒もいろいろ工夫をされて、非常にいい取り組みをされていらっしゃることに非常に感動しております。外来に行ってがんだと言われた方の約4割の方は自覚症状がなくて行っていらっしゃるということと、また検診に行くに当たって、誰かから声をかけられて行くというケースが非常に高いらしいのです。そういう部分では、本市の今の取り組み、平成25年度からの取り組みは非常にすばらしいと思いますので、ぜひ続けていって、検診率アップ、そしてまた県のほうでも打ち出されておりますが、50%を目標にやっていただきたいと思います。これに対しての部長のご答弁をお願いいたします。 ◎健康医療部長(大槻裕美) なかなか高い目標ではありますけれども、鋭意頑張って50%に到達をしたいと。また、これについて、昨日もお話ししたのですが、いろいろな団体とも連携を図り、また教育委員会ともいろいろな意味で、先ほどの子宮頸がんもそうですが、教育現場でのそういったやりとりも必要かと思いますので、関係する機関とも連携を図りながら私どもの施策をPRして、到達できるように一生懸命頑張っていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 先ほど五十嵐委員からございました子宮がん検診の受診の勧奨パンフレットでございますけれども、私、成人式の通知に入れると申し上げましたでしょうか。訂正させていただきます。出席者に配布しておるということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) あともう1点いきます。4款1項4目、説明1母子保健事業、先ほど出ましたが、妊婦の14回の受診ということで、これが県の補助はなくなりましたが、国からのも出て、これから恒久化されるということで非常に喜んでおります。本市において、この14回の健診なのですが、里帰りのときの健診、また出産に関しても非常にきめ細かくされていると伺っております。それについてご答弁をお願いいたします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 里帰り出産等で実家のほうで健診するという方もございます。そういう方につきましては、償還払いという方法で、領収書を持ってきていただいて助成金としてお支払いするという方法をとっております。 ◆委員(五十嵐あや子) 今のは出産のみのお話で、健診もあわせてお願いいたします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 妊婦健康診査の受診券のことでございますけれども、実家で受けた場合は、その領収書を持ってきていただいて償還払いをするということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 一部では委任払いをされていると伺っているのですが、それについてありましたらお願いいたします。 ◎健康医療部参事(池田静江) この件につきましては、群馬県医師会、それから足利市医師会、助産師会等の委任払いをしております。 ◆委員(五十嵐あや子) この枠なのですけれども、例えば足利市の場合だったら、委任払いで別にお金のやりとりがなくてできる。例えば東北になるとどうなるか、お願いいたします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 足利市につきましては、隣接の市ということで対応しております。やはり遠くの医療機関ですとそのようなことはなかなかやりとりができないものですから実施しておりません。償還払いという方法でやっております。 ◆委員(五十嵐あや子) 1点、ちょっと考えていただければと思うのですけれども、出産にかかわるときは非常に忙しいということで、例えば償還払いというのを、市役所等に郵送して、そして振り込んでもらうということもできるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 現段階ではしておりません。出産後、落ちついた時期に来ていただくというような形になろうかと思います。またはご家族なり、どなたかでも大丈夫ですので、保健センターに来ていただければと思っております。 ◆委員(五十嵐あや子) あと、今後検討していただければと思うのですが、核家族とかがふえてきた場合に、実際に声を伺ったのですが、領収書を持っていくのが大変な時期があるということなので、郵送で保健センターへ送って通帳に振り込んでいただくというシステムも考えていただければと思います。それについてお考えをお願いいたします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 振り込み口座等の確認等もございますので、その辺は、できるようでしたらそういう方向も検討していきたいと思っておりますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ◆委員(五十嵐あや子) 子育てをするなら太田市ということで、健診のことは非常にいい方向に行っていると思います。今後も期待しておりますので、よろしくお願いいたします。最後に部長、お願いいたします。 ◎健康医療部長(大槻裕美) 委員ご指摘のとおりでありまして、私どもも一生懸命、子どもを産むなら、育てるなら太田市という考え方で行きたいと思います。健康医療体制を充実させながら、皆さんのご期待に応えられるように、これからも取り組んでいきたいと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(大島正芳) 166ページ、4款衛生費の中だと思いますが、太田記念病院の現状について伺います。最初に、昨年の6月開院以来の外来患者数、入院患者数、救急患者数について、前年度との比較を含めて動向をお聞きします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 太田記念病院の資料によりますと、昨年6月からことし1月までの8カ月の合計で申し上げますが、外来患者数が16万8,030人で前年度比5,121人の増、入院患者数ですが、8,358人となっておりまして前年度比605人の増、救急患者数ですが、4,098人で前年度比1,221人増となっており、開院以降いずれも増加傾向が続いております。 ◆委員(大島正芳) わかりました。それでは、太田記念病院の課題について、病院側から何か伺っていますか。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) 先月、2月19日に開催されました救急医療施設連絡協議会で、太田記念病院の病院長からは、内科系の医師が不足しているということと、時間外、夜間における軽症患者の受診割合が多いことの2点が現状の課題であるという報告がございました。 ◆委員(大島正芳) 太田記念病院については、救急医療体制の充実を図る観点から市税が投入されています。その目的は、市民の健康を守ること、あわせて、救急救命センターとして一刻も早い重篤患者の救急に当たることと思います。ところが、今も話されたように、時間外、夜間の軽症患者が多いという課題については、先ほどの患者数の動向から見てもうかがわれますが、市として、このことについてどのように対応されるのかお伺いします。 ◎健康医療部参事(岩崎道博) ご指摘のとおり、軽症患者の増加によって重篤患者の受け入れができないとすれば、救急救命センターとしての本来の役割を果たせなくなります。本市では、軽症患者に対しては、平成18年度から平日夜間急病診療所を開設しまして、夜の7時から10時まで診療を行っております。また、病院案内テレフォンサービス、45−7799というのがありまして、太田市消防本部が24時間体制で太田市及び大泉町の対応可能な医療機関の案内を行っております。それから、平成21年度から太田市独自事業といたしまして小児救急医療講習会というのを年4回程度実施し、子どもの急病や事故に対する対応及びかかりつけ医の役割などを啓発しているところであります。また、太田記念病院でも、時間外における軽症患者を制限するために、平成23年12月から時間外や夜間の軽症患者に対しましては、時間外特別徴収金3,150円を徴収してございます。そのほか、ホームページ上で休日当番医やかかりつけ医の情報及び太田市医療マップや子どもの救急などをアップし、救急医療機関に患者が過度に集中しないよう配慮しているところでございます。 ◆委員(大島正芳) 市民の健康を守ることは安心安全なまちづくりの基本であります。しかし、その市民の健康を守る拠点であるべき救急病院の体制が整わなければ本末転倒です。そこで部長に伺います。医師の確保は直接的な市の対応ではありませんが、少なくとも現状の医療環境を維持するための施策は講じなければならないと思います。どのように考えているのか伺います。 ◎健康医療部長(大槻裕美) 先日、救急病院の関係者とお会いする機会がありましてお話をしましたところ、やはり医師の確保が大変厳しいということは伺いました。救急病院というのは、本来救急患者を診るところなのですが、逆に、先ほどお話ししたとおり、軽症患者がふえることによって救急患者が診られないようなケースも出てきてしまうといったお話も伺いました。そういう意味では、医療を必要とする人に必要な医療が受けられる環境を整えることが私は第一義だと考えております。その意味では、参事からも答弁がありましたとおり、まずはかかりつけ医を個人個人が持ってもらう。そして、平日夜間急病診療所を利用していただくとか、あるいは県の健康相談等の電話相談を受けてもらうとかして、救急病院を軽々に利用しないような普及活動が必要だろうと考えています。また、いろいろな病院の置かれている状況というのをこれからも市民の皆さんに広く周知することも大事かなと思いますので、機会を通して今の置かれている状況などもお知らせしながら、救急病院のあり方について、市民の皆さんの理解が図られるように努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) 市民の安心安全を守るためには、救急医療というのは非常に大切なことでありますので、ぜひこれからも行政として指導をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(石倉稔) 私から1点だけお聞きをいたします。176ページ、4款1項10目、公害対策事業に関連をして、確認の意味も含めてお聞きしたいと思います。2月の下旬ぐらいの新聞記事ですか、PM2.5の太田市の数値が公開され始めました。太田市での観測ポイントはどちらになりますか。 ◎環境政策課長(石川光昭) 太田市立中央小学校でございます。 ◆委員(石倉稔) では、このPM2.5はいつから観測されているのか、観測機をいつから設置しているのかお聞きします。 ◎環境政策課長(石川光昭) 設置については11月上旬と思われますけれども、11月15日から測定を始めまして、3月3日までですけれども、数値は35マイクログラムを5回ほどオーバーしております。 ◆委員(石倉稔) 35マイクログラムは環境基準ですよね。これを5回ほどオーバーしている。では、このPM2.5の考えられる健康被害はどのようなものがあるか、確認でお聞きをします。 ◎環境政策課長(石川光昭) ぜんそくの悪化と肺がんのリスクの上昇が考えられます。 ◆委員(石倉稔) 毎日、新聞で、このPM2.5、さらには黄砂、花粉、いわゆる今3点セットと言われていますけれども、国と県が2月の下旬、3月上旬ですか、話し合いを行って基準というか指針を定めたと。これによって、今度は県と市町村が多分話し合いをしていると思うのです。群馬県の基準が国の基準よりも若干厳しく設定をしているというお話もいただきました。実際の運用基準がどのようになっているかお聞きをします。 ◎環境政策課長(石川光昭) 群馬県につきましては、3カ所の測定地点の数値が、午前5時から7時までの3時間で平均値が85マイクログラムを超えた場合については、当該測定の日平均が70マイクログラムを超えると想定いたしまして、注意喚起ということで群馬県が発令します。注意喚起をした場合は、当環境政策課にファクスが入りまして、その後は庁内広報と消防本部、学校教育課、児童施設課、太田市運動公園、新田文化会館、藪塚本町社会体育館にファクスを送りまして、それで周知をしていただきます。そして、幼稚園、保育園、小中高等学校につきましては、県の環境保全課より直接ファクスが入ります。 ◆委員(石倉稔) 月曜日の新聞だったと思うのですけれども、一瞬だったかと思うのですが、前橋が100マイクログラムを超えた。月曜日の新聞ですから日曜日の数字です。ただ、日曜日はすごく風があったので、そんなに心配はなかったのかなと思うのですけれども、100マイクログラムを超えたということによって何か県からアクションはあったのですか。 ◎環境政策課長(石川光昭) 現在のところ、連絡等はありません。 ◆委員(石倉稔) もう1回確認で、私が一番心配なのが、やはり子どもと高齢者です。子どもについては、県から保育園、幼稚園のほうにいろいろな部分で連絡がいくというお話なのですけれども、これは間違いないですか。 ◎環境政策課長(石川光昭) 間違いございません。 ◆委員(石倉稔) 私もきょう実は気がついたのですけれども、太田市のホームページにこのPM2.5のリンクが張られていました。これはいつからですか。 ◎環境政策課長(石川光昭) 3月7日に会議があった後だと思います。 ◆委員(石倉稔) 所管ではないので、済みませんでした。  やはり国と県が話し合いをしていて、県と市町村が話し合いをしているという部分では、県は県で国よりも重い指針を定めた。太田市として今後どのような取り組みをしていくのかなと、これは非常に市民の方も関心を持っている部分でありますので、太田市として今後考えている何か対応がありましたらお聞きします。 ◎環境政策課長(石川光昭) 今後も県と協議しながら考えていきたいと思います。 ◆委員(石倉稔) 最近の数字を見ていてもそんなに高くないものですから、余り過敏になる必要はないのかなという気はするのですね。ただ、何度も申しますけれども、子どもとお年寄りの健康被害が非常に心配だなと思いますので、そういう部分では、迅速な対応をぜひとも市サイドからもいろいろ広報していただければと思います。最後にコメントをお願いします。 ◎環境政策課長(石川光昭) PM2.5につきましては、今後も市民の皆様に周知するように、さらにホームページ等にアップいたしまして研究していきたいと考えております。      ◎ 休     憩                                      午前10時53分休憩 ○委員長(川鍋栄) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時15分再開 ○委員長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(川鍋栄) 先ほどの水野委員の質問について、橋場課長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 先ほど水野委員から、指定ごみの袋の重量ということでご質問いただきました。これにつきましては、燃えるごみのごみ袋の関係で回答させていただきます。45リットルのレジ袋1枚が26グラム、45リットルの平袋が27グラム、30リットルのレジ袋が17グラム、20リットルのレジ袋が14グラムでございます。平成23年度の売上枚数で計算させていただきますと、売上総数で262トンとなります。この関係で、ステーションにお持ちいただいた排出された可燃ごみの袋の計算をさせていただきますと、95.8トンということでありますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(川鍋栄) 水野委員、よろしいですか。 ◆委員(水野正己) そうすると、可燃ごみの指定袋が262トンの可燃ごみになっているということになりますね。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) そういうことになります。 ◆委員(水野正己) わかりました。それで、関連して伺いますけれども、ステーション回収ではなくて、直接清掃センターに搬入されている可燃ごみの重量はおわかりになりますか。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) 袋の量ではなくて、総体的なごみの重さということでよろしいでしょうか。2万790トンでございます。 ◆委員(水野正己) 2万790トンが清掃センターに直接搬入される可燃ごみの重量ですね。これは事業系も入っていますね。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 私のほうの所管でございますので答えさせていただきます。これは直接ですから、事業系のものも含まれてございます。 ○委員長(川鍋栄) 執行者側の答弁は、皆さん勉強をしてきていっぱい話したくなってしまうのはわかるのですが、簡潔明瞭にお願いをしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(本田一代) 180ページ、リサイクル推進事業、同僚委員が細かいこと、そして検討するというところまで行ったのですが、もう一押ししたいと思いますので、副市長にお尋ねをいたします。3月に入って、また紙の取引値段がキロ3円まで下がったと言う市民に会う機会がここのところとても多いのです。そうすると、そういうところで、ぜひもとへ戻すように、6円から8円、2円でも年に10万円違うよということを聞いてまいりました。この市民要望の多い8円に戻すという確約はいかがでございますか、副市長にお尋ねをいたします。 ◎副市長(清水計男) 資源ごみの回収については、本当に地域の皆さんにご協力いただいて、地域で全て回収すると。それで地域のコミュニティーの醸成にも役立ってもらいたいということで、市長の政策であったわけであります。6円にした経過についても、議会で議論させていただきました。今、紙の値段が下がっているということも、市長も当然承知であります。所管のほうでも、先ほど担当部長からお答えしたとおり、前向きに検討するということであります。私のほうからしますと言うわけにいきませんので、この問題については、委員会が終了後、市長とよく協議して、その要望に応えられるような方向性を出してみたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(本田一代) 今のはそれで結構です。  これも関連ですけれども、私は、住民ですから、1年間資源ごみの回収の地域のお手伝いをさせていただきました。日曜日も半日受け入れ現場にいました。そして、業者の方ともお話をいたしました。ちょっと量が少なかったので業者の方にお尋ねをいたしましたところ、1年間様子を見ます、だけれども、ここの地区は来年は来ません、なぜかというと、自分たちにも生活がかかっています、少ない量だと、2トン車で来るので日曜出勤、そしてここの地区に来るのに月1万円ずつ赤字です、だけれども、1年間はしようがない、様子も見ましょうという社長の判断で、12万円の赤字は覚悟でやっております、区長、来年からは来られませんと。区長も総会で、どうしたらいいでしょうかということを住民に訴えていました。
     私たちは、これから高齢化になります。本当だったら戸口に取りに来るというのが一番ベターなのですけれども、せめて集会場までは持ってきてくださいということで取り組んでおります。ある地区では、業者と一緒に、業者の車で戸別訪問しているところもあります。ある地区では、登録団体が2つあるので、それを1つにして年何回というふうにまとめて業者に来てもらうようにしていますということも言っております。ある地区では、登録団体が幾つかあるので、分捕り合戦と言ったらあれですけれども、ここの団体にうちは出すからというようなことで、やはり1回の出す量が少ないということを例に挙げられています。試行で取り組んでうまくやっているところの例とかがあったらひとつ教えていただきたいと思いますが、そのような例がございましたかお尋ねします。 ◎リサイクル推進課長(橋場真弓) ただいまの集団回収の関係ですけれども、まさにその地区、行政区、団体によってそれぞれ形態は変わりますし、回収方法というのも変わってくるかと思います。本田委員が今おっしゃいました非常に小さな団体でやっていただいているということで、回収量が少ない。赤字になるから、業者のほうで来ませんということをおっしゃっているというお話を今伺いました。確かに藪塚本町地区だけではなく、尾島のほうにもそういった形での地域があるように、私どもはこの行政回収の状況につきまして、全地域の区長に2回ほど確認をさせていただいております。状況はいかがでしょうかということでご連絡をさせていただいて、その地区地区の状況等につきましては確認させていただいております。やはり尾島も今小さい地域で団体の集団回収をされているようですので、そういったお話も伺います。今後こちらのほうで、平成25年度から行政回収を全くしなくなるということでございますので、通常につきましては、リサイクル倉庫のご利用とか民間業者のご利用をお願いしております。また、平成25年度、高齢者の収集等も考えさせていただいておるところでございますので、そういった地域に細かく方法、ご意見等を確認しながら周知してまいりたいと思います。また、高齢者収集等についても利用していただければと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 ◆委員(本田一代) これは1つ提案なのですけれども、各地区の公民館にスペースがあれば、ストック置き場を1つ置いたらどうかとか、軽トラの中古でもいいから1つ買いたいねとか、そのようなことでこの予算書を首っ引きで見たところ、1%まちづくり事業というのがいつも6,000万円あるのですけれども、3,000万円ぐらいだということで、今回の3月補正でも2,600万円戻しております。こういうところでも活用できるのかなという感じがしたので、ストック置き場を半分助成するとかそのようなものでも進められるのかなと。  それで、これのすごくいいところは、年寄りが集まってきて世間話を3時間しました。誰が一番に越してきてどういうふうなのでというので、本当に話をしていて飽きないのです。それで、そういう人もまた知っていることを言いたい。そういうところで、ああ、これは文化の継承なのだなと。天気のいい日などはお茶を飲みながらそういうところで交流ができるのではないかなと。この事業は私は進めていくべきだと思うのですが、そういう中で、困っているところにももうちょっと集めやすい政策を取り入れていただけたらと思いまして、副市長にお尋ねします。 ◎副市長(清水計男) 本当にいいお話をありがとうございます。やはり地域コミュニティーの醸成と、地域にそれなりの金銭が戻ってきて、地域活動に役立っていただきたいというのがこの本旨であろうと思っております。始めたばかりでありますので、今、本田委員からお話のあったことはもちろんのこと、さまざまな問題が出てくるのだろうと思います。ただ、物量的に、倉庫だとか軽トラをどうのこうのというのは、行政区全てということになってきますので、その辺もあわせて大きい課題として、所管のほうでもちろん検討は始めていると思いますので、ぜひまた何かの機会にそういった地区のいろいろな実情をお話ししていただいて、これの推進に役立てたいと思っております。ぜひ今後とも温かい目で見守ってほしいと思います。 ◆委員(本田一代) 次は、太陽光発電について、488ページ、これに関連をいたしまして、庁舎の発電は自給自足ですが、特別会計で一般財源へ繰り出しが明快にされます。メガソーラー等の発電の利益は、エアコンなどの電気代にという答弁がありましたが、市民との懇談を予定している議会にも使い道などをお諮りいただければと思いますが、副市長のご判断をお願いします。 ◎副市長(清水計男) 過日の総括質疑の中でも議論がなされております。市長の答弁になりますけれども、繰り返しますが、一般会計に入れるということでありまして、究極は使途の制限はないということであります。ただ、今お話ししたように、太陽光を使って、それから利益を得たものを一般会計の中に入れて使うというのは、例えばエアコンだとかそういうものという話の中での過程はあるのだろうと思いますけれども、ただ、この中で特化してここに充当したという予算上の措置はなされていないということが実態でありますので、ぜひその辺もあわせてご理解していただければありがたいと思います。 ◆委員(本田一代) 9月から市民との懇談を議会も予定しております。何に使っているのだと言われた場合に、こういうようなことに使っているのだよと、行って話します。また議論しますというのではなくて、そこで答えられるような使い方をぜひしていただきたいなと。そのときには、議会も一緒に話をしたのだよということを話したいと思いますので、そこのところは要望でお願いします。 ○副委員長(大川陽一) 質問させていただきます。166ページの母子保健事業の電算委託料、乳幼児健診新システムをまず質問させていただきたいのですが、このシステムは新しいシステムということで、全国的にもデジタルでは初めてかなと思うのですけれども、健診、特に発達障がいに関する健診の様子とこのシステムとの整合性というのでしょうか、どのような整合性があるかお伺いします。 ◎健康医療部参事(池田静江) 乳幼児健診の新システムでございますけれども、健診等の内容、それからお母さん等の問診、アンケートによる内容等々を集積するわけでございますが、その中で特にお母さんが心配されていることとか、健診等で実際保健師等が見ていて心配というか、どうかなと思うようなところ等を、そのシステムを含めた形で分析いたしまして、支援につなげていきたいというものでございます。 ○副委員長(大川陽一) 3月10日の新聞報道で、5歳児健診を県の医師会がいろいろな形で推奨していると。既に昨年もそうなのですが、国では5歳児健診をぜひやってほしいということが言われておりますが、本市においてのお考えはいかがでしょうか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 5歳児健診につきましては、国でも検討しているところでございます。本県におきましても、平成19年に藤岡市等が県のモデル事業で実施しております。その中で、発達障がいの早期発見、早期療育に有効であるというような厚生労働省の研究班の報告もございますが、研究の結果、専門医の確保とか、その後のフォロー体制、そういうところにさまざまな課題があると指摘されております。本市におきましても、児童精神科医師なり心理相談員なりの専門医等の人的なパワーがなかなか難しいという現状でございます。 ○副委員長(大川陽一) 3歳児ですとわかりづらいというか、なかなか診断しづらいというのも多分あると思います。それとまた、グレーゾーンの方も相当いると思います。そして、5歳児ごろになってやっと診断がつくのかなと思うのです。3歳児では、多分もうちょっと経過観察してみようというのが一般的な診断かなと思うので、やはり5歳児はどうしても欲しいかなと思うのですけれども、ただいま池田参事から5歳児健診をするにはというお話がありました。それを細かく金額に直すとどういう金額になりますか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 健診につきましては、医師の確保、心理相談員等の確保、健診にかかわりますスタッフ、それから通知等で、大体400万円程度かかるかなと思われます。 ○副委員長(大川陽一) その400万円を捻出するには、何か上手な方法はないのでしょうか。 ◎健康医療部参事(池田静江) 金額的なものよりも、むしろ人的なもので、今は4カ月と1歳6カ月と3歳児健診をやっているわけですけれども、診察をしていただく医師の先生方は休憩時間を利用して対応していただいておることもございます。医師の確保が大変難しいかなと思われます。 ○副委員長(大川陽一) 私が金額と言ったのは、医師の費用も全て含んだフルコストで知りたいのですが。 ◎健康医療部参事(池田静江) 具体的には、医師が健診をやりますと1カ月6回、保健センターで3日、外の3保健センターで1回ということになります。概算でございますが、医師確保なり、スタッフについて300万円ほどかかる。それから、その通知なりの費用に100万円ほどかかるというような計算になるかと思います。 ○副委員長(大川陽一) インターネットでちょっと見ましたら、船橋市も1,500万円前後かかるということです。やはりかなり金額はかかるのですけれども、県のほうにそういったものを働きかけるということも必要かなと思います。と申しますのも、早期発見をすることによって、成人になったときの対処法が全然違うわけですね。教育委員会も来ていますけれども、特に9歳の壁というのがあって、そこまでに発見しないと2次障がいが発生すると言われています。そういうこともあって、5歳児健診というのは重要かなと思います。部長に5歳児健診の今後についてお伺いします。 ◎健康医療部長(大槻裕美) 発達障がいの関係でありますが、私どもは新年度から新しい健診システムを導入して、まずは早期に支援ができる体制を組んでいきたいと考えております。今、委員がご指摘のとおり、5歳児健診の必要性というのも十分理解をしております。したがいまして、今後5歳児健診、先ほど参事が申しましたとおり、医師、医師会との関係もありますので、そういった団体との協議も含めながら、ひとつ検討してみたいと思います。よろしくお願いします。 ○副委員長(大川陽一) 発達障がいの関係で、例えば保護者が気軽に同じ悩みを持っている人たちとの交流というのですか、これが非常に成果を上げていると聞いております。また、そういう研修をする機会も非常に効果を上げていると。ということは、どういうことかというと、そういう場所が必要であるということを私は申し上げたいのですが、そこで、その場所はどこかにないでしょうか。 ◎健康医療部長(大槻裕美) 保健センターは、例えば特定の団体が占有してしまうということはまずいかと思うのです。また、スペースの問題もありますので、なかなか特定の団体に貸し出しすることは難しいのですが、委員がお話ししたとおり、勉強会とか研修会だとか、そういう会場としてご利用いただく分には全然問題ないと思いますので、あとは施設のほうと相談をしていただいて、あいている時間を調整していただければ大いに利用していただきたいと思っています。 ○副委員長(大川陽一) きのうも副市長からも保健センターではそのようなお話をいただきました。ただ、そういうやりくりをしていただくということは非常に私も感謝しております。副市長、その辺、一言お願いいたします。 ◎副市長(清水計男) 発達障がいの問題でありますけれども、今、議論を聞いていて、本当に5歳児健診というのは必要なのだなと改めて感じております。この問題については、県当局とも所管のほうで協議はさせてみたいと思っておりますし、では、その後、発達障がいの保護者の方たちを交えてどうしていくのかということです。それについては、いろいろな話、コミュニケーションもあるでしょうし、医師あるいは専門家からの指導もあると考えられますので、総体的にそういった場所が常時確保できるかできないかというのはまた別の問題として、やはりそういう場づくりはしなくてはならないだろうと思っております。障がいを持っている親たちの団体の拠点も幾つか市長の施策でやっております。同じように今後とも考えていく必要はあるのかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(伊藤薫) 4款衛生費、170ページ、エコハウスの関連で確認の意味でお聞きをいたします。エコハウスにおきましては、城西の杜、それから北部運動公園のエコハウス、2つ存在しておりますが、これは補助金でつくられているものであります。これは国の事業でありますので会計検査等でチェックが入ると思いますが、補助金をもらっている状況の中で内容的に違いがないか、そしてまた、そういう変動の中で目的外の使用にならないのか、こういう観点でお聞きをいたしたいと思います。 ◎環境政策課長(石川光昭) 城西の杜のスーパーエコハウスにつきましては、平成16年度の補助事業でございます。それと、北部運動公園のエコハウスについては平成21年度の補助事業でございまして、目的外使用という話がございましたけれども、そういったことはございません。 ◆委員(伊藤薫) 次に移ります。企業会計で、水道事業関連でお聞きをいたします。最近のニュース等でもご承知だと思いますが、笹子トンネルの事故が起きて以来、老朽化した施設等の見直しが全国的に今叫ばれております。そうした中で、水道施設の中で今エタパイの布設がえが計画的に進んでいることは承知しておりますが、水道施設の場合は土の中にあるためになかなか発見することが難しいと考えております。そこで、なかなか発見することが難しい中で、今、送水管、導水管、配水管の耐用年数というものがあると思いますが、何年かまずお伺いいたします。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 配水管、導水管、送水管ともに、材質にもよりますが、通常40年と考えております。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、法律的には更新しなさいという法律はないのですけれども、今、耐用年数を聞きましたが、太田市内で東金井浄水場、利根浄水場、渡良瀬浄水場の送水管、導水管、配水管を布設した年月日等々を教えていただけますか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 渡良瀬浄水場の送水管は昭和62年、利根浄水場の送水管は昭和50年となっております。 ◆委員(伊藤薫) もう1つ、東金井。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 東金井は現在使っておりませんので、直接金山配水池のほうへ送水をしております。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、私の古い調べの中では、昭和13年に配水管、金山の水道山ですか、これは現在あるわけです。だけれども、東金井浄水場におきましては、今、渡良瀬浄水場に使っているわけですね。第1、第2、第3の水源地があって、それが1つの東金井浄水場ということで、水道山に送っていた経緯がありますよね。それを今、渡良瀬のほうに送っている中で、まだその布設がえをしないで前の管は使っているということで理解するのですけれども、そうではないのですか。新しく送る管は埋設したのですか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 渡良瀬浄水場が昭和62年から昭和63年にかけましてつくられまして、それにあわせた形で、800ミリの送水管が東金井浄水場を通らずに金山配水池に浄水を送っております。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、今のところはかなり古い管が現在存在しているという理解でいいのですか。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) 渡良瀬浄水場第1、第2、第3水源地から当時は東金井ポンプ場へ送ったということだったのですけれども、昭和62年に渡良瀬浄水場ができたときに、新たに今50号沿いを通って、経路は東金井のほうを通過しまして金山城址線を通って、水道通りを通って金山配水池へ送られているのです。旧東金井ポンプ場について、途中から経路が変わってしまったわけですけれども、そのところの旧配水管の撤去ということは聞いておりません。現在、旧配水管は使っておりませんので、そのまま埋設という形になっております。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、古い管は使っていないということですか。そういう理解でいいですね。それはそれでいいと思います。ただ、給水管においても、最近、西部工業団地の配水管が破裂した事故がありますよね。西部工業団地のタンクのところ。そうした事故もあったわけですけれども、給水管、導水管、配水管等におきましては、多分改修とか新しく布設がえ等々も行われていないのが現実だと私は思うのです。そういう観点からしますと、今、古い管にしろ、建物にしろ、いろいろな面で地震対策とか問題が非常にクローズアップされている中で、この問題については、すぐ取りかえるということはかなり難しいと思うのですが、ただ、管の重要性から見ると、非常に大きな被害をこうむるということが前提にあるわけです。ですから、この辺の今後の考え方、そのプロセスがわかれば教えていただきたい。 ◎水道工務課長(津久井準一郎) ただいま委員がおっしゃった管、また施設の更新のことについてですけれども、耐震診断等をおととし行いまして、去年耐震化計画と、今年度アセットのほうを組んでおります。また、アセットにつきましては、予算と耐震化計画とをかみ合わせて、随時、30年か40年の形で整備というか更新をしていく考えでおります。ですから、できるだけ早く更新は行いたいと考えておりますが、予算との絡みを考えましてアセットという形で、資産管理ですけれども、それを念頭に置きまして、老朽管、耐震管の更新を進めていきたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) ですから、利根浄水場にしても38年たっているわけです。耐用年数40年となれば、もうそろそろそういう計画を持ってやっていくことが必要だと私は思っているのです。だから、ここであえて質問するのですが、こういった機会、今いろいろな面で全国的にもクローズアップされている中での水道管そのもの、給水管については計画的にやっていますけれども、そういったもとの管がなかなか土の中で見えないものですから、地震などが来れば、耐用年数を過ぎていれば甚大な被害になると思うのです。ですから、そういうプロセスをこれから示していただきたいと思っておるのですが、局長の意見をお願いします。 ◎上下水道局長(竹内信一) 本当にありがとうございます。笹子トンネル、大震災、それから最近はインフラの老朽化が指摘されております。まことに時宜にかなったご質問かと思います。幸いになのですが、私どもの先輩たちが努力をしてきてくださったおかげで、今95%ぐらいは、健全管という言い方をしておりますが、耐用年数の中に入っております。ですから、残りの5%分については石綿セメント管の布設がえを中心にいたしまして、計画的に更新をしていきたいと思っております。 ○委員長(川鍋栄) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(川鍋栄) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午前11時54分休憩 ○委員長(川鍋栄) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                          午後1時再開 ○委員長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 5款労働費〜7款商工費に対する質疑 ○委員長(川鍋栄) 次に、5款労働費から7款商工費までについて審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(宮沢まりこ) 6款農林水産業費、194ページ、6款1項4目園芸振興費、説明2地産地消普及促進事業について伺います。来年度は、どのような計画で行っていくのでしょうか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 地産地消普及促進委託料でございますが、これにつきましては、市内の農産物を広くPRいたしまして利用促進を図ること、農産物の即売会あるいは試食会、料理講習会の実施、それから加工の関係も含めて行うことと、ブランド化の関係についても進められればと考えてございますので、よろしくお願いします。 ◆委員(宮沢まりこ) ぜひ、太田市のものを広めていただければと思います。  次に行きます。210ページ、7款1項5目、説明4観光振興団体等支援事業について伺います。その中の太田市観光PR事業補助金の内容を教えてください。 ◎産業環境部参事(倉林栄) このPR事業の補助金ですけれども、主に商工会議所が主体となっております。呑龍市が年2回開催されておるのですけれども、その呑龍市の開催のための補助金でございます。 ◆委員(宮沢まりこ) 太田市内にあるゴルフ場のPR事業については、どの部分をこの説明4観光振興団体等支援事業の中で行っているのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) この項目で申し上げますと観光客誘致対策事業負担金、この部分がこちらのゴルフ場協議会へ負担金で出している内容でございます。 ◆委員(宮沢まりこ) 観光客誘致対策事業負担金ということでゴルフ場のほうに出されているということなのですが、その事業内容を詳しくお願いいたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) この事業は、太田市のゴルフ場連絡協議会という組織された会がございまして、この会の組織は双葉ゴルフ場、鳳凰ゴルフ場、上武ゴルフ場でございますけれども、その中に総事業費として年間160万円があるわけでございますが、そこに毎年その一部としてうちのほうの負担金を出させていただいております。主な内容といたしましては、観光案内板の設置のため、それと管理業務、ゴルフ雑誌等の広告掲載、あと多くは、北関東自動車道が開通したこともございまして、看板設置の費用もこの中の補助として出させていただいております。 ◆委員(宮沢まりこ) そうしましたら、ゴルフ場の利用人数を来年度はどのように見込まれているのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 私どもは、現在の段階では利用見込みは具体的に把握していなくて申しわけないです。 ◆委員(宮沢まりこ) ゴルフ場利用税交付金の歳入の部分が今年度より減っておりまして、今年度観光客誘致対策事業負担金が来年度同額の予算になっているのですが、来年度はどのような対策を考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) この負担金の大きな事業支出の中で、北関東自動車道ができた道路上に看板の設置、これが結構高額な費用がかかると伺っておりますので、その費用の補填もあわせまして、平成25年度もまた同じ数字で予算措置をさせていただいたのが大きな経過でございます。 ◆委員(宮沢まりこ) ゴルフ場利用税交付金で見させていただいているのですけれども、来年度の利用見込みが減になっているのではないかなと思いまして、それを見込んでいるのであれば、来年度同額の予算がついていますので、さらに内容を検討していただいて取り組んでいく必要があるのではないかと思うのですが、考えをお願いいたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 私どもでこうやって補助している1つの大きな目的は、もちろん税収もありますし、また、他県からお客様が来ていただければゴルフ場の使用料ですとか、またお金を落としていただける、そういう経済効果もあるのはもちろん承知しております。税収のほうは今数字を私ははじいていないのですけれども、もちろん税収も同じように上がっていければと願いを込めまして、引き続きこういった助成をさせていただきたいというのが私の考えでございます。 ◆委員(宮沢まりこ) 次に行きます。同じ説明の中の観光協会運営費等負担金についてなのですが、内容を伺います。 ◎産業環境部参事(倉林栄) これは太田市観光協会に対します運営費の補助でございます。 ◆委員(宮沢まりこ) 太田市観光協会への補助金ということなのですが、今年度はどのようなことに取り組んでいたのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 観光協会の事業主体としましては、主に大きな事業があるわけでございますけれども、毎年行われています関東菊花大会、それと大光院で行われています山野草展及びさつき祭、やぶ塚かかし祭り、主にねぷたまつりのほうも、実行委員会はありますけれども、そこにも協賛させてもらっていますので、太田市の大きなイベント事業については、大体観光協会のほうで一応支援をさせていただいている。内容はそういうことでございます。 ◆委員(宮沢まりこ) 私が伺ったところ、スカイツリーのソラマチでも太田市のPRをされているということなのですが、どうでしょう。 ◎産業環境部参事(倉林栄) スカイツリーの誘客に向けての直接な関与といたしますと、太田市ほか東武鉄道沿線の6市の協議会がございまして、そこの協議会の中で東武鉄道が、今回こういうことでやるのだけれども、誘客に向けて、各自治体のほうでPRのイベント等を開いたらいかがでしょうかというときには、もちろん観光協会の中から一応負担させていただいて、そちらのほうへ出向いてPRさせていただいているという経過はございます。支援としては観光協会のほうからもやっているということです。 ◆委員(宮沢まりこ) そのPRは太田市のどんなところをPRされているのでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) もちろん太田市のパンフレットを何部かつくっておりまして、太田市全体の名所旧跡のパンフレット及びヤマトイモを初め、産地の関係ですとか物産の関係、それと藪塚の温泉関係とか、そういったパンフレットを置かせていただくように、また、来ていただいたお客さんにそういったものを配布して、ぜひ誘客に向けてということで対応はさせていただいております。 ◆委員(宮沢まりこ) 太田市内にはさざえ堂を初め、さまざまな有名な観光名所がありますので、ぜひ今後ともPRをしていっていただけたらと思います。  次に、関連してですが、金龍寺前のトイレなのですが、この金龍寺前のトイレはどちらが管理されていますでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 私ども商業観光課の所管でございます。 ◆委員(宮沢まりこ) その金龍寺前のトイレなのですが、現在トイレの管理状況はどのようになっておりますか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 業者の方に委託をかけて、委託費の中で年間で管理をしていただいているというのが現状でございます。 ◆委員(宮沢まりこ) 業者の方に頼んでいるということなのですが、どれくらいの頻度で掃除をされているかおわかりでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 実際、金龍寺につきましては、とうもうさわの寮の方にこの場所については委託清掃をお願いしております。これは定期的に、毎日は行かないでしょうけれども、現場を見ていなくて申しわけないのですが、現状の中では適宜、月に何遍か行ってもらうというふうになっておりますので、いつもきれいになっていると思います。 ◆委員(宮沢まりこ) その回数ですが、週に1回来てもらっているということなのです。日にちは月曜日に来ていただいているそうです。ほかには、金龍寺で行われている参禅会の方たちが日曜日にお掃除をしていただいているということなのです。とうもうさわの寮に頼んでいるということですが、混雑する時期にも同じ回数なのでしょうか伺います。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 清掃しているとうもうさわの寮の方から、例えば問題点があればすぐ連絡が入って、うちのほうで現場確認をしておりますので、混雑時にもし予想される以外に何か不測の事態があれば、すぐ対応はうちのほうでしております。 ◆委員(宮沢まりこ) ぜひそうお願いしたいのですが、昨年、紅葉の時期に私が見たときに、観光バスが数台来ておりまして、特に女性用のトイレなのですが、行列ができていました。観光客が多い時期には清掃を頻繁に行ったほうがいいと思うのですが、さきほど随時したいとおっしゃっていただいたのですけれども、この意見を込みで考えを伺います。 ◎産業環境部参事(倉林栄) この後、もちろん連絡を受けて行くだけではなくて、やはり業者の方に、そういった清掃の関係の内容等をよく把握しながら、また、私どものほうもお願いする形をちょっとふやしていきたいなと考えておりますので、ことしもよろしくお願いいたします。 ◆委員(宮沢まりこ) 次に行きます。204ページ、7款1項2目商工振興費、今年度おおたイルミネーション2012の取り組みについてなのですが、都市建設委員会協議会で報告を受けました。再度、簡略にご報告をお願いいたします。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) この事業につきましては平成21年度から実施しておりますが、昨年といいますか、2012につきましては、11月3日土曜日からことしの1月14日まで73日間の開催でございました。開催時刻につきましては午後5時半から午後10時まで、それと11万5,000人の来場者数があったということでございます。 ◆委員(宮沢まりこ) その中で、地元石橋町商工会がイルミネーション時に行ったサービスがあるかと思うのですが、内容はどのようなものでしたか、ご説明をお願いいたします。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) 私どもが捉えているこの事業につきましては、地元の石橋町商工会がイルミネーションの開催にあわせて独自に行った事業というふうに聞いております。 ○委員長(川鍋栄) 宮沢委員、これは8款のほうがいいかなということです。イルミネーションというとそうなってしまうのでしょうけれども。
    ◆委員(宮沢まりこ) イルミネーションの中で石橋町商工会の取り組みがあったということなので、その内容は担当ではないでしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) イルミネーションに来ていただいた方が、有料の500円の駐車券を持って行けば、石橋町商工会の中で、お飲み物ですとか簡単なものをサービスしてくれるお店が5店舗という話を聞いております。 ◆委員(宮沢まりこ) とてもいいサービスだと思うのです。イルミネーションに来たお客さんがイルミネーションだけではなくて、太田市の商店街とかにもお金を落としていっていただけるということは、とてもいい取り組みだと思います。市としては、活性化を目指す商工会へ今後どのような支援を展開していくご予定でしょうか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 石橋地区におかれましては、芝桜、イルミネーションという北部運動公園が近いということもありまして、地区の会長もかなり熱心で、今年度もまたこういったサービスを続けながら、もっと幅広くこの利用を、またもう少しお店が募っていただくようにという話は聞いておりますし、うちのほうも地区の商工団体の運営費等も石橋町商工会には一応出させていただいておりますので、活性化のためにもこういった事業を展開しながら、頑張っていただければと考えておりますので、応援をしております。 ◆委員(宮沢まりこ) 市街の中心地にもぜひお客さんが来ていただけるような取り組みも考えていっていただけたらと思います。最後に部長、意気込みのほうをお願いいたします。 ◎産業環境部長(石川泰一) 今回、3月補正でお世話になったプレミアム金券、これも商工振興連合会という商業団体グループが主体となって、これから3月20日に売り出しますけれども、そういったものを含めて地域の商店街が活性化できるような方策、委員からもバルであるとか、よその市の取り組みというのもいろいろご教授いただいていますので、可能な限り有効性を加味しながら手を入れていきたいという意気込みでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(大島正芳) 192ページ、道の駅についてですけれども、オープンして1年が経過します。売り上げ、入場者についてはどのように推移しているのか最初に伺います。 ◎農政部副部長(橋本利明) 道の駅につきましては、昨年3月30日にオープンいたしまして、最初は新規開店ということもありまして非常に人気がありました。4月の売り上げにつきましては4,275万4,852円ほどありまして、農産物の即売コーナーのレジ通過者ということでございますけれども、3万4,515人ございました。その後につきましては、皆さんの道の駅への足が若干遠のきまして、本年1月までは売り上げあるいは集客の人数が下降した状況でありました。ところが、若干でありますけれども、2月から売り上げ増、それから入り客も若干伸びているという状況でございます。 ◆委員(大島正芳) 売り上げ、来場者ともに余り芳しくないような気もしますが、来場者や市民の声についてはどういった要望等があるか把握しているか、また、今後、市として対応するにしても指定管理者とのコミュニケーションというのは必要かなと思うのですけれども、その点についてはどのように考えているのかお伺いします。 ◎農政部副部長(橋本利明) 要望につきましては道の駅にアンケートの箱がありまして、そういったものにアンケートを入れてもらうとか、あるいは来たお客様が直接道の駅の窓口で言っていただくということの中で誘導看板、あるいは施設の看板の設置、道の駅のランドマークタワー的なものがあったらいい、あるいは道の駅に暑いときに来て、何も木陰がないものですから、そういった木陰の設置の要望等がございました。また、中には、一部でありますけれども、ケータリングの料理の値段、提供価格が高い、それから野菜の値段が高いというものもありました。それと、指定管理者との意見交換なのですけれども、毎月定期的に道の駅の関係につきましては協議をさせていただいているところでございます。 ◆委員(大島正芳) 道の駅の看板についてなのですけれども、開設当初よりずっと要望はあったと思うのですが、今の現状はどのようになっているのか教えてください。 ◎農政部副部長(橋本利明) 看板につきましては、誘導看板が、354号線の安養寺のところにつきましては、伊勢崎方面から太田に向かって1カ所と消防署の入り口のところに2カ所、それから庁舎のほうへ入っていって消防署の裏に丁字路がありますけれども、そこに1カ所、それから施設の入り口のところに大きな看板、それと施設内に先ほど言いました10メートル程度の看板の設置を今しているところでございます。 ◆委員(大島正芳) 設置しているところですよね。まだ見て立っているのが余り確認されていないので。 ◎農政部副部長(橋本利明) 大きな看板だけが工事は終わっていないのですけれども、誘導看板の小さなものにつきましては、目立たなかったらちょっと残念なのですけれども、看板はちゃんと設置しました。 ◆委員(大島正芳) では、以前より十分に市民に周知できるように、看板は整ったということでよろしいのでしょうか。 ◎農政部副部長(橋本利明) はい、よろしくお願いします。 ◆委員(大島正芳) また、ケータリング車については、以前24時間営業していたようですが、今、夜間については営業していないようなのですけれども、いつごろから夜間営業中止になったのか、また、ケータリング車の台数についても以前より減っているようなのですけれども、今現在平均して何台ぐらいのケータリング車が常駐しているのか教えてください。 ◎農政部副部長(橋本利明) ケータリングにつきましては、当初道の駅の食堂のかわりということで、目玉ということでケータリングを始めました。最初は結構お客さんがいたのですが、だんだん先ほどの売り上げと同時に客足が減りまして、9月の上旬あたりから夜の営業を遠慮されてしまったという状況です。それから、今現在のケータリングの車の出店台数ですけれども、平日で3台ないし4台ぐらい、土日で7台ぐらいかと思います。 ◆委員(大島正芳) 先ほども話がありましたけれども、要するにケータリングの単価が高いと結構聞いているのです。いろいろ難しいと思いますが、その点についてはどういうふうに見解をお持ちですか。 ◎農政部副部長(橋本利明) この関係につきましては、我々応援する側、また道の駅の指定管理者側、それから経営する側もいろいろ考えている部分があるのかと思いますが、一口に高いというお客さんもいますし、まあまあだというお客さんもいますので、そこの辺のところにつきましては買っていただいて、食べていただいて、それぞれのお客さんが判断していただくことかなと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(大島正芳) このままいくとケータリングも撤退しそうな感もなきにしもあらずのような気が私はしているのですけれども、このケータリングが撤退してしまうと、食事については弁当だけの道の駅になってしまうというような気もします。そろそろ食堂とかレストランとか、そういった飲食のできる店をオープンしてもいいのではないかなとは思っているのですけれども、それについては許可とかいろいろ問題があると思うのですが、その点についてはどうでしょうか。 ◎農政部副部長(橋本利明) この関係につきましては、太田の道の駅を開設するときの目玉としてケータリングにつきましては開設していただきました。今、委員ご指摘がありました関係につきましては、今後、我々とケータリングの運営者、また指定管理者Way To The Dream等でいろいろ協議をして、我々の立場からすれば、食堂をつくるということよりはケータリングカーを応援していきたい。どうしてもそういった要望が多くなりましたら、今後研究させていただければと思うのですが、よろしくお願いいたします。 ◆委員(大島正芳) ぜひ道の駅が衰退しないように、指定管理者と執行者でよく相談をして頑張ってみてください。  では、次に行きます。200ページ、6款1項8目、県営土地改良事業等負担金1億6,929万円について、この内容について最初に伺います。 ◎農政部参事(富岡雅広) これは群馬県が事業主体で行う土地改良事業に対する太田市の負担金でございまして、6事業ございます。農地・水保全管理支払交付金、県営基幹水利施設管理事業、世良田地区土地改良負担金、県営経営体育成基盤整備事業世良田地区、国営附帯県営農地防災事業、それから県営ため池危機管理対策事業、これらの負担金でございます。 ◆委員(大島正芳) 世良田地区土地改良事業についてなのですけれども、この事業の内容及び進捗状況について伺います。 ◎農政部参事(富岡雅広) 世良田地区の土地改良事業は圃場整備でございまして、圃場整備面積が70ヘクタールございます。全体事業費は11億3,600万円で負担割合は国が50%、県が27.5%、市が17.5%、受益者が5%となっております。平成19年度に事業認可を受けまして、平成23年度から事業を実施しておりまして、平成28年度完了予定でございます。事業の内容ですけれども、農地の区画整理、農道の整備、用排水路の整備、それから滑川の排水路の改修も行います。進捗状況なのですけれども、平成23年度、平成24年度、換地設計の業務委託を行いまして、埋蔵文化財調査も行っておりまして、平成25年度から工事に着手する予定になっております。 ◆委員(大島正芳) そうしますと、この事業は、世良田行政センター周辺の豪雨時の冠水というか、滑川冠水対策も兼ねてやっている仕事なのかと聞きたいのですけれども、どうですか。 ◎農政部参事(富岡雅広) この事業は土地改良とあわせて滑川の改修工事を行いますので、土地改良のエリアの排水はもとより、世良田地区の集落内の排水も処理できるよう計画されております。内容は世良田行政センターから早川までの1.2キロ断面改修をする予定になっております。 ◆委員(大島正芳) では、この改修が済むことによって、世良田地区の行政センターのあたりの豪雨時の冠水はある程度は改修されるということでいいのでしょうか。 ◎農政部参事(富岡雅広) そのとおりでございます。 ◆委員(大島正芳) わかりました。この事業を実施する本来の目的、また事業効果についてはどのようなものになっているのか教えてください。 ◎農政部参事(富岡雅広) この区域は一部の農地を除いて未整備の農地の区域でございまして、農作業に非常に支障を来しております。そのため、地域の今言われた水害対策も含めて、用排水路の整備を行い水利機能の向上を図って、あわせて区画整理を行うことによって農地を集約し、農作業の合理化、それから農地の流動化、汎用化が図れることとなります。そういったことで農業所得の向上及び農業経営の安定を図ることができると考えております。 ◆委員(大島正芳) わかりました。  では、次に行きます。7款商工費の中で、平成25年度予算にはないのですが、平成24年度の予算の中でねぷたの保管庫について、この建物は結構高さもあり、広く立派な建物ができたわけですが、すぐ西に隣接した放課後児童クラブがあります。この2つの建物については、最初にねぷた保管庫をつくるという予定でありましたが、その後、西側に急遽放課後児童クラブをつくるというか、最初からあったものが放課後児童クラブになったわけなのですけれども、今ねぷた小屋ができたおかげで、隣の放課後児童クラブが結構陰になってしまっているというか、余り芳しい状態ではないということで放課後児童クラブから行政に苦情等はありませんか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 直接私は伺っていません。ただ、建設の段階の着工する前に立ち合いで、一応このくらい離すという形で両者とも確認をとりながら、また、建物が建ってからも確認をとっておりますので、私どもは聞いておりません。 ◆委員(大島正芳) 私のところには結構苦情が来ているのです。当初、日陰になってしまうので、できれば少し考えてくれと言ったのですけれども、どう見てもちょっとそれは難しいかなとは思ったのですが、できれば放課後児童クラブの関係者にもある程度説明をして、納得していただけるようなご配慮をいただければなと思うのですけれども。 ◎産業環境部参事(倉林栄) また同じことを申し上げて申しわけないのですけれども、その辺は建設のときの関係で、両方に話はさせていただいて了解を得ていると私は解釈したものですから、今のところ本当に申しわけございません。これもまた、説明の必要があれば伺いたいと思っています。 ◆委員(大島正芳) では、とりあえず放課後児童クラブのほうもある程度は納得をしているということでよろしいのですね。はい、わかりました。 ◎産業環境部参事(倉林栄) そのとおりです。 ◆委員(大島正芳) では、この保管庫についてなのですけれども、保管庫の活用方法については、当初考えているのは、例えばねぷたの太鼓の保管とか、それのみだったと思うのですけれども、ここの保管庫については、組み立てとかそういうのはする予定はあるのかお知らせください。 ◎産業環境部参事(倉林栄) この建物ですけれども、太鼓ほかねぷたももちろん収納できるような形で、建物を建てる前に現存の建物の中のスペースを考慮いたしまして、ただ、スペース的にぎりぎりにうまくおさまるような形での面積ということなものですから、中で作業するのには出して、その出したところで作業するという形になっておりますので、あくまでも保管がスペース状態ということでございますので、ご理解いただくようお願いします。 ◆委員(大島正芳) この保管庫を利用する団体については10団体以上と聞いているのですけれども、ことしのねぷたまつりから利用するわけですが、利用者同士のコミュニケーションはできているのか。 ◎産業環境部参事(倉林栄) これから引っ越しとか作業をさせていただきますので、そのときにはどういった手順でやるかという形をこれから詰めていく段階でございますので、お願いします。 ◆委員(大島正芳) これからということですね。わかりました。この保管庫の利用については、当初はねぷたまつりの前後に集中すると思います。広さも結構あるのですけれども、10団体が利用することにより、十分連絡をとり合って有効に利用できればと思いますので、そちらのほうの指導はよろしくお願いいたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) もちろん、ことしの8月のねぷたまつりの前までにはスムーズにできるように調整を図りますので、ありがとうございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 192ページをお開きください。6款1項2目農業総務費の4番の農業経営拡大促進事業についてお聞きいたします。農業経営拡大促進事業ということですけれども、この事業の内容を教えていただければ幸いです。お願いします。 ◎農地計画係長(吉田道宏) この事業ですが、地域農業の担い手であります認定農業者の経営規模の拡大を支援する目的で、農地の借り手、それから貸し手に対して補助金を交付し、認定農業者への農地の流動化、また集約化を図るものであります。 ◆委員(岩崎喜久雄) この補助金の内容がわかりましたら教えていただきたいのですが。 ◎農地計画係長(吉田道宏) 初めに、認定農業者農用地利用集積促進奨励金ですが、利用権設定を行った農地の借り手に対して補助金を交付するものです。県が2分の1、市が2分の1の負担となります。次に、農地集積事業推進支援金ですが、認定農業者が経営規模拡大を図るための側面からの支援措置としまして、農地の貸し手に対して補助金を交付するもので、平成24年度から新たに取り組んでいる事業でございます。最後に、耕作放棄地再生事業促進奨励金でありますが、耕作放棄地対策の一環としまして、平成22年度から取り入れた制度でございまして、認定農業者が耕作放棄地を耕作できる状態にし、6年以上の利用権設定を行った場合に借り手に対して支払う補助金であります。 ◆委員(岩崎喜久雄) 農業問題の耕作放棄地、全国的なレベルでも実は埼玉県ぐらいの面積が耕作放棄地であると聞いております。その辺に関しましては、すぐれた施策かなと思いますけれども、この補助金のことですが、直近3カ年の実績等がわかりましたら教えていただけますか。 ◎農地計画係長(吉田道宏) 3カ年の実績ということですが、初めに、認定農業者農用地利用集積促進奨励金につきましては、平成22年度が83人の借り手に対しまして面積が73.8ヘクタール、交付額が233万5,180円です。平成23年度が67人の借り手に対して面積が54.7ヘクタール、交付額が171万5,140円です。平成24年度につきましては37人の借り手に対しまして面積が25.7ヘクタール、交付額が124万8,040円になります。次に、農地集積事業推進支援金でありますが、こちらは平成24年度からの事業ということで、今年度が111人の貸し手に対しまして面積が55.3ヘクタール、交付額が276万7,400円であります。最後に、耕作放棄地再生事業促進奨励金でありますが、平成22年度が認定農業者2人に対しまして面積が0.2ヘクタール、交付額が3万6,200円、平成23年度が3人で面積が0.6ヘクタール、交付額が11万4,800円、平成24年度が2人で面積が0.4ヘクタール、交付額が11万1,500円であります。なお、平成24年度につきましては実績見込みということになります。 ◆委員(岩崎喜久雄) 懇切丁寧にありがとうございます。今の説明の中で自分も感じるのですけれども、この耕作放棄地問題というのは高齢化もあると思うのですが、耕作放棄地再生事業促進奨励金が年度別を見ましても、利用がかなり少ないというニュアンスであります。その要因と今後の対策等がありましたらお聞かせください。 ◎農地計画係長(吉田道宏) 初めに、要因としましては、まず耕作放棄地を借りなくても周辺に借りられる農地が多数あるということが考えられます。また、この制度への周知不足も一因と考えております。対策としましては、これまでは農業委員会の広報紙への掲載ですとか、市のホームページへの掲載という形をとっているのですが、今後につきましては、認定農業者に個別に制度のチラシを配布する等の手段を講じまして、一層の周知に努めたいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) この農地の借り手、貸し手ということです。これは最近の手法だと私は認識していますけれども、この補助金を交付することで、認定農業者の皆さんは経営の規模拡大が現実にどのように結果としてもたらされているのかちょっとお聞きしたいのですが。 ◎農地計画係長(吉田道宏) 利用権設定によります農地の貸し借りにつきましては、市全体で現在1,111ヘクタールとなりますが、このうち認定農業者への利用権設定は871ヘクタールとなり、約78.4%の農地が認定農業者に集約されていることになります。また、認定農業者の平均耕作面積は3.4ヘクタールでありますが、この内訳としましては、自作地が1.3ヘクタール、借り受け地、小作地が自作地を上回ります2.1ヘクタールとなります。本補助金が経営規模の拡大に寄与していると考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今のお答えの中で、認定農業者の平均耕作面積が3.4ヘクタールはちょっと少ないかなという感もあります。今後とも、高齢化に伴って認定農業者という制度の中で、耕作放棄地も少しずつ解消されていくかなと思います。この点について、部長、いかがですか。 ◎農政部長(岡田辰雄) 効率的な農業経営を行うためには、農地の規模拡大ということは非常に重要なことだと考えております。そうした中で農家の方々が安心して農地の貸し借りができるのが、先ほど担当のほうで説明した事業でございます。今後もPR方法をよく考えながら推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、次をお願いします。194ページの6款1項4目園芸振興費でございますが、1番産地育成対策事業、19節にあります野菜価格安定事業負担金の金額118万円ということですけれども、この内容についてお願いいたします。 ◎農政係長(金澤誠) この野菜価格安定事業でございますが、県内の野菜産地から市場に出荷した野菜の販売価格が著しく低下した場合に、あらかじめ国、県、市町村、それから全農、農協及び生産者が積み立てておきました資金を生産者に交付することによりまして、生産農家の経営安定と産地育成及び消費生活の安定を図るものでございまして、対象市場において対象野菜の平均販売価格が下回った場合に、対象出荷団体に価格差の補給金を交付いたすものでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) この項目からしまして、事業費118万円という金額は、自分は若干少ないかなというニュアンスがあるのです。この算出根拠があると思うのですけれども、その点について説明いただきたいのですが。 ◎農政係長(金澤誠) 事業費の根拠でございますが、平成22年度決算額の23万3,327円に平成23年度の決算額113万8,472円を加えまして、それにさらに平成24年度の見込み額でございます216万8,000円を足して、3年間で平均した額が118万円ということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) この算定基準の対象となる野菜があると思うのですが、その対象の野菜はどのような種類になりますか。 ◎農政係長(金澤誠) 対象野菜でございますが、JA太田市におきましては、まずイチゴ、夏秋ナス、あとシュンギクでございます。JAにったみどりにおきましては、ゴボウにシュンギク、枝豆、春キャベツと、さらにヤマトイモでございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 東日本大震災ということですけれども、世の中を震撼させた忌まわしい震災から、きのうでちょうど2年が経過したわけでございます。そういった意味で、東京電力の福島第一原子力発電所の原発事故に伴う野菜の出荷停止、そしてまた、風評被害に対する損害賠償請求ということを耳にする機会も若干少なくなってきました。風化される前に、非常に興味を持っているわけでございますけれども、損害賠償請求というのはその後どうなっておりますか、聞かせてください。 ◎農政係長(金澤誠) 福島第一原発の事故に伴う野菜、特にホウレンソウとカキナでございますが、この出荷停止と市況格差、これはいわゆる風評被害でございますが、これに関する太田市及び太田市管内農協からの請求に対する支払い状況でございますが、まず出荷停止に関しましては、請求金額が5億861万6,340円ございまして、これに対して弁護士費用が2%かかるのですが、これを含めて清算済みということでございます。弁護士費用2%を引きますと農家の手取りの額は4億9,844万4,012円ということで、請求金額の98%が手取り額でございます。また、シイタケの出荷停止に伴うほだ木の損害賠償が2件ございます。こちらも同様に請求金額の98%が手取り額ということで、2%の弁護士費用を加えますと清算済みという状況です。最後に、いわゆる市況格差の風評被害でございますが、請求金額が3億8,214万2,495円に対しまして、弁護士費用2%を含めても73%という支払い状況でございます。そのうちの農家の手取り額が2億7,329万3,169円ということで、請求金額の71%が手取り額という状況でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 目に見えないまさに脅威という意味で、この風評被害分という形の請求額に対して支払い率が低いということで、時たま新聞紙上でも見受けられるのですけれども、その理由はどういうふうな形で説明できますか。 ◎農政係長(金澤誠) この理由でございますが、風評被害に関する請求が現在も続いている、申請がまだあるという状況もございます。また、東日本大震災の発生以前の3カ年の平均価格とそれを比較しているということで、この3カ年の平均と著しい価格差が生じていないことも中にはあるということで、認められない案件もあるということを聞いております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) この原発事故の風評被害ということで、地域の農家もさんざんな目に遭ったと思われます。このようなケースが今後またいろいろな形である可能性もあるということでございます。セシウム問題は非常に長期にわたり、まだまだ解決方法においては先が長いかなと思われます。市場に出荷した野菜の販売価格が最近はちょっと持ち直しているのですけれども、著しく低下したときとか、生産農家のために、自分が以前聞いたところによりますと、農家の生産は時給70円ぐらいという話をよく伺っております。そのような中で、経営の一環として市としてもそんなふうなことの配慮の意味で、応援というか、援助していただければ幸いに思うわけでございますけれども、部長、一言お願いいたします。 ◎農政部長(岡田辰雄) 先ほどの原発の関係ですと、まだ風評被害に対する請求も続いているということであります。そういった中で、市といたしましては情報を正確に農家の方々、被害者の方々にお伝えする。それと、支払いをそれぞれの農家がひとしく受けられますようにバックアップをしていきたい。それには農協等と連携いたしまして、先ほどの価格差の関係もそうですけれども、農協等との連携により農家の方々のために頑張っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 原発のセシウム問題は、作物の障害とか微生物によるという感も、ついついそういった原発のことは農家にとっても常に頭から離れません。そのような形で縮小されている農家もかなりあると聞いております。この辺に関して市サイドの考えとして、副市長、ひとつコメントをお願いしたいのですが。 ◎副市長(清水計男) いずれにいたしましても、これは関係する権益が広うございます。そういった中で、まだ継続しているというのが実態であろうと思いますし、原因はただ1つということでありますので、その辺についても原因者なり国に対して、県と共同しながら発信をしていければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 次に行きます。192ページ、6款1項2目、7番、先ほど同僚委員が道の駅のことについて若干伺ったのですが、方向性を変えて伺ってみたいと思います。この道の駅、間もなく1年を経過すると思われますが、当初は推定で入場者95万人、そして売り上げ等4億円を推定していたということを自分は記憶しておりますが、それについて現状と比較していかがでしょうか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 2月末現在の関係でご答弁させていただきますが、今現在、売り上げの金額が全体で2億6,158万3,897円でございます。それから、レジの通過者ということで人数を申し上げたいと思いますが、こちらにつきましては22万6,663人となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 申しわけないです。自分の質問も、95万人というのは駐車場とかを利用された方、恐らくトイレだけでも利用されて帰る方、そういうことの95万人だったと私は思います。  その後、先ほどのケータリングの話がありました。当初、ケータリング希望者は58業者あったと私は思うのですが、その後、洗練されまして24時間体制ということで、夜中の10時から朝の6時までという時間帯が、業者としてもちょっと敬遠される時間ということで28件まで縮小されたわけですね。その後、24時間体制で道の駅がオープンしたわけでございますが、やはり夜中の10時から朝の6時までお客さんが3人しか来ない。それだけのケータリングカーで、また従業員もいるということで、とてもではないが、何のメリットというか、営業的には成り立たないという形で今現在に至っていると思います。  その中でスピード性、そしてまたお客様が、では道の駅とは何の道の駅かということの意味で寄ると思うのです。そういった形で、やはり太田の道の駅といいますと郷土料理とか文化とか食文化とか、観光バスの誘致にしても、観光バスが1台とまりました、トイレに寄ります、帰ります、いや、食堂でも何でもいいからちょっと食べていこうか、そういったアポが観光業者に対してもできると思うのです。そういった意味合いにおいては、どのような弊害があったかはある程度はわかっていますが、先ほどのレストランとか食堂、グリル、そういったものは枠組みを決めて、できればそのような形で、飲食コーナーを当然のごとく設置してほしいという、これはもう千人に万人の言葉だと私は思います。今後、道の駅の場合、ケータリングというものがどのような形で反映されていくかと非常に疑問なのですけれども、それに関してはいかがですか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 先ほども答弁させていただきましたけれども、やはり太田の道の駅につきましては、ケータリングカーが1つの売りということで始めさせていただきましたので、こちらは人が来なければ売れない状況にありますので、道の駅本体を利用されるお客様をふやすということが大前提になろうかと思います。また、今、委員からご指摘がありましたように、あそこへ行けばこういった品物があるよという名前がいただけるようなものも、これから指定管理者、あるいはケータリングの団体の代表者等といろいろ意見交換をしながら、我々の立場とすればバックアップしていきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) あと、1つの提案ですけれども、太田の道の駅におきましては、北側に休耕地が石田川のほうまで広範囲にあるわけです。この一角に、土地を利活用する意味でサツマイモとかジャガイモとかイチゴ狩り等、家族、団体、観光客等も巻き込んでいただきまして自然と触れ合っていただいて、また親子でそういった農作物の収穫体験ができるコーナー、要するに生涯学習の1つだと思うのですが、そのような感じで道の駅おおたのWay To The Dreamにも自分も提言はしているのですけれども、これは市との連携がなければ当然できないことです。首長にも話をしたいと思うのですが、産地直売直掘りコーナーとかそのようなコーナーを設けて、道の駅の活性化を1つでも推進したいと思うのですけれども、それについてはいかがですか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 私もそれは同感だと思います。ただ、いろいろな法的な手続というものが必要になってくると思います。確かに、例えば都内の方ですとか、都会に住んでいる方は、自分で収穫するというのは相当な喜びになろうかと思います。そういった研究はさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 自分も経験してきたのですけれども、埼玉県で例えばジャガイモの3つの株を500円という形で、シャベル、袋とか軍手も全部貸してくれるわけです。結構人気がありますから、そのようなことも考えていただければ。コメントはいいですから。  206ページをお願いします。7款の1番の工業振興経費の中で、多分皆さんもご存じだと思うのですが、以前太田市の自動車検査場が閉鎖という方向で、廃止ということでありましたが、今現在どのようになっていますか、お答えいただけますか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 自動車検査場につきましては、平成23年3月ごろに停止ということになりましてやめております。そして、今まで車検業務を行っていた工場は取り壊しておりまして、ただ、事務室はその自動車検査場の運営母体であった群馬県自動車整備振興協会が引き続き利用しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 現在、自分もたまにあそこを通るのですけれども、何か利用されているようであります。そのような形なのですけれども、現在何か利用されているという話を先ほど聞きました。どのような経緯があって利用されているのか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 今申し上げました群馬県自動車整備振興協会は、当時車検業務と、今、軽自動車、普通自動車の名義変更、あるいは廃止、そういった業務を引き続き行っているということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 現状の建物ということで、解体の予定というか、そういった話も推察したのでございますけれども、その経緯について現況とギャップの話をちょっと聞きたいのです。そしてまた、賃貸とかそういった形ではなされてはいないのですか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 賃貸につきましては、引き続き年80万円だったかと思いますが、貸付料ということで歳入に見込んであります。それから、あそこは結構土地が広いので6,000平米以上あったかなと思いますけれども、そこの樹木管理も全てやっていただいております。貸し付けに当たっては、有効な使途、市としての土地利用計画があった時点で出ていっていただけるという約束はとっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 土地利用計画がある場合は今でも出ていってくれる、そういう確約のもとで行われているということでいいですか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 利用申請ということで許可をしておるわけですけれども、そういったことがあれば早急に連絡いたしまして、出ていっていただくということになっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 6,000平米と言いましたよね。事務所とそれだけの建物で年間80万円というのは、民間から考えると想像もつかない安い値段だと思うのですけれども、それについてどうですか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 当時、車検業務を行っていたということで、土地、建物を貸して、今は土地については、当然駐車スペースに事務員が何人かおりますので使っているかと思いますけれども、建物の利用ということで、従前と同じ年80万円プラス樹木管理ということで理解しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 従前という話が今ありましたけれども、当時はそれなりの利用があったということは、市にもそれだけの恩恵があったということの意味でございますよね。ごく普通に考えますと、6,000平米で、それだけの遊休の資産等を眠らせて年間80万円というのは、やはりいかがなものかなと私は思います。この施設は、今まで自分等も通りまして、いろいろな疑念というか、どうなっているのだといつも感じてはいたのですけれども、むしろこの土地と建物を売却して、市としての資産運用に使ったほうがいいのではないかなと自分は提案してみますけれども、その辺に対してはいかがですか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 先ほど申し上げたとおり、有効な利用使途が明確になればそういったことに対応できると考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) ごく普通に民間で考えますと、この賃貸の80万円というのは、固定資産とかなんとかと考えると、とっくにもう羽が生えて飛んでいくような金額でございますので、その辺の方向もよく鑑みて、今後ともできればそういった形で考えていただければ幸いと思うわけでございます。部長からこの点に関して何かございますか。 ◎産業環境部長(石川泰一) 今、参事から話がありましたけれども、現状の中では事務所だけを使っている。敷地については全く自動車検査場のほうは使っていないという状況の中で、あそこの事務所でまだ事務経理が有効にありますので継続して使わせてもらっているということがありますけれども、ほかの使い道があれば、今お話があったようにほかの場所へ移転しますので自由に使ってもらう。それが決まるまでは今の場所にいさせてほしいというのが本当の内容でありますので、土地利用が決まれば、また新たな展開でということは考えておりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 民間サイドから考えてみて、公共ということでそういった形でのんきなこともやっていられると思うのです。この遊休資産をどのように運用できればいいかということの意味では、副市長、どうですか。 ◎副市長(清水計男) 自動車検査場の閉鎖に伴ったその後の管理の問題でありますけれども、今担当が申し上げたとおり、引き続いてあそこを利用させてほしいということで、安い高いという議論が今ありましたけれども、事務所を使用しているということであります。敷地全部を占有しているわけではないということであります。その後、いろいろな活用の問題も折に触れ市長と議論したことがあります。出ては消え、出ては消えなのですけれども、一番いいのはやはり市民のために何がいいのかということであります。今放置してある状況でもまだ全くないわけでありますので、売却するだとか、どういうふうに市の行政財産として活用するか、十分見きわめた上で決定させていただきたいと思っています。そのときはまた議会に提案を申し上げたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(五十嵐あや子) 先ほど道の駅のことが出ましたので、私も192ページ、6款1項2目ということで1点だけ質問させていただきたいと思います。この道の駅ですが、昨年の12月に関東で初、そして全国でも2番目というRVパークが設置されたということなのですが、今この利用の状況とかを教えていただければと思います。 ○委員長(川鍋栄) 説明は簡潔に。 ◎農政部副部長(橋本利明) 済みません。RVの利用者が12月、1月、2月までで12人というのですか、12台利用していただきました。
    ◆委員(五十嵐あや子) 結構多いのでびっくりしました。これから暖かくなるともっと多くなるかと思いますが、これについてもうちょっと説明いただければと思います。 ◎農政部副部長(橋本利明) このRVパークにつきましては、指定管理者のほうで施設管理の手数料というのをいただいております。電源施設使用料ということで1時間につき100円、1泊の場合、24時間を超えない限り1日1,000円、それからごみの処理1枚につき500円ということでいただいておりまして、申しわけないのですが、こちらを利用される方にこのお金をいただく。それから、駐車台数につきましては5台ほど持ってございます。それと特徴でございますけれども、やはり1台の駐車スペースというのが3メートル掛ける6メートル以上、それから入り口には高さ制限がないなどの条件があります。 ◆委員(五十嵐あや子) 道の駅もそろそろ1年になります。ありとあらゆる手で宣伝しながら集客に努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に参ります。192ページ、6款1項2目です。ここに青年就農給付金というのがございまして、今、後継者不足という中で青年就農という言葉に敏感に反応してしまうのですが、それとともに昨日、県支出金で44ページで新規就農総合支援事業補助金というのがやはりついておりました。この違いと内容について説明をお願いいたします。 ◎農政係長(金澤誠) まず、青年就農給付金でございますが、これは地域における人と農地の問題を解決するために、いわゆる未来の設計図と言われております人・農地プランに位置づけられました新規就農者に対して、経営が不安定な就農直後の新規就農者の所得を確保するために年間150万円、最長5年間で合計750万円を国が給付するものでございます。それから、新規就農総合支援事業補助金でございますが、これはこの青年就農給付金でございます。新規就農者の経営支援にかかわる補助金ということで、先ほど説明しました青年就農給付金の歳入の額と、新規就農総合支援事業用の事務用品が5万円別途ございます。 ◆委員(五十嵐あや子) この青年就農給付金を使う条件とか資格とかがありましたらお願いします。 ◎農政係長(金澤誠) まず、原則45歳未満でございます。また、農業経営者になることに対して強い意欲を有していること、あと、これが大変難しいのですが、独立自営就農であるということで、全く農業をやったことがないということが条件です。その一方で、親元で就農する場合が多いのですが、この場合では5年以内に経営を継承するか、親とは別の独立した部門、例えば親が米麦をやっていれば野菜とか、そういった独立した部門を立ち上げて経営するということ、あと、独立自営就農5年後には農業で生計が成り立つという実現可能な計画である、さらに先ほど申しました人・農地プランに位置づけられているということが要件としてございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 例えば夫婦でこれをやりたいという場合の条件はありますか。 ◎農政係長(金澤誠) 夫婦でも対象となります。個人だけではなく、夫婦で認められるということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 済みません、その場合2人分になるのですか。 ◎農政係長(金澤誠) そのとおりでございます。 ◎農政部副部長(橋本利明) 今ご夫婦ということですけれども、それは1経営体ということでなくて、例えば別々の経営者ということでよろしいですか。そういうことであれば、別々にそれは出るかと思いますが、1経営体として考えましたら1人という形になろうかと思います。 ◆委員(五十嵐あや子) よくわかりました。これはどうでしょう。毎年見通しとして、使う方とかというのは出てきそうですか。 ◎農政係長(金澤誠) 今年度、平成24年度は、5人の青年就農給付金の対象者の方がいらっしゃいます。 ◆委員(五十嵐あや子) 了解です。後継者につなげるためにいい政策だと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に参ります。202ページの有害鳥獣対策等経費ということで、毎年出ている課題なのですが、関係の方たちも毎年本当にご苦労されていると思います。これは提案というか、ちょっといかがかなと思うのですが、前橋のほうでイノシシとかをもし捕獲したならば5,000円というのをやりましたら非常によくて、すぐ50頭集まったというのがあるのですが、このお話は知っていらっしゃいますでしょうか。 ◎農政係長(金澤誠) ただいま前橋市の5,000円というお話ですが、本市でも1頭2,000円ということで奨励金は出させていただいております。 ◆委員(五十嵐あや子) そうですね。2,000円使っているとしたら、それは例えば平成24年度はどのくらいお支払いになったか。 ◎農政係長(金澤誠) 平成24年度の捕獲頭数が本日までで189頭ということでございまして、支払いはこれから年度末でございますが、基本的には、予算の範囲内で支払えれば189頭分支払う予定でございます。 ◆委員(五十嵐あや子) わかりました。いろいろ区分があるかなと思ったのですけれども、例えば、2,000円をもうちょっとアップするとかという予定はございますか。 ◎農政係長(金澤誠) 財政状況を考慮しますと市単独費で上げるというのはかなり厳しいものがございますが、国の緊急対策で鳥獣被害防止緊急捕獲等対策という事業が平成24年度の補正予算案で通りまして、その中で県と協議して、これはイノシシが1頭につき8,000円加算されるというのですね。その辺を研究して、取り入れられるものなら取り入れていきたいと考えております。 ◎農政部副部長(橋本利明) 先ほどの五十嵐委員のご質問で、夫婦で就農した場合という話で、私は経営体ということでお話をさせていただきましたが、もしも夫婦とも就農して、家族経営協定というのがあるのですが、そういったものを結んだ場合、これは特別に例えば経営資源の共有、例えば機械ですとかハウスですとか、そういったもろもろのものを共有した場合につきましては、1.5人分給付するという特例があるそうです。 ◆委員(本田一代) 家畜の衛生対策についてお尋ねしたいのです。関連です。1月22日付の新聞に、県が畜産バイオマスで日量2トンに増強ということで、赤城の南面にバイオマスをつくるという記事が出ておりましたが、このことについて市のほうはお話があったのでしょうか。市の知っている情報はありますか。 ◎農政部副部長(橋本利明) これについては、特に県の畜産課等からは話はございませんでした。 ◆委員(本田一代) これは太田の豚だと思うのですが、それのふん尿はどのようにしておりますか。 ◎農政部副部長(橋本利明) この豚等につきましては、家畜排せつ物の法律でございまして、100頭以上飼育する場合につきましては、自分たちで家畜排せつ物の管理の適正を図らなければいけないということで、そういった施設をつくらなければならないという基準がありますので、それぞれの畜産農家がそういったことをやっているという状況でございます。 ◆委員(本田一代) やっているというのは、自分たちでどこかへ持っていって処理をするということですか。 ◎農政部副部長(橋本利明) そうではなくて尿だめをつくって、例えばふんはふんで別に発酵させてとかいうふうな形で、尿のほうはバキュームカーで畑にまくとかそういうふうな形のものもあるかと思いますが、そういう対応をされていると思います。 ◆委員(本田一代) 先日、会派で佐賀市に視察に行ってまいりましたらば、農業集落排水の排水利用ということで、太田市にも同じような施設があるとお聞きしましたが、そのことについてお尋ねします。 ◎農政部副部長(橋本利明) 委員ご質問の関係につきましては宝の水のことかと思いますが、太田市につきましても新田の般若というところに施設がございまして、これを畜産農家ですとか野菜農家が利用している状況であります。 ◆委員(本田一代) 視察に行きましたとき農業集落排水の利用状況を見まして、家畜の悪臭が消えて、有明海に近いものですからノリの網の消臭や何かもということ、そしてその水を利用していると野菜の味が濃くなって大きくなるという、これを実際見てきました。有明海も浄化されているということ、そして川に流す前に、業者もそうですけれども、農家も軽トラとか、それからポリタンクとか何かでとりに来ているのです。大きな黄色い1トンぐらい入るポリタンクを2つぐらい積んでとりに来て、そしてくみ出して持っていっているという状況で、スッポンの養殖についたらば築地に卸しているということで、水を利用してもうけている。13年かかったということですけれども、そのような状況で、太田市ももっと利用ができないものかなと思ってお尋ねをいたします。 ◎農政部副部長(橋本利明) 私どものほうも、この宝の水につきましてはいろいろ研究をさせていただきまして、畜産農家に使っていただこうということで試行錯誤させていただきました。現実的には、結構大きな牧場、名前は個人名ですのであれなのですが、年間4万4,000リットルぐらい使っているところもあります。その人に聞きますと、やはりこれを使うことによってにおいがとれたりするので、いいのだよと言われたという経緯がありまして、ほかにも定期的に宝の水をとりに来て使っております。そしてまた、うちのほうといたしましては、どうしても宝の水の利用率が悪いものですから、職員が20リットルのポリタンクに5本ぐらいくんで、畜産農家のもとまで持っていって、こういうふうにまくのですよと指導して、継続してやってくれという形でお願いしてやると、幾らかにおいがなくなったという話があるのです。ただ、現実的にはそれが継続しないのです。というのは、まく手間ですとか、もらいに行く手間ですとか、そういったものがなかなか時間的に余裕がとれないという状況だと思います。これからもまた力を入れて根気よく皆さんにお願いをしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(本田一代) 私も、こんなにいい排水と言ったらあれですけれども、利用できれば本当に宝の水が太田市にあるという、この現状をもっといろいろな人に知ってもらう必要があると思うのです。今でも家庭菜園や何かは随分一般市民もしています。口コミというのが一番宣伝になるのですよね。ぜひ、いろいろな人が、あそこに行けば宝の水があるよということで、行列ができるぐらいに宣伝してもらえばいいのかなと思うのですが、今後の周知方法や何かについてお尋ねします。 ◎農政部副部長(橋本利明) 私たちが一番思うのは、やはり臭気対策かなと思いますので、畜産農家、そういった方たちに利用していただけるように何らかの形をとりたいと思うのですけれども、そういったことをお願いしながら、また研究していきたいと思います。 ◆委員(本田一代) 副市長、ぜひ後押しをしてやってほしいのですが、いかがですか。 ◎副市長(清水計男) 宝の水とかというやつは、担当部長なり担当副部長から私も聞きました。ただ、今、本田委員が言っているとおり積極的にPRしたらどうかというのですけれども、行政でありますので、明らかに科学的な立証が多分求められるのかなと思います。口コミでやるのは結構な話だと思いますので、今農政担当のほうではそういった牧場の方に使っていただいて、試験的にというのでしょうけれども、明らかにそういう効果が出れば、しかるべき対応で積極的なPRも図れるのかなと考えております。 ◆委員(本田一代) 分析表もできているというお話なので、ぜひご指導をよろしくお願いしたいと思います。 ◎副市長(清水計男) 今担当からクレームがありましたので。分析はしてあるということであります。ということで、効果があるならば、もう1段階レベルアップして宣伝する必要もあるだろうということであります。 ◆委員(本田一代) それと、これはまた全然話が違うのですが、藪塚本町の地区に砂防ダムの計画があるということで、この間、住民から相談というか、このようなのだということを聞きました。これは県の事業なのですが、市はどのくらい知っているのかをお尋ねします。  これは砂防ダムということで、県の事業で、ホテルふせじまの北東の勝負沼付近ということです。高さが10メートル、幅が56メートルで、平成25年1月に地元説明会を開催したということで、これは勝手にとかではなくて、市の職員が1人話を聞きに行ったということですが、担当課があるのだと思います。 ◎農政部参事(富岡雅広) それはため池の緊急対策事業で、県のほうでのり面の改修工事を今予定しています。その湯之入という地区なのですけれども、そのこと(「ではない」の声あり)ではないのですか。 ○委員長(川鍋栄) 砂防ですと土木のほうになってしまうのですが。 ◆委員(本田一代) 市の職員が1人説明会に行っているということなので、市の職員が行っているのに市が知らないのはおかしいなということで、ここで聞こうと思ったのです。平成25年1月に地元説明会。 ○委員長(川鍋栄) 本田委員、これは道路関係の職員の方が行ったような話をしているから、この項でなくていいのではないですか。道路建設の担当みたいですよ。ですから8款で。 ◆委員(本田一代) では、以上でおしまいにします。      ◎ 休     憩                                       午後2時29分休憩 ○委員長(川鍋栄) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後2時50分再開 ○委員長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(矢部伸幸) では、予算書190ページの農業管理経費の各種業務委託料についてお聞きします。まず、この内容を教えてください。 ◎農政係長(金澤誠) この各種業務委託料の内容でございますが、水路掘削業務委託料50万円と農業青年後継者応援事業業務委託料、具体的には農業後継者の婚活パーティーを行うための委託料でございますが、20万円、合わせて70万円でございます。 ◆委員(矢部伸幸) やはり婚活ということで、また質問させてもらいます。決算特別委員会のときにも婚活パーティーを行ったというお話で質問させてもらいましたけれども、今回の事業の内容はどのようなものでしょうか。 ◎農政係長(金澤誠) 今回の事業の中身でございますが、今回からの新たな試みといたしまして、1日市のバスを貸し切りまして、日帰りのリンゴ狩り、それとバーベキューをしながら楽しいひとときを過ごしていただくということを考えております。 ◆委員(矢部伸幸) では、その楽しそうな婚活パーティーの募集方法と、あとはお声かけする方、男性と女性だと思うのですけれども、男性はほとんど農業関係者だと思うのですが、女性の方の募集の仕方と、女性の方は相手が農業関係者だというのは知って来ているのか、それとも知らずに来ているのか、そこを教えてください。 ◎農政係長(金澤誠) まず募集方法でございますが、やはり口コミがまずはいいかなと思っています。それとともに、市のホームページと市の広報で募集したいと思っています。さらには、県にも協力いただきまして、赤い糸プロジェクトでインターネットでの募集も行って、全国へ向けて女性参加者が応募していただけるような募集方法をとりたいと考えております。  それから、2点目の男性陣が農業後継者だということを知っているかというご質問だと思いますが、これは当然相手は農業後継者ですということを周知した上で募集したいと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) この事業は昨年も行っていると思いますけれども、実際効果というか、成果みたいなものというのはありましたか。 ◎農政係長(金澤誠) 成果でございますが、最終目標は結婚でございますので、残念ながらまだ結婚には至っておりません。ただ、この婚活パーティー後も交際を続けているという方が1組だけいらっしゃるということをお聞きしております。非常に少ない例でありますが、今後、期待しているというところでございます。 ◆委員(矢部伸幸) 決算のときにも申し上げたのですが、婚活事業というのはほかにも新規で行うようになりましたけれども、1回限りの出会いというのは、1回限りだと先に結びつかないように経験上思っているのです。ですので、できれば何度か会うきっかけ、リンゴ狩りの次は時期を変えて、キノコ狩りであったりとかイチゴ狩りであったりとか、いろいろと継続的な企画をしていただきたいと思うのですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ◎農政係長(金澤誠) 委員ご指摘のとおりでございまして、やはり1回限りの出会いでは実を結ぶということは非常に難しいと考えております。実際、先ほど申しましたとおり交際を続けているのは1組だけという状況でございます。そこで、今回からお互いに気に入った相手を何人か紙に書いていただいて、それで気に入った相手同士を集めて2回、3回と会える場を継続的にといいますか、そういう場を設けていきたい。最終目標の結婚に向けて、末永くサポートしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。192ページ、先ほども出たのですが、青年就農給付金について、また違った観点から聞きたいと思うのですけれども、目的と内容は何となく教えていただいたので、予算が昨年度より増額になっている理由からまず教えてください。 ◎農政係長(金澤誠) 昨年度は750万円の予算でございましたが、平成25年度予算案として1,200万円を計上させていただいております。この理由といたしましては、昨年度この青年就農給付金の対象者が5名であったということでございます。それで、1年間が150万円給付ということで、150万円掛ける5人分で750万円が昨年度でございます。平成25年度はその750万円にプラスしまして、平成25年度に新規就農給付金を受けられる対象となる見込みの方を3名考えております。その3名を合わせて、8人掛ける150万円で1,200万円、そういう増額の理由でございます。 ◆委員(矢部伸幸) そうすると、新規の事業者が3人ふえるということで大変喜ばしいことなのですけれども、実際、太田市の農業従事者の平均年齢はどのくらいになるのか教えてください。 ◎農政係長(金澤誠) 2010年の農林業センサスのデータによりますと、太田市の農業従事者の平均年齢が65.3歳でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 65.3歳で、これからもますます高まる傾向にあるのかなと思いますが、太田市として、やはり新規の農業従事者というのをふやしていかないといけないと思うのですけれども、そういった方を育成するような事業というのは太田市ではありますか。 ◎農政係長(金澤誠) 現在、県、市、市農業委員会、あとJAで構成する太田市担い手育成総合支援協議会というのがございまして、その中に新規就農部会がございます。その新規就農部会が新しい農業経営者へ巡回指導を行っております。その中で、現在営農している中での抱えている問題点とか課題を聞き取っておりまして、今後もできればリタイアせず農業を続けていけるように、技術指導を含めて指導、助言を行っております。今後も、県初めJAですとか関係機関とともに、新しく農業に就農する方を支援していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) 特に農業というのは、多くの経験とか知識とかというのがすごく大事になっていると思います。急に、あしたから農業を始めましょうといっても到底できないような仕事ですので、農業従事者の年齢が高齢になっているときに、やはり若い人に力を入れるべきではないかと思います。そういった中で、新規農業従事者向けの塾というか講習会、研修会みたいなものを本当に太田市で築き上げていく、そういった事業を開拓していくべきなのではないかと思うのですけれども、部長、そういったところはどうお考えですか。 ◎農政部長(岡田辰雄) 委員のご指摘のとおり、農業経営者が高齢化をしているのは確かでございます。そういった中で、新規就農者に対する国のサポートもあると思うのですが、市といたしましても技術的なこと、あるいは農薬の適正使用だとか、そういったことの講習会を開くとか、そのようなことをいたしまして安全な農産物を消費者に提供できますように、また、所得のほうも確保できるという形になるように、今後もサポートしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひ若手の開拓をよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。194ページ、これも同僚委員とかぶるところがありますが、地産地消普及促進事業、この詳しい内容を教えてください。 ◎農政部副部長(橋本利明) この事業につきましては、先ほどもちょっとご答弁させていただきましたが、市内の農畜産物を広くPRしながら利用促進をする。そして、農畜産物を利用した料理の講習会ですとかレシピの作成、また加工品の研究とあわせて、市農産物のブランド化というのを進められればと考えてございます。 ◆委員(矢部伸幸) 今、料理とか加工品というお答えがあったのですけれども、特に加工品というのがちょっと気になるのですが、加工品というのはどのようなものが今のところありますか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 今現在、まだ研究中なのですけれども、ヤマトイモの皮のスナックですとか、ネギチップスですとか、あるいはネギカレー、それからネギ油、あと地元産の大豆を使った納豆というものを研究していきたいと考えています。 ◆委員(矢部伸幸) では、加工品の展開というか、どういった形で販売していったり売り出したりというのはどこら辺までわかっていますか。 ◎農政部副部長(橋本利明) まだ本当に内部的に試作の試作の段階で、我々もネギカレーをちょっと味見したり、ネギのチップスを味見したりという段階で、こういったものをもうちょっとつくって、例えば道の駅に来ていただくお客さんに試食していただいてどうかなと反応を見て、こういうところはこういうふうにしたほうがいいのではないかというご意見をいただければ、そういったものを参考にしながら、よりよいものをつくっていければと考えています。 ◆委員(矢部伸幸) では、いろいろな意見を聞いて、これぞ太田の新しい名産だみたいなものがもしできたら、道の駅で売り出したりとか販売に関してはどのように考えていますか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 販売は道の駅だけでなくて、市内にある農産物の直売所、そしてまた、大きな夢で言わせていただければ、銀座のぐんまちゃん家にも売り出せるようなものができたらいいかなという希望ですか、そういうふうに考えています。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひ、ぐんまちゃん家でいっぱい売れるように努力していただきたいと思うのですけれども、きのうから僕はふるさと応援寄附金についていろいろ言っているのですが、その中の商品の1つにもそういった加工品が加わるよう頑張っていただきたいのですが、最後にもう1度取り組み姿勢をお願いします。 ◎農政部副部長(橋本利明) やはりいろいろなものを少しずつ地元産の農産物を使って研究して、どれか1つでもヒットするようなものをつくっていけたらいいなということで、職員一丸となってやっていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) よろしくお願いします。  次の質問に移ります。今度は200ページ、小規模土地改良事業の工事請負費についてお聞きします。まず、この工事内容を教えてください。 ◎農政部参事(富岡雅広) 工事内容ですが、水路工事を由良地区と台之郷地区の2カ所、それから水門工事を1カ所予定しております。 ◆委員(矢部伸幸) その台之郷の水路は、矢場新町と台之郷の境目あたりを流れる水路でよろしいですか。 ◎農政部参事(富岡雅広) その場所でございます。 ◆委員(矢部伸幸) では、その台之郷の水路工事に至るまでの経緯はどのような経緯で行われますか。 ◎農政部参事(富岡雅広) この水路は昭和31年に整備されまして、60年近く経過しておりまして、老朽化のため劣化がひどく用水時に漏水等が発生しております。そのようなことで地元から陳情が出されております。そのため、平成25年度から水路工事に着手する予定でございまして、順次整備を進めていきたいと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) では、その工事後の効果はどのようなものが予想されますか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 工事を実施することによりまして、用水の漏水を防ぎ用水路が確保できるということと、用水の適切な維持管理もあわせて行うことができるということです。それで、陳情箇所を全線実施できれば、その水路の受益地の作物の作付が安定されますので、営農にも貢献するかなと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 僕は家が近いので、僕も小さいころその水路で遊んだ経験がありまして、フェンスが壊れていたり、フェンスのほうがちょっと気になるのです。フェンスまでその工事は請け負うのですか。 ◎農政部参事(富岡雅広) この水路は住宅団地の脇でございまして、比較的水路断面も大きいものですから、用水量もかなり多く流れております。そのようなことで、侵入防止のフェンスをしておるわけですけれども、一部破損しておりますので、水路工事とあわせて実施していきたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) この水路は僕が小さいころ落ちた経験がございまして、危ないよとか、子どもに注意を促すような看板も視野に入れながらフェンスの工事もぜひ行っていただきたいのですけれども、ほかにもこういった水路工事とか、そういったときにも、やはり子どものためのフェンスの工事も必要だと思うのですが、全体的に部長はどういった考え方をお持ちですか。 ◎農政部長(岡田辰雄) 用水路につきましては、水稲の時期になりますと多くの用水が流れております。特に住宅の多い場所だとか通学路に近い場所、そういったところにつきましては安全対策を講じていきたいと考えております。それらにつきましては、地域の実情に応じまして工事を施工しまして、皆さんが安全に暮らせるように配慮したいと思いますので、よろしくお願いします。
    ◆委員(矢部伸幸) よろしくお願いします。  次に、同じページなのですが、農地防災施設管理経費、こちらもまた工事請負費について内容を教えてください。 ◎農政部参事(富岡雅広) この工事請負費の400万円でございますけれども、大谷幹線遊水池のD池の多目的グラウンドを少年野球に利活用するために、防球ネットとバックネットを設置するものでございます。 ◆委員(矢部伸幸) では、その設置工事の時期とか野球場として利用するような時期、今後の予定が決まっていたら教えてください。 ◎農政部参事(富岡雅広) 現在、利活用されている団体もありまして、その団体と調整しながら早い時期に発注していきたいと考えております。また、幾つかのチームとも話を進めていまして、今後につきましては、管理要領に基づきまして覚書等を交わしながら維持管理の委託をお願いしていくというふうに考えております。 ◆委員(矢部伸幸) 防球ネットということだったのですけれども、野球ができていいと思うのですが、どのくらいのネットの大きさか。防球ネットを飛び越えたりしないのかなというのがちょっと心配なのですけれども、そこら辺はどうですか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 防球ネットなのですけれども、両翼あわせて170メートルで、高さが3メートルを考えております。バックネットのほうは移動式で、幅10メートルの高さ4メートルを考えているわけですけれども、とにかく面積がそれほど広くないので、あくまでも少年野球のグラウンドとして考えておりまして、練習用のグラウンドとして使用していただければと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) この場所が農地防災事業の遊水池ということですので、僕の考え方がすごく偏った考え方なのかもしれないですけれども、遊水池の場では全然雨が降っていないのですが、ちょっと離れたところで豪雨、今ゲリラ豪雨とかがふえてきていると思うのです。そういった違う場所の雨が急に遊水池に流れ込んでくるみたいな心配はないのですか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 大谷幹線遊水池はAからEまでの5個池がありまして、A池から徐々に水がたまってくるようになっておりまして、1度に水位が上がるということはありません。それで、利用する場合に覚書の中で必ず責任者を置きなさいということがうたわれておりまして、責任者が気象情報に十分留意しながら、雨が降ってきたらすぐ中止をするような、そういった安全確認をするようになっております。 ◆委員(矢部伸幸) 有効利用ということですごくいいことだと思うのですけれども、ほかにも遊水池がありますが、ほかの遊水池で何か違った有効利用みたいなものはありますか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 農地防災の関係の遊水池は5カ所ありまして、長堀六千石遊水池というのがあるのですけれども、ここは藪塚地区のスポーツ少年団が少年野球のグラウンドとして使用しております。ほかの3カ所につきましては、ちょっと遊水がありまして利用は難しいのかなと思っています。それから、宝泉地区なのですけれども、今県営で宝泉遊水池を造成していまして、多目的グラウンドも計画に入っております。そのようなことで今、少年サッカー、グラウンドゴルフ場を整備中でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 特に、国とか県の施設を太田市がこれから管理して有効利用するというのはすごくいい考え方だと思うのですけれども、遊水池だけでなくて、ほかにもいろいろな施設を有効利用するという考え方は大事だと思うのですが、副市長、全体的に施設利用の考え方というのを教えてください。 ◎副市長(清水計男) 既存の施設を本来の目的以外に併用して使うということ、これは国なり県なりとの調整がもちろん必要であろうと思います。その調整の上で活用の仕方があれば、これはやはりトライしてみるべきだと思っております。先ほどの質疑の中にあった自動車検査場跡地、ああいう場所とはまた違った問題であると思いますので、ぜひその辺も検討していきたいと思いますので、お気づきの点があればご指摘いただければありがたいと思います。よろしくどうぞお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) 最後、202ページ、これも同僚委員に絡んでしまうのですが、有害鳥獣対策費についてお聞きします。ここはちょっと詳しく行きたいので、まず対策費の近年の推移を教えてください。 ◎農政係長(金澤誠) 決算額で申し上げますが、平成21年度が663万570円、平成22年度が1,359万2,339円、平成23年度が1,489万5,231円でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 国の予算がさっき出たと言いますけれども、これからどのような形で太田市として考えていくのか、そこを教えてください。 ◎農政係長(金澤誠) 先ほどの平成24年度補正予算の国の緊急対策であります鳥獣被害防止緊急捕獲等対策でございますが、これは太田市の有害鳥獣対策協議会に直接入る交付金でございまして、市の会計は通さないのですが、それで、先ほど申しましたとおりイノシシ1頭捕獲につき8,000円いただけるということで、これが平成24年度の補正予算で平成24年度から平成25年度、平成26年度、平成27年度と4年間いただけるということで、これは有効に活用していきたいと考えております(後刻発言の訂正あり)。 ◆委員(矢部伸幸) それに絡んで、下のところに電気柵設置支援助成金がありますけれども、これはどういった内容でしょうか。 ◎農政係長(金澤誠) この電気柵設置支援助成金でございますが、今まで被害農家の方には自己防衛ということでお願いしてきました。地域ぐるみで防御する場合は防護柵とか、1年の緊急経済対策で大規模に水田に電気柵をやったこともあるのですが、今まで小規模な農家には自己防衛でと言っていたのですが、やはりもう限界があるということで、耕作放棄地もやめるとどんどんふえてしまいますので、これは電気柵設置費用にかかわる2分の1を助成しようというものでございます。 ◆委員(矢部伸幸) もしこの事業が人気があって、予定している予算額を超えてしまった場合どうされますか。 ◎農政係長(金澤誠) イノシシ被害を受けている農家の皆さんに好評で、そういった申請が予算額を超えてしまった場合でございますが、補正等を含めて研究したいと考えております。 ◆委員(山崎正紀) それでは、まず198ページの地籍調査事業について、内容と進捗状況をお聞きします。 ◎農政部参事(富岡雅広) 地籍調査でございますが、今現在ある公図等は昔の明治時代の公図でございまして、それを新たに正確なものにする調査でございます。平成25年度につきましては、新田大町、新田上中町、新田溜池町、鶴生田町の各一部の委託調査をする予定になっております。  それで、太田市の場合は昭和38年から地籍調査を実施しておりまして、調査面積が175.64平方キロメートルあります。平成23年度末までに60.4平方キロメートル調査が完了しております。進捗率は34.39%となります。また、地籍調査と同等の調査といいますか、区画整理事業、あるいは土地改良事業、大規模開発事業、例えば団地造成等の事業によりできた成果を合わせますと、それが7.08平方キロメートルありまして、全体で67.48平方キロメートル完了ということになりますので、進捗率は38%になります。 ◆委員(山崎正紀) ということは、もう始まって50年近くたつわけですが、現状はまだ30%ちょっとということでありますが、これは全国的にもどこもこのようなレベルなのですか。近隣他市とか全国を比べた場合はいかがなのでしょうか。 ◎農政部参事(富岡雅広) ほかの県の資料はないのですけれども、大体太田市と同じようなレベルでやっていると思います。  資料がありましたのでお知らせします。全国で1,742市町村あるうちの平成23年度までに着手した市町村は1,493市町村でございまして、着手率は86%です。既に完了した市町村は465市町村になっておりまして、全体でいくと進捗は27%になります。 ◆委員(山崎正紀) いずれにしても全国的に見ても低いというデータだと思いますが、地籍調査がおくれていることによって、要は確定していない部分がかなりあるわけですから、本市の土地の先ほど来出ています土地改良ですとか農地の集積、そういった有効活用に対してふぐあいな点とかトラブルとかは起こっていないのですか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 地籍調査をする必要性でございますけれども、正確な土地の履歴を作成することによって、土地にかかる租税公課等を正確なものにするということでございます。太田市の場合には、先ほど言いましたように40%弱でございますので、地籍調査の正確な面積というのがまだまだ多くはかられていないということですので、税額にも多少影響が出ているのかなという気もいたします。 ◆委員(山崎正紀) 税額の話は後にして、ここでは、今40%ですが、もう50年たっているわけですけれども、まだ40%を切っていることは、今後また50年以上かかるということで認識してよろしいのか、それとももっと加速して行っていくのか、そこら辺はいかがなのでしょうか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 地籍調査につきましては、国の定める10カ年計画というもので進めることになっております。今は平成22年度に第6次10カ年計画に入っておりまして、10年間で10.7平方キロメートル調査しなさいという指導が来ております。でも実際には、この面積を調査するのは非常に難しい部分がありまして、太田市が最終的に完成するには相当な年月が必要だと考えております。 ◆委員(山崎正紀) この事業に対して国から補助金とかは来るのですか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 国の補助金が75%でございます(後刻発言の訂正あり)。 ◆委員(山崎正紀) では、要はこの事業は、お金があればすぐにでもどんどん進むという事業と考えてよろしいのでしょうか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 事業費も当然ありますけれども、ある程度地権者の考え方等もありますので、地権者とのやりとりが大きな問題になるかなと思うのです。 ◆委員(山崎正紀) 地権者の話が出たのでちょっと言わせてもらいますけれども、それがある意味、私は先ほど言ったトラブルというところに含まれるのではないかなと思うのですが、いかがなのでしょうか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 地籍調査をすることによって筆の境界がはっきり確定しますので、トラブルの発生がなくなるのかなと思います。 ◆委員(山崎正紀) 現状これが確定していないから、それを確定させるというとトラブルが起こっているわけですよね。 ◎農政部参事(富岡雅広) 一応、今年度あるいは来年度につきましても、積極的に進めておりますので。 ◎農政部副部長(橋本利明) 今の答弁の中で、確かに委員がおっしゃるとおりで、境界を決めるということで問題が起きるということは当然あると思うのです。というのは、私のところはあなたのところよりも10センチぐらい向こうなのだと。ところが、正確に出していくと10センチ自分の土地が小さくなってしまう。これによってトラブルというのはあると思います。そういった場合につきましては、確定しない土地の図面ができて、また後で整備をするという形なのです。そういうことはあります。それと、先ほど富岡参事の答弁の中で税金に影響があるというお話があったかと思うのですが、それにつきましては、当然面積課税ですから、国土調査をしていないところはしていないなりの登記簿でかかっていると思うので、影響はないと考えられます。 ◆委員(山崎正紀) わかりました。多分これは大変時間もかかるし、地権者との間に入ってご苦労もあるかと思うので、今後、なるべく迅速にもちろんやっていただくのが必要かと思いますが、部長、この地籍調査事業に関してはどういったご所見をお持ちでしょうか。 ◎農政部長(岡田辰雄) この地籍調査につきましては、先ほど来お話が出ておりますとおり、土地のいろいろな施策に使える非常に重要な基礎資料になりますので、計画に基づきまして、もちろん国のほうにも補助金の増額の要望もしていきますし、正確にやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎正紀) 今、地籍調査の話で農地の有効活用という話が関連していたのですが、現在本市では農用地区域から除外した土地の未転用地について、利用目的に供さないことが明らかになったものは速やかに農用地区域に編入するために、過去の農用地区域から除外した土地で転用されていない土地を調査しているとお聞きしておりますが、この件に関してはどのような状況でしょうか。 ◎農地計画係長(吉田道宏) こちらにつきましては、平成23年12月に土地所有者に対しまして個別に通知を行いまして、平成24年12月31日までに農地転用を行うように通知をお出ししました。そこで、転用期限に間に合わないものについては最高1年間の猶予をいたしますということで、その結果につきましては、土地所有者959名に対して約155.1ヘクタール未転用地がございました。そのうち109ヘクタールを農用地区域へ編入、また青地に戻したということでございます。それで、実際に転用が行われた土地につきましては9.6ヘクタール、それから転用が間に合わなくて猶予を受けた土地が36.5ヘクタールという結果でございます。 ◆委員(山崎正紀) では、まだ延長された36.5ヘクタールについては、1年間ちゃんと地権者とお話しして連絡を密にして、来年のこの委員会で私はまた聞きたいと思いますので、ぜひ結果報告をお願いしたいと思います。  最後に、農地の有効活用をされることが本市、また就農者等の就農に対する活性化につながると思うのですが、子育てするなら太田市という言葉がありますように、就農するなら太田市というような、そういった施策を今後ともぜひ農政部の皆さんにお願いしたいと思うのですが、最後に部長、ご所見をお聞きします。 ◎農政部長(岡田辰雄) いずれにしても新しい若い青年就農者をふやしていくというのが今の課題でございますので、いろいろな施策を講じながら、国、県あるいはいろいろな関係団体にご協力いただきながら、精いっぱいやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎俊之) 196ページ、6款1項5目、説明2畜産臭気等環境対策事業費補助金についてですが、先ほど同僚委員から宝の水等につきまして質問がございました。また、少し別の観点から質問させていただきたいと思います。先ほどのやりとりの中で、宝の水につきまして分析はしてありますよということですが、その結果、効果などはどうでしょうか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 当時の検査の資料は手元にないのですが、平成24年度宝の水を散布していただいている農家の方に、実際散布していただいてその効果を伺った結果で発表させていただきますが、畜産農家の方に私どものほうで宝の水を持っていって、こういう形で使ってくださいという形でやって、6回目に尿だめ、おしっこがたまるところのにおいが抑えられてきたと。それから、9回目のときには宝の水を利用したところは以前より臭気が抑えられていると。うちのほうで臭気測定器というのがあるのですが、そちらで計測したら、数値は出ないけれども、においも少し内場になって効果があったと感じられたということであります。  記憶の中の話で大変失礼な話なのですが、宝の水につきましては、乳牛はおしっこの量がちょっと多いので、若干ですけれども、効果がある。肥育牛については結構効果があって、実際肥育農家の方が、先ほども言いましたけれども、年間で4万何千リットルと使っている農家もあります。ただ、鶏はビーカーテストをしたときに、においが逆にふえてしまった、アンモニアの量がふえてしまったという結果があったように記憶しています。 ◆委員(山崎俊之) 私が伺いましたのは、特に新田の北部の地区で畜産等がかなり盛んでございますので、こちらに行きますと新しく来られたような住民の方が特に感じるかと思いますが、臭気が気になるという苦情といいますか、そういう声が多いと聞いております。この地区におきまして今の宝の水のほかに、何か効果のある対策というものはあるでしょうか。 ◎農政部副部長(橋本利明) うちのほうの補助事業で臭気対策の関係につきましては、動物が食べる餌、飼料にまぜてふんのにおいを若干抑えられるものですとか、あるいはメイククリーンといいまして、それを散布することによってにおいがなくなるとか、ハエをとるためのハエとり紙みたいなものを助成したり、あるいは目に訴えるということで、また環境を整備するということで周りにきれいな花を植えたり、においのするクチナシですとかモクセイですとか、そういったものを植えてもらう取り組みをしております。 ◆委員(山崎俊之) これは何年も毎年のように同僚委員から質問も出ているかと思います。引き続き対策を粘り強くやっていただければと思います。この件に関しまして、部長も所見をお願いします。 ◎農政部長(岡田辰雄) 家畜農家の家畜のふん尿処理に要する経費というのは、直接利益に結びつかないことが多いと思います。そういった中で、ふん尿処理に要する経費が大きな負担になっているということで、市といたしましては、先ほど副部長のほうでお答えいたしました、そういったものの配付だとかをやっておりまして、宝の水につきましても、また今後いろいろ研究しながら、うまく農家の消臭対策に役立ちますように、今後も引き続きやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎俊之) こちらはこの程度でとどめたいと思います。  続きまして、200ページ、6款1項8目、説明3で農地防災施設管理経費の関係ですが、先ほど同僚委員からも出ましたが、ちょっと別の観点からお聞きしたいと思います。この農地防災事業から外れた地域と申しますか、大久保、新田萩、新田上中、新田大根、新田上田中、新田早川などの地区で、水害対策をどうするかということにつきまして、これらの地域の防災計画を立てると聞いておりますが、この辺の状況の説明をお願いします。 ◎農政部参事(富岡雅広) 農地防災受益外のエリアでございますけれども、農地防災エリアであれば道路側溝等で農地防災の幹線水路なりに水を落とすことができますけれども、エリア外で水処理ということになりますと、例えば調整池なりを幾つか設けて、それでピークカットしながら既存の水路、あるいは下流の水路の断面等を調査しながら、それにつないでいくよう方策をとるのが一番有効かなと思っております。 ◆委員(山崎俊之) この地区につきましては、地元の区長初めいろいろと、今までの水害、冠水したような状況等がありますので、要望等も強くありますので、今言いましたように調整池の整備を早く実現していただきたいと思いますが、具体的に何か計画とかを盛り込む、こういうものはどうでしょうか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 言われている話につきましては、地元の方からもいろいろ話が来ております。そのようなことで、新年度はどういった形になるかわかりませんけれども、対策をぜひ講じていきたいと考えております。 ◆委員(山崎俊之) この件につきまして、部長からもひとつお願いします。 ◎農政部長(岡田辰雄) 農地の水対策につきましては、農地だけではなくて一部宅地等にもその効果があると思います。そういったことで庁内関係部署とまた相談しながら進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(水野正己) それでは、まず184ページの5款1項1目労働諸費の中の雇用対策関連事業と、186ページの緊急雇用対策事業、この2つに主にかかわって伺いますが、3月4日の本会議で教育長が答弁された際に、太田は比較的就労状況がよいという答弁がありました。教育長はそのように答弁されたわけですけれども、それでは県内の各ハローワークの有効求人倍率を本市として把握されているのかどうかを伺います。 ◎産業環境部参事(濱田正) 太田管内あるいは群馬県の有効求人倍率を把握しております。 ◆委員(水野正己) それでは、県内の全てのハローワークについて、直近のところで把握されているのであれば、有効求人倍率をそれぞれお示しいただけますか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 失礼しました。太田管内と群馬県の有効求人倍率を把握しているということでございます。 ◆委員(水野正己) それでは、その2つの数字についてお示しください。 ◎産業環境部参事(濱田正) 平成25年1月現在でございますけれども、太田管内が0.87、群馬県が0.94でございます。 ◆委員(水野正己) 群馬県全体の有効求人倍率に比べて太田は雇用状況はよくないわけですけれども、それでは、5款1項1目労働諸費が前年度比でおおむね3,000万円弱減額とされていますが、主な要因はどういうことでしょう。 ◎総務部参事(長島榮一) 予算額の増減ということで、気づいた点だけ申し上げます。大きい点で申し上げますと、186ページに記載いたしました勤労者福利厚生事業、いわゆる制度融資額が2,600万円ほど減になっているということが大きな減の要因ではないかと考えます。 ◆委員(水野正己) 1目労働諸費の前年度対比の減がほぼ3,000万円ですから、今、財政課長から示された数字を考えれば、それに尽きるのだなということですね。それでは、勤労者福利厚生事業、要するに勤労者生活資金の貸し付けですけれども、これが2,600万円ほど前年度より減という予算としたのはどういう理由によるものでしょう。 ◎産業環境部参事(倉林栄) この減の要因は、先ほど申し上げましたとおり、186ページの勤労者福利厚生事業の中の商業金融分の勤労者生活資金、この3つの事業の中での減額の数字の合計ということで、ここが要因でございます。この理由ですけれども、融資制度は、ご存じのとおり金融機関に預託する金額ですが、全体で言えば、過去3年間の融資実績が減少していることと、融資の実績も過去のデータを見ながらの今回の金額の減ということにさせていただいたわけでございます。今まで新規に借りる件数も実際少なくなっているのは事実でございます。ただ、全くゼロにはしておりませんので、その分の見込みを立てての予算立てということでございます。 ◆委員(水野正己) 要するに、前年度までの借り入れ実績を勘案して、このようにしたという答弁だったと思うのですけれども、それでは、借り入れの実績が落ち込んできている要因はどういうものだと捉えているでしょう。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 融資制度自体の実績ということで件数が落ちておりますけれども、今、金融機関のほうも資金力が結構多いということも要因の1つかなと思われます。一般の金融機関での融資の充実もあるのかなと。また、現状と申しますと、利用状況が減っているということは事実としか言いようがなくて申しわけございません。近年の状況ということでしょうか。済みません。 ◆委員(水野正己) 倉林参事、1つ確認させていただきますけれども、民間の金融機関の貸し付けがあるので、本市の預託している勤労者生活資金の貸し付け実績が減ってきていると捉えているわけではありませんよね。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 私も、今、想像の中で申した数字かもしれませんけれども、そこだけが要因とは考えておりません。 ◆委員(水野正己) そもそも、この勤労者生活資金の貸し付けは、民間でお金を貸してもらえない人に貸そうとしてスタートしたわけではないはずですけれども、では、この資金の創設の目的を確認させてください。 ◎産業環境部参事(倉林栄) もちろん、勤労者の方が充実した生活を送るための1つの制度と私は把握しております。 ◆委員(水野正己) 民間が貸さないから、市が貸すためにつくった制度ではなくて、より返済しやすい条件で、より借りやすい条件で資金を用意した、これが言うまでもない制度創設の本来の目的ですからね。民間の金融機関の金利と比べたって、民間も下がっているとはいいますけれども、同じような償還期間で考えるとまだまだ有利な資金であるのに、どうして貸し付け需要が減ってくるのかというのは、景気の動向と大きく関係してくるとしか私は思えないのですが、その点は何とも言えませんか。ただ現実の問題として減ってきているという認識しか今のところは持てないということになりますかね。 ◎産業環境部参事(倉林栄) 私どもの融資制度も金利は大体2.1%という数字でございますので、民間の金利もかなり下げた事実があるということは私も承知しているのです。ただ、それだけではないことはわかっていますけれども、そのような事実もあるかなと思われます。 ◆委員(水野正己) ここで白黒、決着をつけようと思っても、時間の関係もあって、どうやら難しいようですから。ただ、はっきり申し上げておきますけれども、では、民間の金融機関の利率が、A銀行で何年償還だったらどのくらいの金利なのかということもちゃんと把握して、その上で、この勤労者生活資金がどういう位置にあって、どういう役割を果たしているのか、本来の役割を果たすためにどういうふうにしていくことが必要なのか、これはしっかりと研究する必要があると思うのです。部長でも、副部長は見えていないかな、倉林参事、どうですか。 ◎産業環境部長(石川泰一) 実績自体が年々下がってきている。何で下がってきているかということもありますけれども、実際に金融機関と協調していく。金融機関の窓口で利用促進についての啓蒙をしていってもらっている。それに対して市のほうが協調倍率で銀行のほうへ助成を入れていくという実績の中で、現実問題として下がってきている、利用が少なくなってきているというのは、説明を少なくしてきているというわけではないと思うのです。ちょっと変な答えになりますが、推進はしているけれども、利用者は減ってきているという現状が実績の中ではあらわれているというところで、利用者が少なくなってきているので、市のほうが助成していく分を、今回の平成25年度予算の中で借り入れ状況に合わせて支出を抑えた。別にこの利用を少なくするために補助を下げたのでなくて、実態に合わせて下げたという状況でございます。 ◆委員(水野正己) この問題は、また別の機会にもう少し深める必要があるなということを痛切に感じました。  そこで、次の質問ですけれども、今までどんなところに力点を置いて雇用対策を進めてきたのか、新年度、これからどんなところに力点を置いて雇用対策を進めようとされているのか、5款労働費の中でどういう役割を果たそうとしているのか、これは工業政策課長だけに伺うのは申しわけないと思いますけれども、どなたかお願いします。 ◎産業環境部参事(濱田正) 長引く不況の中で職につけない方が多くなったということを受けて、国がつくった緊急雇用の制度であります。市ではこれを受け入れまして、次の職につくまでの間のつなぎということで進めてきたわけでございます。 ◆委員(水野正己) 緊急雇用対策の位置づけはそれで、私もわかっているのですけれども、それも含めて、本市として、どういう雇用対策に力を入れていこうとお考えなのかを伺いたいと思います。 ◎産業環境部参事(濱田正) 緊急雇用対策のほかに、市では商工会議所等と労使対策推進協議会等々をやりまして、合同企業面接会とか、あるいは新入社員研修、そういったものに力を入れているところでございます。 ◆委員(水野正己) わかりました。  それでは、次の質問に移ります。198ページの6款1項7目地籍調査費の中の地籍調査事業、先ほど山崎正紀委員も質問していましたけれども、関連して伺いますが、この地籍調査をされたデータは一体どのような用途に用いられていくのでしょうか。 ◎農政部参事(富岡雅広) 地籍簿、地籍図というものを作成しまして、それを関係者が縦覧して、その結果を法務局へ送付いたしまして、法務局から市へ送付になるという流れになるかと思います。 ◆委員(水野正己) それが太田市で管理している公図となっていくと思いますが、先ほど課税の状況にも影響が生まれているのではないかという考えもあったけれども、副部長は、目下のところはそれはないだろうとも答弁されていました。それでは一般論として、山崎委員も何かトラブルが起こることはないのかと心配されていましたけれども、私も、可能性の問題として、ほぼ現実的な可能性の問題ですが、これまで公図に基づいて固定資産税を課税されて、苦しい中で何とか納めてきた人が、たまたま所有地を売却するに当たって民間業者に依頼して測量をしてみたところ、農村整備課からこれまで示されてきた農地の面積より一定程度測量した面積が少なかった。当然固定資産税にも影響が出るということはあり得る話で、そういうふうになった場合、地籍調査をする責任が本来一体どこにあるのかという問題も含めて考える必要があると思うのです。実際の面積に基づく固定資産税より多い納税をこれまでずっとしてきた。仮に、今回自ら測量した結果、少ないことがわかった場合、公図の更正というものはどういうふうにされていくのでしょう。 ◎農政部参事(富岡雅広) 先ほど言いましたように、地籍調査により正確な筆の履歴をつくります。それを法務局へ送付して、法務局からまた新たに各市町村へ行くわけですけれども、今言われた土地の売買の時期が、例えば法務局に行って市町村に送付される間の土地のやりとりだったと思うのですが。 ◎農政部副部長(橋本利明) 今、委員が言われたのは、自分が持っている土地を売る場合に、自分がある測量業者に依頼をしてその農地の面積をはかったら、実際、例えば3,000平米あるはずのものが2,800平米になってしまった。この場合、どういうことなのかというご質問でよろしいですか。 ◆委員(水野正己) そういう場合もありますし、所有者が自ら測量をした結果が公図の面積より少なかった場合、要するに売り買いも含めてですけれども、売り買いに関係なく、測量したら公図の面積より少なかったら、多く税金を納めてきたという問題も含めて、公図の更正はどのように扱われていくのかということ。 ◎農政部参事(富岡雅広) 先ほど言われた農村整備課からその資料をいただいたという話の中で、それは地籍調査なのかなという気がするわけですけれども、そういうことではない、単純な地籍と公図の違いということだと思うのです。地籍調査というのは筆界を決めますけれども、民民についてはお互いの話し合いの中で決めるわけで、市のほうでここですよという位置づけはしないわけです。そんなことで、民民の境界が違う可能性があるということだと思うのですけれども、それは旧公図にしろ、新しい公図にしろ、今現在使われている図面というのが正しい図面になります。だから、実際にはかってみて、公図と面積が違っていたということだと思うのですけれども、その場合については、民民の境界を改めて地権者同士で話し合って測量したものだということだと思いますが、そこに地籍調査としては介入するものではないということです。 ◆委員(水野正己) だから、地籍調査は農村整備課が責任を持って介入していくけれども、今現在市が持っている公図の面積と実際に測量した面積が違ったとしても、太田市としてはあくまで今現在の公図で扱っていく、これだけのことしかないということですね。 ◎農政部参事(富岡雅広) そのとおりだと思います。 ◆委員(水野正己) わかりました。それでは、それに伴い、これまで納め過ぎてきた税金がどういう扱いになるかというのは、この款の区分ではありませんから、機会を改めたいと思います。  そこで、同じ6款で、先ほどからの青年就農給付金や、6款1項2目農業総務費にかかわって伺いますが、先ほど来いろいろ質問と答弁をされていますけれども、新規の就農者全てが対象となって就農給付金が給付されるわけではない。ですから、先ほど係長が答弁されて、給付の対象とならない人もいるわけで、そういう後継者への何らかの支援、給付事業を行っていくことが、不耕作農地の有効活用にもつながっていくと私は考えますけれども、国の給付対象とならない人への給付も含めて、その点はどのように考えるでしょうか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 今言われたのは新規に就農する人ということだと思うのですけれども、国で対象にならない人というのは、親元就農みたいな形のものがあると思うのですが、その中で、例えば県の事業だとかがありましたり、野菜によっては例えばスタートアップ事業というのがありまして、同じ園芸、露地野菜とかをつくっていても、ネギをやりたいという形になれば県の事業だとかに該当するものもあります。また、先ほどもありましたけれども、親子で例えば家族経営協定等を結んでいただいて、認定農業者等になっていただければ、新規就農者という形であったとしても補助事業の農業機械の導入の助成、これについては若干縛りといいますか、耕作放棄地等を借りていただくとか、そういう条件がありますが、そういったものが対象になって事業の展開ができるのだろうと考えます。 ◆委員(水野正己) 使えるメニューは全てよく伝えて、有効に使ってもらいながら後継者として頑張ってもらいたいと思うのです。ただ、その場合でも、一方で親と違う品目をつくっているのか、それと畜産の場合は、親と違う品目といったって、なかなか後を継いでというふうになりませんからね。5年間たって経営移譲できるかどうかという問題もやはり課題として残るわけだから、そうなると、やはり市単独の何らかの後継者への給付事業というのも今後必要になるのかなと。実績は、5人だったのが3人ふえて8人というくらいしか使えていないわけで、もっと幅広く新規就農を促していく、そういう後継者育成支援対策が必要になろうかと思いますけれども、将来的なものも含めてどうでしょうね。
    ◎農政部副部長(橋本利明) 確かにそういうふうなところがあるかと思います。ただ、これは例えば補助金だけでいいかといったら、そうでない部分があるのだろうと思います。補助金がもらえるということは1つの方策ですから、いいのだと思うのですけれども、それだけではなくて、例えば新規就農者がやる場合に、どの作目を入れて農業経営をやった場合にどんな経費按分、利益率、あるいは売れ筋の商品はどういうものだろうということもサポートしていきながら、我々のほうは、お金だけでない面もあわせてサポートできればいいなと思いますので、よろしくお願いします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(川鍋栄) 先ほどの矢部委員の質問について、金澤係長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政係長(金澤誠) 先ほど矢部委員への答弁の中で、鳥獣被害防止緊急捕獲対策について、平成24年度から、平成24年度、平成25年度、平成26年度、平成27年度の4カ年と答弁いたしましたが、これは平成25年度から、平成25年度、平成26年度、平成27年度の3カ年ということで訂正させていただきます。  あわせて、捕獲奨励も1頭8,000円ということで答弁いたしましたが、これも国の上限単価ということで、今、県が国と調整中だそうです。今後、本市といたしましても、そういったことで県の情報収集に努めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(川鍋栄) 矢部委員、よろしいですか。 ◆委員(矢部伸幸) はい。 ○委員長(川鍋栄) それからもう1つ、先ほどの山崎正紀委員の質問について、富岡参事から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部参事(富岡雅広) 先ほど山崎正紀委員から地籍調査の補助率について質問がありましたけれども、国が75%とお答えしたわけですが、国が50%で、県が25%で、合わせて75%でございます。訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員長(川鍋栄) 山崎正紀委員、よろしいですか。 ◆委員(山崎正紀) はい。 ○委員長(川鍋栄) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(石倉稔) 206ページ、7款1項3目、工業基盤整備事業について何点か確認をさせていただきます。まず、調査委託料100万円、この内容についてお知らせをお願いします。 ◎産業環境部参事(濱田正) 今、市では工業団地の造成を予定、計画しております。それにつきまして、国内の企業に対しまして、移転あるいは新たな拡張を考えている企業があるかどうか確認するための調査でございます。 ◆委員(石倉稔) では、今現在、太田市に工業団地は大小合わせて幾つありますか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 25工業団地でございます。 ◆委員(石倉稔) 太田市に今、大小合わせて25工業団地があるということですけれども、では、現在、この25の工業団地の中で売れ残っている区画はどのくらいありますか。 ◎産業環境部参事(濱田正) リサーチパークの中に2区画で約1ヘクタール、それから太田さくら工業団地、まだ正式な契約までは至っていないのですけれども、申し込み済みがあって、実際に分譲できるのが1区画、約3.8ヘクタールでございます。 ◆委員(石倉稔) リサーチパークに2つ、太田さくら工業団地に1つと、大小25ある工業団地の中で3つしか残っていない。ほぼ完売状態なのかなと。総括質疑の中で、都市計画線引き見直しは平成27年でしたか、これにあわせて太田桐生インターチェンジ付近に工業団地を計画している、整備をしたいという旨の答弁がありました。具体的な時間軸をお聞きいたします。 ◎産業環境部参事(濱田正) 平成27年の線引きに向けまして、具体的に今、都市計画課と進めているところですけれども、7月までにある程度の地域といいますか、輪郭、それから地権者の同意も90%程度ということで県から来ております。 ◆委員(石倉稔) そうですね。やはり地権者のご理解が一番必要になってくるのかなと私も思っております。太田桐生インターチェンジ付近ということですけれども、計画されているところは、環境アセスメントはまだ行っていないと思います。実際に計画されている工業団地の近隣にリサーチパーク、また物流団地ですか、この2つの団地がありますよね。これの環境アセスメントのデータはお持ちですか、お聞きします。 ◎産業環境部参事(濱田正) 両方とも県の企業局が実施主体となって進めたため、県が保有しておりまして、太田市にはございません。 ◆委員(石倉稔) ぜひとも県からそのデータをいただいて、太田市サイドとしても把握をしていただきたいと思っています。というのは、以前、食品企業を誘致しようと思ったときに地下水の成分がだめだった、残念ながら誘致できなかったという事例があります。そういう部分では、この環境アセスメントは非常に大事なのだろうなと。アンケートを進めていく、さらには企業誘致をしていく中で、太田市は北関東自動車道が通ってアクセスがよくなった、さらには自然災害に非常に強い、さらには環境アセスメントのデータがあれば、私は誘致のアプローチをしていくにも非常に好材料だと思うのです。ぜひとも県からこの部分をいただいて意向調査に役立てていただきたいと思いますけれども、担当部局の意見をお聞きします。 ◎産業環境部参事(濱田正) 環境アセスメントにつきましては、計画している土地につきましても環境アセスメントをする必要がございます。ただ、事業主体もまだ決まっておりませんけれども、今、県の企業局に事業主体となるよう積極的に働きかけているところでございます。 ◆委員(石倉稔) 先ほども雇用のお話が出ましたけれども、そこに企業がある、非常に雇用が生まれてくるという部分では、新田に今度日野自動車が来ます。1,500人の雇用が生まれてくる。非常にありがたいのかなと。先ほどの有効求人倍率はちょっと低いなというイメージがあったのですね。太田市はもっともっと雇用があったのかなと思っています。ただ、いろいろな企業の人事担当者と話をすると、退職していくときに、同じ製造でも輸送機関連ではなくて、食品に行きたい、医療に行きたい、そっちの企業に行きたいという方もいらっしゃると。そういう部分では、雇用のミスマッチ、企業のミスマッチというのですか、そういう部分が多く見受けられますので、環境アセスメントのデータを取り寄せていただいて、当然リサーチパークと物流団地の間あたりに計画されているのでしょうから、両方のデータが使えますので、そのデータをぜひとも役立てていただいて、アプローチに使っていただきたいと思っています。ぜひともバランスのとれた企業誘致、この点について、部長、見解をお願いします。 ◎産業環境部長(石川泰一) 前回も委員からバランスのいい工業団地への進出が必要だと。まさしくそのとおりでありまして、今、最大では約50ヘクタールを予定しておりますけれども、参事が答弁しましたように、平成27年の線引きで、最終的に県の企業局の事業主体でお願いするように今アプローチをかけていますが、規模的にどの辺になってくるか、この辺も今調整をしている最中であります。バランスがとれた工業団地で、まさしく県を代表する、工業立国というイメージの中では基盤整備をしっかりしていきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(石倉稔) ぜひともスピードを持ってやっていただきたいと思っています。この間いろいろな議論の中で、太田で生まれ育った方が、太田に雇用がなくて、太田から出ていってしまう。非常に悲しい部分があります。そういう部分で企業がまだまだ少ないのだろうなと。25も工業団地がある中で、そういう部分はなくしていきたいと思っています。それには多業種ですよね。いろいろな業種が入ってくることによって就職先が広がりますので、選ぶところが多いということは非常にいいことになります。さらには雇用がある、税金が落ちる、それに伴っていろいろなビジネスチャンスが広がっていくのですね。それに引きずられてサービス産業等も入ってきますので、そういう部分では、ぜひとも強力に、スピーディーに推し進めていただきたいと思います。いま1度答弁をお願いします。 ◎産業環境部長(石川泰一) 今、太田にとっては本当に工業団地がなくなっている状態でありますので、平成27年の線引きで何とかこれを認めてもらう。市長も、最終的に県の企業局で事業主体になってもらいますけれども、もしだめなときには市でもというふうな強い姿勢も持っている状況でありますが、何分大きい工業団地の造成でありますので、ぜひ造成は県にお願いをして、市の体制の中でバランスのとれた工業の誘致をする。この誘致の調査も、全国の調査をした中で、群馬県へ進出してもいいという予備調査をした37社をもう1度詳細に調査していくという調査費でありますので、全くやみくもに調査をするわけではないということもご理解いただいて、ぜひ平成27年の線引きには太田の工業団地を認めていただくように、今一生懸命頑張っていきたいと考えております。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(川鍋栄) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。      ◎ 休     憩                                       午後4時13分休憩 ○委員長(川鍋栄) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後4時40分再開 ○委員長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  執行者の皆さんにお願いがあります。答弁はなるべく簡潔に、よろしくお願い申し上げます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(伊藤薫) 192ページ、6款、太田市農業青年会議所組織強化補助金に関連してお聞きをいたします。今、農業はまさに曲がり角から曲がり切ったという感じで、後継者の育成が本当に急務であります。そうした中で、担い手の高齢化による生産力の低下に直面しているわけでありますが、こうした中で農業をいかに元気にさせるか、この問題が今問われていると思います。そこで、農業青年会議所の組織の強化の内容についてお聞きいたします。 ◎農政係長(金澤誠) この太田市農業青年会議所組織強化補助金についてでございますが、市内の農業青年会議所に対して、農業の将来を担う農業青年の技術の向上と農業の普及に要する経費の一部を補助するものでございます。 ◆委員(伊藤薫) この農業青年会議所の歴史は古いわけでございます。この開設当時には、私も設立に携わった一人でありますが、こうした中で、農業青年会議所を設立した当時の子どもが大体後継として今活躍している状況があります。これは内容的には施設園芸でありますけれども、米麦、養蚕、養鶏については衰退をして、今、露地野菜と施設園芸が盛んに行われている農業形態の太田市でありますが、そうした中で、青年たちが会議所をもう少し活発にして、農業に魅力を持たせるような活動をしていただきたいなと。我々のときは、この活動は非常に活発でありました。各地で研修したり、農業委員会とか農政課の協力を得ながら活発にした経緯があります。今の状況でいきますと、補助金をもらっても、この金額ではなかなか活動ができない状況かなと判断しているのですが、もう少しこの辺を活発にすることが農業後継者の育成にもつながるかなと感じております。  特に、日本の農業は兼業農家で成立している現実があります。幾ら土地を大型にしようとしても、集積するのはなかなか難しい状況であります。なぜならば、周りの農家を見ても、ほとんどのせがれは勤めている兼業であります。そして、そういう人たちが60歳で定年になったとすれば、戻ったときに農業ができる構造をつくることが、私は農地を守る大事な1つのやり方かなと思っております。そこで、大型の認定農業者のみならず、機械の新設をするときの整備にお金がかかるということでありまして、農家をやるまでに初期費用がかかるわけですよ。ですから、そういう費用も出してやることが大事かな。現在では、ある程度の大きな農家のせがれでもみんな勤めていますので、そういう人たちが60歳になったときにまた戻れるような構図、こういうことが農地の確保にもつながるかな、私はそれを1つの持論としております。その見解について部長にお伺いします。 ◎農政部長(岡田辰雄) 担い手の支援ということになると思うのですが、国、県の補助事業の活用もありますし、また国の制度資金の活用もあります。さらに市の補助事業、農業機械の購入助成だとか、そういったものを継続していく中で、生産体制の整備、そして生産力、販売力の向上等、総合的に支援をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(伊藤薫) 次に移ります。次に、208ページ、7款商工費、一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構運営費補助金と、ものづくり研究機構人材育成施設整備事業補助金についての内容をお聞きいたします。 ◎産業環境部参事(濱田正) まず、上の一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構運営費補助金でございますけれども、これは人件費及び運営費が主でございます。それから、ものづくり研究機構人材育成施設整備事業補助金につきましては、ものづくり研究機構が建設いたしました人材育成施設に対する建設費補助でございます。 ◆委員(伊藤薫) 地域産学官連携ものづくり研究機構でございますけれども、これはグリーンイノベーション推進事業が骨格にあるわけですが、今現在、ものづくり事業のメーン事業は何でしょうか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 平成24年度、今年度この財団がやった事業ですけれども、自主事業といたしまして専門的な講座を15講座、延べ31回開催しております。また、緊急雇用事業を利用いたしまして現場へ出向いての企業への技術指導を50数社行っております。また、経済産業省からの補助金を得まして、北関東3県、群馬を初め茨城、栃木において8講座、延べ49回の専門的な講座等も開催しております。 ◆委員(伊藤薫) 国の補助金の事業を探しながら事業展開していくという今の答弁ですけれども、こうした中で、補助金の対象に実行していくのに対して、完成しないとなかなか資金が戻ってこない、こういう体質があるのかと思うのです。そこで、返済計画については、そういう資金が流れていくという状況にあるのだと思うのですが、そういう中で、最近は産学官に金が入っている。産学官金、金融機関ですね。こういう状況が起きてきたということは、事業がだんだん充実してきたかなという感じを受けるわけですね。そこで、今、個人、団体を含めて、賛助会員は何人ぐらいおりますか。 ◎産業環境部参事(濱田正) 記憶で申しわけありませんが、35社程度、個人会員、賛助会員が10数名ぐらいだったと記憶しております。 ◆委員(伊藤薫) 賛助会員からもこういう研究をしてくれとかという要望があるのでしょうか。つまり、ビジネスマッチングが進んでいるか進んでいないか。 ◎産業環境部参事(濱田正) この財団は補助金を受けて4年たちます。そういった意味では、そろそろ自立ということも考えながら、いろいろ経済産業省とのパイプをつなげるといいますか、より太くして補助金等をもらっていく。企業間につきましても、マッチングの機会、いろいろな機会を捉えまして、そういった機会に財団等も参加させていただくと聞いております。 ◆委員(伊藤薫) 時間がないので締めたいと思いますが、ものづくり研究機構は太田市としてもすばらしい事業として始まった事業でありますので、地元にも企業にも知れ渡って、国の中でも存在感を持ってほしいということを私は願っております。時間がないので、また議論したいと思いますが、ぜひ頑張っていただきたいと思っております。以上で終わります。 ◎産業環境部参事(濱田正) いろいろな機会を捉えまして、国とのパイプ、経済産業省との連絡をとり合いまして、地域はもとより関東、全国へもこのものづくり研究機構を情報発信していければと考えております。よろしくお願いします。 ○副委員長(大川陽一) それでは質問させていただきますが、今の質問と全く重なるわけでありますけれども、深くお伺いしたいと思っております。まず最初に、206ページの産学官連携推進事業ですが、国の中小企業関連の補助メニュー、多分毎年選んでやっていると思います。昨年は、やはり予算特別委員会で質問いたしましたときに、たしか1,000万円以上のお金を国から引っ張り出してきています。たまたま地域産学官連携ものづくり研究機構の教授2名とお会いしたときに、経済産業省の課長でしたか、関東経済産業局の方が見えていまして、ちょうどよかったということで詳しくお話を聞き、太田市の地域産学官連携ものづくり研究機構は非常にいいのだ、とにかくほかにはない、すばらしいものがあるというお墨つきをいただきまして、私も再三2名の教授とお話をさせていただいています。その中で、今回どんなメニューを採用しておるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(濱田正) いろいろなメニューがあるかと思いますが、今年度経済産業局で行っているサポーティングインダストリーということで、これは関東経済産業局の管内ですけれども、250近い応募がありまして、49が採択された。これが県内10項目でありまして、そのうち2件を財団がとったというのは聞いております。 ○副委員長(大川陽一) 多分円高・エネルギー制約対策のための先端設備等投資促進事業ということで、これは全体で2,000億円なのですね。その一部を多分こちらで採用するようになると思いますし、さらに、ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金、これがやはり1,000億円ぐらい、多分それを一部いただけるような段取りになっているのではないかと思っております。 ◎産業環境部参事(濱田正) 今おっしゃった2つの項目につきましては、平成24年度補正の事業でありまして、まだ実施時期等も未定でございます。よろしくお願いします。 ○副委員長(大川陽一) わかりました。  それでは次に、2月18日に群馬大学はなくなるのですかというツイッターが市長のところにあったようです。そういう質問があって、組織改革で生産システム工学科がなくなり、太田キャンパスは理工学部大学院に入りますというツイッターがありました。すぐさま黒田先生から、ご心配をおかけしますということでツイッターがまた入ってきています。この辺はどのようになっているのか、企画部のほうにお伺いします。 ◎企画部参事(星野晃) 市長のツイッターに書かれたということですけれども、私どもの入手した情報によりますと、平成25年度から学部の再編があるということでございまして、現在工学部が7学科ございますが、これが理工学部となって4学科に再編される。それと、大学院工学研究科というのが理工学研究院及び理工学府となるということでございます。結果として生産システム工学科は、今の1年生が卒業するまでの間はありますが、その後はなくなる。ただ、研究室については引き続き残るという話を伺っております。 ○副委員長(大川陽一) そうしますと、今年度は多分248名ぐらいだと思うのですが、夜間を入れるとそれ以上になると思うのですが、今後はどのような学生数で推移していくのでしょうか。 ◎企画部参事(星野晃) 248名というのは全部の学生数で、太田キャンパスでは224名程度だと思います。それで、生産システム工学科は、1年生は荒牧キャンパスでありますので、あれですけれども、今の4年生が34名程度卒業しということになりますので、年々数十名ずつ減っていくという傾向かと思われます。 ○副委員長(大川陽一) やはり地元といたしましても、学生数が少ないとにこにこ食堂もお客さんが減ってしまいますので、すごく心配されておりまして、これで変わらないということで地元に帰ってお話ができるというのはありがたい話であります。  次に、実はきょうの日経新聞の中に、安倍政権は科学技術によるイノベーションの創出を目指し、関連予算を大幅にふやしたということで、こういうイノベーションに当たっては、かなり国が真剣になっているということだと思うのです。それと同時に、この新聞では150カ所に研究施設を建設すると。ものづくり研究機構の教授に、とにかく全国のベスト30に大学を入れないとちょっとまずいという話をおととい聞いてきました。こういうことで大学が理工学部になってバージョンアップして、ぜひベスト30に入ってもらいたいと思っております。そこで、先ほど協賛の話が出ました。市議会議員は誰も入っていないということですが、4月からまた募集をかけるということで、年間2,000円ということなので、私も入ろうかなと思っております(後刻発言の訂正あり)。  部長にお聞きしたいのは、ものづくりリサーチオーガニゼーション、新聞をつくっておりまして、市長が書かれたところに、私のキャッチコピーというか、似ているフレーズがあるのです。私は前回の予算特別委員会のときに、ものづくり、人づくり、まちづくりということをお話ししました。市長はこの新聞の中に、ものづくり、人づくり、地域づくりというキャッチコピーを入れていました。そういうことなので、これからも、中小企業の支援はもちろんですけれども、地域産学官連携ものづくり研究機構の情報発信をぜひしてもらいたいと思うのですが、部長、答弁をお願いします。 ◎産業環境部長(石川泰一) 非常にありがたいお言葉をいただいていますけれども、今現在、関東経済産業局との連携が非常にうまくいっていまして、参事が言いましたように、群馬、栃木、茨城、こういったエリアを含めて、いろいろな意味での中小企業の支援の講座をしていく、あるいはいろいろな補助メニューについても、こちらから発信して、関東経済産業局のほうに補助メニューを検討してもらうぐらいの連携が非常に深まってきたということで、説明、宣伝がまだ不足しているという懸念もありますけれども、サポーティングインダストリー事業も全国で太田のものづくり研究機構は2カ所採択になった。これも3カ年事業の1億円事業で、100%出資で、研究の成果が実ればすぐ収益が出てくる研究を大々的にもできるということがありますので、このものづくり研究機構ができたこと、あるいはあることの誇りとともに、これをますます成長させていくというのが我々の宣伝の責務だと思っていますので、ぜひ成長を見守っていただきたいと思います。 ○副委員長(大川陽一) 次に、207ページ、次のページですね。7款1項5目観光費の関連でお伺いいたします。太田市の中心部に金山と大光院、特に大光院は、実は1613年に創建されました。ことしは2013年ですから、引き算をすると400年になります。そんな観光資源をぜひ有効に生かしていってもらいたいと思います。所管のご意見をお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(倉林栄) ことしは400年祭ということで伺っておるのですけれども、昨年から門前市でにぎわいを創出するということで、まちで有志の方々がイベントを開いたり、それも継続的になるだろうということと、また、ことしは400年祭にかけまして、太田市で計画している、呑龍様で行われていますイベントに対しても、それをPRしながら、ひいては七福神めぐりまで続けていきたいとは考えております。内外的にもPRしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(大川陽一) 私も地元の一人なので、できるだけ協力していきたいと思っております。  次に、部長にお伺いしますけれども、先ほど石倉委員からバランスのいい工業団地をという話がありました。商業あるいは観光が盛んになって初めて、ものづくりのまち太田市が、潤いのあるまちづくりができるのではないかと自分では思っています。したがって、観光や商業に対してもっともっと熱を入れていただきたいというか、東武鉄道とか、いろいろな企業にも参加してもらって、大いににぎわいを創出してもらいたいと思っているのですが、そういった観点から見て、今後の部長のご意見をお伺いいたします。 ◎産業環境部長(石川泰一) これは大川副委員長からも、いろいろと熱心に調査をしていただいて、資料も事あるごとにいただいて、本当に感謝しておりますけれども、商工会議所とも商業の活性化、あるいは観光という面でタイアップをしながら種々検討しているところであります。今の400年祭などというのは、時を捉えた行事として、やはり太田市としても積極的に展開をしていく。あるいは商工会議所も、今、街コンであるとか、バルであるとか、いろいろな他市の成功例を模索しながら、商業の活性化とあわせて、また観光面も含めてというところでの新しい動きができておりますので、ぜひ我々も積極的にチャレンジをしていく体制を持って実施をしていきたいと思います。ご支援をぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(川鍋栄) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(川鍋栄) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                        午後5時3分休憩 ○委員長(川鍋栄) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                        午後5時6分再開 ○委員長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓園特別会計に対する質疑 ○委員長(川鍋栄) 次に、8款土木費、11款災害復旧費、住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓園特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。
    ◆委員(山崎正紀) それでは、234ページの市営住宅建設事業について、まずこの内容をお伺いします。 ◎都市政策部参事(藤生嘉一) 市営住宅建設事業費の概要でありますが、特に工事請負費ということで4億2,930万円でございます。こちらにつきましては、仮称でありますが、鳥之郷南、旧鳥之郷小学校跡地でありますが、こちらへ市営住宅を建設するものであります。 ◆委員(山崎正紀) では、具体的な中身、間取りですとか高さですとか家賃等、現状わかっていることでいいので、お伺いします。 ◎都市政策部参事(藤生嘉一) こちらの事業につきましては、2カ年で行っていきたいと考えていまして、平成25年度につきましては35戸程度を建設していきたいと思っております。この間、市営住宅は木造の2階家で建ててきましたが、今回は平家と2階家で建てていきたいと考えてございます。家賃についても、できるだけ安くということで、家賃を下げるためには面積を減らさなくてはならないのですけれども、今までよりも少ない約30平米ぐらいの面積の1Kという間取りのものも検討してございます。金額はまだ試算の段階でありますけれども、1Kぐらいであれば1万6,000円ぐらいで本来家賃が設定できるのではないかと考えているところであります。 ◆委員(山崎正紀) では、この市営住宅のコンセプトとしては、従来どおり高齢者と子育て世代みたいな若い方が混合で住めるような形をお考えなのでしょうか。 ◎都市政策部参事(藤生嘉一) 市営住宅は今までも高齢者、単身世帯、子育ての世帯、そういった多種の年齢構成の方で、コミュニティーとして成り立つような市営住宅を目指してきています。今回もそういう形で考えてございますが、事業の目的が、今回、八幡、八幡改良の用途廃止と鳥之郷の現在の市営住宅の建てかえという2つの大きな使命を持っていますので、どうしても高齢者の方の住まわれる率が多くなるということで、それらを想定した中で高齢者に優しい、そして多くの年代の方とコミュニティーをしっかり保って生活ができる場をつくっていきたいと考えてございます。 ◆委員(山崎正紀) そうした中で、本市の市営住宅においてソーラーパネルが載っているのは石原だけですか。確認でお聞きします。 ◎都市政策部参事(藤生嘉一) ソーラーパネルにつきましては、ものづくり研究機構に行政財産を貸し出すという形の中で、高原と石原に設置をしてございます。 ◆委員(山崎正紀) では、(仮称)鳥之郷南住宅にもソーラーパネルは載せる予定なのかどうか、お伺いします。 ◎都市政策部参事(藤生嘉一) 現時点では、市営住宅の事業として載せる計画はありません。ただ、屋根構造等は、石原、高原等と同一のものを考えてございますので、何か別の事業で載せるということは可能であると考えています。 ◆委員(山崎正紀) 可能であるという前に、ぜひ載せるべきだと思うのですけれども、部長、いかがですか。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) 今、太田市の流れといいますか、方向ですと、太陽光エネルギーをきちんと確保していくというのは非常に重要課題と捉えております。そういった中で、住宅事業費全体でコスト的に低廉な家賃で住宅を供給していくという使命からすると、先ほど住宅課長が答弁申し上げましたが、関連する事業の中で屋根面を利活用したいということであれば、積極的な貸与といいますか、そういった形で協力していきたいと考えております。 ◆委員(山崎正紀) では、これは1つの提案ですけれども、もしつけるとなった場合、今、電気自動車というものが普及しつつありますが、充電する施設がなかなかないということでありますので、載せるのであれば、そういった附帯施設も考えてやっていただければと思っております。これは提案ですが、部長、お願いします。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) バッテリーといいますか、電源ですか、電池ステーションというのですか、それについても国の補助が幾つかあるように聞いておりますので、それらがそういった事業に合致するかどうかを精査しながら、事業に合ったもので取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(山崎正紀) わかりました。そうなったらぜひお願いしたいということです。  続きまして、次の質問ですが、390ページの八王子山墓園特別会計につきましてお伺いをいたします。これは再三、予決算特別委員会で概要をお聞きしているので、確認でまた改めて本事業の概要をお伺いします。 ◎都市政策部参事(野口完治) 八王子山墓園につきましては、現在、残数が非常に少なくなっておる関係上、焼骨等をお持ちの方、要は緊急的に必要な方のみの販売という形で行っております。今現在では1年にしますと70件から80件程度の方々のお申し込みを受け付けてございます。 ◆委員(山崎正紀) ということは、現状大分あきもなくなってきて、売れ行きとしては好調というのも変ですけれども、それなりに売れているという認識でよろしいのでしょうか。 ◎都市政策部参事(野口完治) そのとおりでございます。 ◆委員(山崎正紀) 今回、墓園建設費ということで平成25年度に1,200万円ついておりますが、この内容についてお伺いします。 ◎都市政策部参事(野口完治) これにつきましては、現在の墓園の中で空地といいますか、例えば1区画の中で若干あいているスペース等がございますので、そういったところに墓基をふやすことができるかどうかという調査を平成24年度で行っております。これを受けまして、平成25年度に一部、そういう空きスペースに墓基をふやしていくということで、1,200万円を計上しております。 ◆委員(山崎正紀) では、これは新たに造成できたらするということでありますが、当特別会計の平成23年度の決算書を見てみますと、確認ですが、歳入歳出差引残額が3,533万7,171円となっておりまして、平成23年度末で地方債の元金と利子ともゼロになっていますよね。 ◎都市政策部参事(野口完治) ゼロになってございます。 ◆委員(山崎正紀) では、これを踏まえて何点かお伺いします。平成24年度の当初予算書を見ますと、一般会計に2,000万円繰り出すというふうになっていますが、これはまだ締まっていないですけれども、平成24年度の決算の見込みとしては、この2,000万円繰り入れられるという予測はできているのでしょうか。 ◎都市政策部参事(野口完治) 今年度に販売されているのが約90件ほどだと思うのですけれども、これの1区画当たりが46万円ですから、相当の金額になるわけですが、基本的には、維持管理費につきましては、管理料というものを別枠で墓基を所有している方々からちょうだいしているわけです。この売っている部分に関しましては、基本的に全て収入のみの部分になるわけですけれども、こういった中から市のほうに一部をという話だと思うのですが、これにつきましては、2,000万円については可能ではないかと思っております。 ◆委員(山崎正紀) では、平成25年度の予算書でいきますと、歳入としまして市債で1,200万円計上されておりますが、同時に、また歳出で来年度も2,000万円、一般会計へ繰り入れをするという形になっております。市債を起こして、返せるものを返さずに市債をそのままにして一般会計に繰り入れる予算書になっていますけれども、手持ちのお金があるにもかかわらず、なぜまた市債を起こして丸々2,000万円を一般会計に繰り入れるのかということについてお伺いします。 ◎総務部参事(長島榮一) 予算編成の一環で担当課と一緒に協議して定めた関連で、私から説明させていただきます。一見いたしますと委員ご指摘のとおりでありますが、ここはひとつ分けて考えるべきであろうと考えます。と申しますのは、1,200万円借り入れするというのは、新たに売るために造成をする費用に充てる経費であります。そして一般会計へ戻すのは、これまで多額の市税を投入してまいりました。その結果、つくられたものの売り上げがあって、その売り上げた剰余金を今まで投入した市税に相当するものとしてお返しいただくということでありまして、入るもの、出るものをそれぞれ峻別して計上すべきであるという観点から、このように行っております。 ◆委員(山崎正紀) それは多分見解の相違だと思いますが、今年度も2,000万円入れますが、市に戻す分に関しては、利子はつくのですよね。だったら1,200万円は特別会計に残しておいて、800万円だけ繰り入れして、それを次の建設に充てるという私の考えはおかしいのですかね。 ◎総務部参事(長島榮一) おかしいというよりも明確にするためには、新たに売るための経費として工事費が1,200万円かかるというのであれば、これは起債としましても観光事業債といいますか、特別会計の起債で100%の充当率という形もありますので、かかる経費を全額、100%で借り入れをしてつくるという形を明確にしておいたほうがよろしいのではないかと考えます。 ◆委員(山崎正紀) これは八王子山墓園特別会計でありますから、それをさらに造成するというのは、もちろんプロパーな事業でありますので、今後も他の特別会計でもこういった処理をしていくということでよろしいのでしょうか。 ◎総務部参事(長島榮一) 基本的といいますか、一般的にはそのように考えてございます。 ◆委員(山崎正紀) 皆さん納得できましたか。手持ちの資金があるのにわざわざ借りてというのが私は何かちょっとまだ。起債するということは利息も発生するかなと思うのですが、それはいかがでしょうか。 ◎総務部参事(長島榮一) 一般会計に繰り入れるのは、今までつくられて、変な話ですけれども、在庫が売れて、その収益があったので、売れた当該年度には経費がかかっていません。ですから、それは、それをつくり上げるために要した市税に相当するものとして、お返しいただくということだと別に考えてはいただけないでしょうか。そして、1,200万円を借り入れして、また新たな墓地をつくります。それを販売します。そうすると、一方で償還はどんどん始まりますが、すぐ全部売れるとは限りません。その間は、もしかしたら償還する費用をこの売り上げで一旦埋めていかなくてはならないかと思います。つまり、つくるときと売れるときのタイムラグがありますから、その辺は時差が出るのはやむを得ないのではないでしょうか。 ◆委員(山崎正紀) また後で勉強させていただきますが、せっかくこれを造成するのでありますから、ぜひ販売に力を入れていただいて、これはなかなかあきがないと言いますが、今のところどこまで広げる計画をお持ちなのでしょうか。 ◎都市政策部参事(野口完治) エリアという意味でしょうか。今現在、墓地の一番北側の部分になりますが、八王子丘陵の整備事業をやっておりますけれども、そこに上がっていく道が墓地の一番上にあるのですが、そこのところに一部、水道のタンクが上がっている場所がございます。ここについては結構広い面積があいておりまして、あそこは公園墓地という形になっていますので、一部公園的な部分をあそこのところにもつくるという計画があって残っているのですけれども、そこの一部分をもう少し北に上げまして、若干傾斜はあるのですが、下の平らな部分に新たな墓地をつくっていく。ここにはかなりの数がつくれる予定でございます。それ以外の部分というのは本当に残っているだけのところですから、例えば1ブロックですと五、六基とか、10何基とかという数ぐらいにしかならないのです。このできる部分に関して、平成25年度と平成26年度の2カ年をかけて、全体では二百五、六十基ぐらいに多分なるのかと思うのですけれども、それをつくっていくという計画でございます。 ◆委員(山崎正紀) では、確認でお伺いしますが、これはあと2カ年で、平成26年度の事業が終わればほぼいっぱいだということでよろしいのでしょうか。 ◎都市政策部参事(野口完治) そのとおりでございます。 ◆委員(山崎正紀) ここは、たしか平成元年から造成が始まった、そんな記憶ですが、これは2年で造成が終わってしまうということで、そういったニーズがまだまだあるかと思うのですが、今後、墓園を市営で行うという考え方について、部長、どうでしょうか。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) これは今言ったように、もう事業的にはいっぱいいっぱいの状況まで迫ってきております。今後においては、今、都心で行われているような共同墓地化とか、大型のカロートを置いて共同墓地という形をとっていくのか、あるいは現有数では、今、委員ご指摘のように、太田市の人口をバックにした場合は到底数は足らないと思います。ただ、いろいろな場面で議論されておりますように、管理費が順調に納められて、適正に管理していくということであれば、将来にわたって事業として成り立つものだと思いますが、一部滞納が出たり、あるいは先ほどの就職の問題等で後継者が地元から離れてしまうとか、いろいろな社会変化が見える中で、今後そういった部分を含めて墓地のニーズが高まってくれば、その時点でまた検討していくということでご理解願いたいと思います。 ◆委員(山崎正紀) 最後に副市長、これはいずれいっぱいになって、その後も市民のそういったニーズというのは、どのくらいあるかわかりませんが、まだあることはあるのだろうと思うのですが、今後、長いスパンで、10年とか20年で考えた場合の本市の対応についてご所見をお伺いします。 ◎副市長(清水計男) この墓地の問題でありますけれども、今すごくニーズが高いというのですか、市民からの要望はすごく強いです。現状においての残りが少ないということで、所管ではお骨のある方にお売りするというのが原則論である。ただ、お骨を持っていない方からの話が市長にもかなり入っています。市長も苦慮していまして、何とかお墓が欲しい人に分譲できないだろうかという話は所管ともしているのです。また今後ともそういう話はあると思いますが、ただ1つ、決められた場所の中にもうないということ、では、ほかに場所があるのかといったら、これは非常に難しい問題であります。だから、今、担当部長が申し上げたとおり、社会状況がどう変遷するかわかりませんけれども、都会で見られるような共同墓地化というのも1つの方法だろうとは考えています。また、いろいろな面での近隣の都市との連携も考えられなくはないかなとは思っております。これははっきり申し上げられませんけれども、そんな連携の手法もあるのだろうなと。これからもますます市民要望が高まってくると思いますので、じっくりとした計画を練りたいと思います。 ◆委員(宮沢まりこ) 予算書228ページ、北部運動公園管理費についてお聞きします。まず、おおた芝桜まつり運営業務委託料ですが、芝桜のとてもきれいな年と、案外咲きが悪い年とがあるように感じますが、この要因がわかりましたら教えてください。 ◎都市政策部参事(野口完治) 芝桜そのものの寿命が5年から8年ぐらいというお話は聞いております。あそこが平成20年に始まりまして、もう既に5年目を迎えているのですけれども、皆さんもご存じのとおり、非常に地質の悪いところでございまして、なかなかうまく育っていかないというのが現実です。そういった中で、昨年度、大分枯れてしまったところに対して、2月、3月にかなりの補植をいたしました。しかしながら、なかなか思うように繁茂しなかったというのは、1つは天候の問題がございまして、昨年度は寒い日にちが多かったというのと、雨が余り降らなかったということで、なかなかいいぐあいには伸びなかったということから、その年その年によって管理の仕方を少しずつ変えてはいるのですけれども、なかなかうまくいかないところも現実とすればございます。しかしながら、今年度につきましても、一部分、歯抜けみたいな形になってしまっているところがあるわけですから、こういったところの補植を今やっている最中でございます。そういった中で、ここのところずっと天候が落ちついていますので、来年度につきましては、多分思うようになるのではないかと。これはあくまでも予想でしかありませんので、4月にオープンを予定しておりますけれども、それまでにうまく活着をして、皆さんに見ていただけるようなことになればいいなと思っております。 ◆委員(宮沢まりこ) ぜひ来年度に向けても芝桜をきれいに咲かせていただくように努力していただけたらと思います。  次に、その下の工事請負費についてお聞きします。内容を教えてください。 ◎都市政策部参事(野口完治) これにつきましては、北部運動公園の特に中央の部分、今は芝になっているところですけれども、こちらのほうで夜間の街灯を周りにつけたいということで現在計画をしているところです。もう1つは、昨年の夏あたりから夜中に例えば原付バイクがあの中を走ったりだとか、あるいは南のほうに民家があるわけですけれども、ここに近いところで若い人たちが集まって大きな声でお話をしているだとか、そのような状況がございました。また、イルミネーションの準備をしている最中には、イルミネーションの部材の一部を壊されたりとか、そんなことがありましたものですから、そういったものを監視するという言い方はおかしいのですが、見るために、公園内の全部を見るというのは不可能だと思うのですけれども、できるだけ広範囲の中に防犯カメラを設置して、そういったものの抑止力になればということでの工事費でございます。 ◆委員(宮沢まりこ) そうしましたら、ほかの公園でこういった被害があった場所はあるのでしょうか。 ◎公園管理課長(小林稔) 北部運動公園以外の公園ですけれども、公園には公園灯だとか公園施設がございます。特に私どものほうで被害をこうむっているのは、公園灯の電気をいたずらで壊されるだとか、そういうものが聞こえてきております。 ◆委員(宮沢まりこ) また北部運動公園に戻るのですが、照明がついているかと思うのですけれども、その照明は夜中いっぱい点灯しているのでしょうか、それとも時間で区切られていますか。 ◎都市政策部参事(野口完治) 現在は午後9時で自動的に照明が落ちるようになっております。 ◆委員(宮沢まりこ) 防犯のためのカメラの設置をほかの公園では考えているのでしょうか。 ◎公園管理課長(小林稔) 私どもの管理している公園自体がそんなに大きい公園ではありませんので、特に防犯カメラの設置というのは考えておりません。 ◆委員(宮沢まりこ) 先日の東京での強盗刺殺事件では、防犯カメラに映る犯人の姿が逮捕に至るまでにかなりの力を発揮したように感じています。また、犯罪の抑止力としても防犯カメラはかなり効果的だと感じておりますので、今後、太田市内にカメラの設置を考えているような場所があったら伺いたいと思います。 ◎総務部長(荒木建夫) 犯罪抑止・防止の面からということであるとするならば私どもの所管でありますけれども、これは警察とよく協議をしながら、危険箇所があるとすれば対応を図ってまいりたいと考えます。 ◆委員(宮沢まりこ) 北部運動公園にもこれからつけるということですので、ますます市民の方が使用しやすい公園にしていただけたらと思います。また、ほかの公園に関しても、部長のほうで答弁いただきましたが、もしも危険な箇所があるようでしたらということでしたので、ぜひ今後とも公園を注意して見ていっていただけたらと思います。 ◆委員(五十嵐あや子) 最後の質問になりますけれども、先ほど同僚委員から詳しく八王子山墓園の件で質問いたして、答弁がありましたので、何点か提案とかをさせていただきたいと思います。ちょっとお伺いしたいのは、今の状態で墓地があと何区画残っているのか教えてください。 ◎都市政策部参事(野口完治) ことしの2月末現在になりますが、344基でございます。 ◆委員(五十嵐あや子) わかりました。今、年間大体どのくらい売れているのでしょうか。 ◎都市政策部参事(野口完治) 平均しますと70基から80基ぐらいです。 ◆委員(五十嵐あや子) ということは、先ほどの予定どおり、今後、平成25年度、平成26年度で250基ないし260基ふやすというのが妥当かなと思いますね。私は、実は昨年12月24日に新宿に勉強しに行きまして、クリスマスの日だったのですが、終末期、私らしい最期を考えようということで、3点ほど提案があったのです。1つが海洋散骨、それと樹木葬、それと納骨堂の勉強をしに行ってきまして、非常に多くの方が集まって、関心を持っていらしたのです。やはり年代的には60代以降の方が多かったのですけれども、そういう中で、今後、石のお墓でなくていいという考え方の方も随分多くなってきたのかなと思いました。そういう中で、樹木葬はすごくいいなと思いました。GPSで、そこに埋葬して、1つのところで祈って供養するという形ですが、ガーデニングタイプのものもあったりとか、すごくきれいな形で樹木葬というのができていまして、非常に興味深かったのです。先ほど共同墓地というお話がありましたので、ぜひ研究していただいて、八王子山墓園に樹木葬またはガーデニングタイプのものがあると非常にいいかなとも思いましたが、それについてご意見をお願いいたします。 ◎都市政策部参事(野口完治) 先ほどもちょっとお話ししましたが、現状の中では二百五、六十基を増設しますと空きスペースがございません。確かに花と緑の推進課にも売ってくれないのだろうかということでお見えになっている方がいらっしゃいます。しかしながら、現状の中では、こういう状況なので、焼骨をお持ちの方のみですよというお話をさせていただいて、お断りをしている状況です。そういった中で、海洋というのはここにありませんからあれですが、今お話しされるような納骨堂方式だとか、あるいは樹木葬方式については、今後の課題なのだろうと思っています。現状の八王子山墓園の中でつくることは、基本的には多分無理なのだろうと思いますけれども、ほかにそういった場所があれば、そういうものも可能ではないかなとは思います。 ◆委員(五十嵐あや子) そうですね。樹木葬は割と自然の多いところで、八王子山みたいなところでやっているケースが多かったものですから、そこはよく研究していただいて、市民の望まれる墓園をつくっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。これについて、部長、ご所見をお願いいたします。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) 幾つか選択肢があろうかと思います。先ほど副市長のほうで答弁しましたように、今後、敷地を広げるとか、いろいろあった場合に、さまざまな問題をクリアしていかなくてはならないかなと思います。そういった部分が1つ1つ理解が得られれば、得られた方法の中で1つ1つやっていくということでご理解願いたいと思います。 ◆委員(大島正芳) では、229ページ、8款土木費の中の土地区画整理事業について、現在進めている4つの土地区画整理事業、東矢島、宝泉南部及び太田駅周辺と組合施行の尾島東部土地区画整理事業について、それぞれの総予算、進捗率並びに今までに投じられた事業費について最初に伺います。 ◎区画整理課長(茂木満) それでは、事業別にお答えさせていただきます。まず、東矢島土地区画整理事業ですが、総事業費につきましては120億9,100万円でございます。続きまして進捗率につきましては、平成23年度末のデータになりますが、事業費ベースで92.6%でございます。同じく事業費としましては112億592万4,000円ということでございます。  続きまして、宝泉南部土地区画整理事業ですが、総事業費としましては66億円でございます。進捗率につきましては、同じく平成23年度末事業費ベースですが、29.0%となっております。事業費につきましては同じく19億1,462万7,000円ということでございます。  続きまして、太田駅周辺土地区画整理事業につきましては、総事業費が239億円ということでございます。進捗率につきましては17.0%となっております。これにつきましても平成23年度末の事業費ベースとなっております。それから、現在までの事業費ですが、40億7,292万8,000円ということでございます。同じくこれは平成23年度末の事業費ということでございます。  続きまして、尾島東部土地区画整理事業でございますが、組合施行でございますので、組合の資料に基づいてご答弁させていただきます。よろしくお願いします。総事業費が62億5,000万円でございます。進捗率につきましては33.8%、事業費につきましては21億1,319万9,000円となっております。 ◆委員(大島正芳) 東矢島は結構いい進捗率かなと思いますけれども、それ以外は現状で計画どおりの進行というのは非常に難しいと考えられます。宝泉南部については結構見直しをして、泉町については外したということを聞いておりますが、そのほかについてはちょっと難しいかなと思いますけれども、今後の見通しについてはどのように考えておりますか。 ◎区画整理課長(茂木満) 委員ご指摘のとおり、宝泉南部土地区画整理地区につきましては、平成23年2月に第5回の事業計画の変更を行いまして、施行面積が99.2ヘクタールから42.6ヘクタールへ変更となりました。その際、泉町地区につきましては区域から外れたという現状がございます。今現在、42.6ヘクタール、第5回事業計画の変更に基づきまして事業の進捗を図っているところでございます。  東矢島地区につきましては、先ほどもご答弁申し上げたとおり、事業の進捗率が92.6%ということになっておりますので、引き続き現計画に基づきまして事業の進捗を図ってまいりたいと考えております。  太田駅周辺地区につきましては、事業費は多額でありますが、今現在、進捗率も17%ということでございまして、事業の長期化が懸念されるところでございますが、県事業であります1級河川八瀬川の改修、また本事業の都市計画道路の築造等、根幹をなす課題等もございますので、地元地権者の要望を伺いながら、事業計画の変更に柔軟に対応していきながら事業の進捗を図ってまいりたいと考えております。  続きまして、尾島東部地区でございます。組合の事業計画の変更認可を今現在受けているところでございます。今現在、手続中ということでございます。内容につきましては、区画道路の一部変更や移転補償費の見直し等によりまして全体事業費の削減を図っておるところでございます。また、保留地単価を下げまして保留地の公売をしやすくしているところでございます。現在、計画変更認可を進めているところでございますが、事業計画に基づきまして事業の一層の進捗を図ってまいるということで、市といたしましては技術援助を行うという立場から、引き続き組合に対して積極的な指導、支援を行っていきたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) 当初計画から比べると社会状況、また経済状況が非常に変わってしまいました。土地の価格が下落してしまったようです。保留地の処分状況についてはどのようになっているのか、先ほどちょっと触れましたけれども、尾島東部土地区画整理地区についての保留地の処分状況についてお知らせください。 ◎区画整理課長(茂木満) 尾島東部土地区画整理事業につきましては、平成25年2月現在、これは尾島東部土地区画整理組合の資料に基づきましてということでございますので、よろしくお願いします。平成15年から公売を開始いたしまして、一般保留地の販売につきましては40区画売り出しをしておりまして、公売済みにつきましては29区画、残が11区画ということでございます。 ◆委員(大島正芳) 先ほどもちょっとお話がありましたけれども、今後の見通しというか、改善策というのは全体的に見てどんな感じか、わかれば教えてください。 ◎区画整理課長(茂木満) これは尾島東部についてでよろしいでしょうか。 ◆委員(大島正芳) はい。 ◎区画整理課長(茂木満) それでは、尾島東部地区の今後の見通し、改善策ということでお答えいたします。先ほども申したとおり、事業計画の変更を今現在手続中でございます。その中には保留地の単価の見直しも入っております。しかしながら、価格を下げただけでは、すぐに保留地が販売促進につながるということは考えにくいと考えております。組合の販売促進への自助努力が必要と考えております。販売促進、PRのための広報活動や、ハウスメーカーなどの民間のノウハウを利活用して、積極的な展開を図っていただきたいと思っております。市としましても側面から積極的な技術支援なり指導を行っていきたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) この4つの区画整理の中で、東矢島以外は大変厳しい状況にあるのはよくわかります。今回の予算書の区画整理事業の予算額を見ましても前年並みということで、毎年このような額を投資することにしていった場合、どの事業も完成までに数十年から100年近くかかるのではないかと思われるのですけれども、今後の見通しについて、副市長、見解があったらお伝えください。 ◎副市長(清水計男) 状況は担当課長からつぶさに申し上げたとおりであります。ということは、すごく困難な現状があるということを認識していただければと。一番の基本的な問題は、やはり土地が下落したということなのだろうと思うのです。区画整理が一番うまくいった時代は、土地は限りなく上昇するという中での区画整理が九合地区を中心に行われたと私も記憶をしております。今後については、地権者との関係等々があるのでしょうけれども、地道に、ひたむきに担当でも努力していきたいと語っておりますので、しばらくの間、見守っていただければありがたいと思います。 ◆委員(本田一代) 309ページ、11款災害復旧費に関連してお尋ねをいたします。県の事業で、藪塚地区に砂防ダム計画ということで説明会があったようですが、この内容についてお尋ねします。 ◎都市政策部参事(島田芳人) これは湯之入北沢という、ホテルふせじまの北東に当たる山の谷の中に砂防ダムをつくるという事業計画でございます。これは群馬県の事業でございまして、群馬県が全て実施するということでございますが、その中で、太田市内の事業でございますので地元の説明会をするということで、太田市も担当職員の出席を依頼されましたので同席をいたしました。 ◆委員(本田一代) 一番は、私は情報の共有が必要だと思うのですよ。ですから、担当課だけではなく、これはいろいろな人に伝えて、そして、私も常任委員会でも質問をしたのですけれども、どなたも知らなかったということで、答弁がいただけなかったのですが、地元としたら、これは知っておく必要のある大切な事項なのです。情報の共有が必要だと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(島田芳人) これは群馬県の事業でございまして、地元で情報の共有ということでございますが、群馬県から地元の関係地権者の区長等にはお話がいっていると思います。この事業に対して太田市の負担は一銭もございませんので、説明会に参加するというだけでございます。 ◆委員(本田一代) だけど、つくるところは太田市ではないのですか。群馬県が幾ら金を出して全部やってくれるからといったって、地元の人は太田市ですよ。太田市の住所ですよ。やはりそれは知らせていただかなければ私はちょっと困るなと思いますけれども。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 事業場所は太田市でございます。その辺で、知らせるというのは、どこまで知らせるかという範囲もあると思います。群馬県としましては、地元の地権者の方、あるいは地元の区長等にはお話はさせていただいていると思っております。 ◆委員(本田一代) 地元の議員といってはあれですけれども、こういう人にはやはり知らせてほしいと感じます。地元の区長だけではなく、区長会や何かにも知らせたほうがいいのかなと感じますけれども、太田市なのだから、やはりそういうところは、情報はきちんと伝えてほしいということを感じます。要望としておきます。答弁はいいです。 ◆委員(石倉稔) 228ページ、北部運動公園管理費に関連してお聞きをしたいと思います。昨年9月の新聞で、公園集客へ通年イベント、夏、秋に新企画検討と報道されております。ここには観光客をふやすべく年間を通してイベントを開催することを決めたと書いてあります。さらに、現在の公園名も観光客が受け入れやすいものに改めることを検討している、このようにも書いてあります。まず、この2点の進捗状況についてお伺いいたします。 ◎都市政策部参事(野口完治) まず初めの年間を通して利活用という部分でありますが、ご存じのとおり、芝桜とイルミネーションにつきましては春と冬ということで、大きなイベントを通してもう既に定着をしているのかなと思います。再三この中でもお話があるような夏場から秋にかけてが、なかなかいいものが見つからないということで、昨年につきましては、これは1日だけだったのですが、夏にサマーイベントみたいな形で行いました。しかしながら、これだけでは不十分ということで、平成25年度につきましては、夏から秋にかけて咲くような花の種をまたまいていくということで、いかんせん暑い気候の時期なものですから、どの程度育つのか、あるいはどのように咲くのかというのはわかりませんけれども、とりあえず試験的に、そのような形で人が集まるような花を咲かせたいということで計画はしてございます。  それから、2点目の名称の変更の話だと思いますが、これにつきましては、今までもお話をしておるのですが、北部運動公園の造成に当たりましては補助金を使用してございます。この補助金の対応期間がことしの3月いっぱいで終わるところでございます。その後、会検等が入るということも当然考えられることでありますので、そういったものも踏まえながら、どのような形の名称にしていくのがいいのか。例えば、北部運動公園というのが今正式な名称になっていますけれども、その名称そのものを変えるのがいいのか、北部運動公園というのは正式な名称ですから、それを残したまま、サブ的な名称にするのがいいのか、その辺は今後検討していかなければならないのかなと。もう1点は、どんな形で名称を募集するのかという部分もあるかと思いますので、これにつきましては、現状の中ではまだ具体的にどうというふうに進んではございません。 ◆委員(石倉稔) 夏から秋にかけて咲く花を検討していく、種をまいていく、そういう答弁だったと思います。また、名称については、今後、補助金の関係もあるので、募集をするなり、またいろいろな部分で検討していくという話だったのかなと思っています。  では、これも新聞なのですけれども、芝桜の協議会とイルミネーションの協議会を統合して、北部運動公園推進協議会が設置されたとあります。この協議会の役割はどのようなものなのでしょうか。さらに、この協議会の設立から現在までの協議内容、どのようなものを協議したのか、お聞きいたします。 ◎都市政策部参事(野口完治) この協議会につきましては、昨年の8月だと思いますけれども、もともとは芝桜の運営協議会、それからイルミネーションの運営協議会という2つの協議会でそれぞれの事業を行っておったわけですが、それを統合することによって、まず予算的な部分が1つにできる。これは今までですと、団体そのものが違っておりますので、一緒にすることは当然できなかったわけですけれども、両方を1つにすることによって予算が有効的に使えるのだろうということで統合をしております。また、いろいろな宣伝といいますか、PR活動をするにおいても、1つの団体で年間を通してPRができるとするならば、そのほうが有効的になるのだろうということで、名称の変更といいますか、2つのものを1つにしてきたという経緯がございます。そういった中で、昨年の8月の設立に当たりまして、1年間の事業計画を作成いたしました。その中で先ほどお話ししましたような芝桜とイルミネーションのほかに、年間を通してという意味での何かをやりたいということで出たのが、花みたいなものをやってみたらどうだろうか、あるいはほかの施設等も鑑みながら、また違うものもできないだろうかということについての議論はしております。 ◆委員(石倉稔) 1つは予算の効率化だったのかなと捉えました。なかなかこれだなという決め手は出てきていないのかなというのも答弁からくみ取りました。設立から半年がたっています。これも新聞からですけれども、花と緑の推進課は、これまで来場者の少なかった夏と秋、どの時期に何ができるかアイデアを出し合いながら、より多くの人に訪れてもらえる魅力的な公園にしていきたいという記事も載っております。この推進協議会は誰が主導して会議を開くのか、また、今後の北部運動公園の利活用について誰が主体的に提案していくのか、この件についてお聞きします。 ◎都市政策部参事(野口完治) まず、推進協議会の会長は市長になっております。それ以外の委員がたくさんいらっしゃるわけですけれども、この中には当然副市長も入っていますし、市の職員も入っております。それ以外に、区長会長もそうですが、あるいは地元の区長、それからもともとはイルミネーションを団体でやっていたわけですけれども、その一部の役員の方々がやはりその中に入っておりまして、例えば会議を主催するだとか、そういうことに関しましては、会長が招集するとなっておりますので、今後も、先ほどの事業の内容だとか、あるいは終わった経過の報告だとかをするに当たりましては、会長が招集をしていくということだと思います。 ◆委員(石倉稔) 会長が招集をして、この協議会を運営していく。では、会長が主体的に提案していくのですか。改善内容と企画は、会長が開いて、会長が提案をしていく、そういうことでよろしいわけですか。 ◎都市政策部参事(野口完治) いや、そういうことではなくて、会議の招集は会長がするということでありまして、その中における例えば議題の問題だとかは、事務局も含めて何を協議しようというのは考えていかなければならないと思っています。 ◆委員(石倉稔) そうですよね。委員の方が会長を含めて19名で、事務局が3名いらっしゃいますので、多分今後どうしていこうかというさまざまな議論が行われているのかなと感じています。ここに会長代行がいらっしゃいますので、副市長にお聞きをしたいと思うのですけれども、新聞報道のとおり活用するのであれば、私は、この協議会をしっかりと機能させることが重要なのだろうと。どうも議論が見えてこないのかなという部分があります。この組織は、市の職員と、さらには見ても区長で、若い人はいないのですね。いろいろな層を取り入れて広い意見を聞いたほうが、私はもっともっといい公園になるのではないかと感じています。見直しも含めて考えをお聞きします。 ◎副市長(清水計男) 両協議会が合体したという経過はそういうことでありました。1つには、芝桜については行政主導でやってきたという事実がありますし、イルミネーションについては民、ボランティアの団体が主導であったということもひとつご理解をしていただければと。イルミネーションの協議会の中にも若い人はおります。そういった人たちの意見もいただいておるということは事実であります。今まで所管の花と緑の推進課が事務局をつかさどって、ここまで盛り上げてきたイベントでございます。来年度からは産業観光課にこの事業は全面的に所管がえになります。なお一層観光面に力を入れたイベントの開催が期待できると考えておりますので、ぜひその辺も見ていただいてご意見をいただければと思います。
    ◆委員(石倉稔) ぜひともよろしくお願いします。  時間がないので次に行きます。222ページ、北関東自動車道関連経費に関連して、これも総括質疑では再三再四出ていたスマートインターチェンジの件です。周辺整備のアクセス道路は、地域協議会等が立ち上がっていろいろなお話をされていると思うのですけれども、成塚団地の方から、ここは通過道路にならないよねというお話をいつも聞くのです。その件についてはいかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(深澤美知夫) 委員ご指摘のとおり、地区協議会が立ち上がっています。これは当然警察も入っていますし、地元の区長も入っていますので、そこで成塚団地の安全性の問題ですか、そういうことも全部私どもは承知しております。排気ガスと、あと騒音関係もあります。私どもはそういうものを全部現況調査もしていますし、ちゃんとつかんでおりますので、今後、スマートインターチェンジが事業化、具現化した段階で、しっかり協議会で詰めていきたいと思っています。 ◆委員(石倉稔) 確認で、総括質疑以降、国土交通省との協議は、変化はないですね。 ◎都市政策部参事(深澤美知夫) スマートインターチェンジはパーキング接続型でございますから、まずパーキングエリアが具現化、事業化した段階で、同時にスマートインターチェンジもという形で我々は考えております。アンテナを高くしていろいろ情報収集しておりますが、今のところは、その後まだ変わりはないということでございます。 ◆委員(石倉稔) 国にはもう申し入れましたので、国からのオファーを待っているという状態だと思います。  もう1点、今、足利伊勢崎線を改修していますよね。あの道路とアクセス道路は、ホンダカーズのところで直角、直角ですよね。ですから、何が言いたいかというと、成塚の北の道路というか、高速の北の道路が東に行ったところで丁字路になっていますよね。大型の貨物が非常に通りづらいのかなと。そこの改修はどのように考えていますか。 ◎都市政策部参事(深澤美知夫) 丁字路のところについても、説明会を2度開催させていただきましたけれども、そのときに信号をつけてくれとか、あるいは隅切りをつけてくれとか、そういう意見がございました。それも私どもはしっかり受けとめていますので、その辺は承知していまして、隅切りの拡幅の場合について先行して地権者の方にも説明はしてあります。その辺はしっかりつかんでおりますので、今後の対応は万全を期していきたいと思っています。 ◆委員(石倉稔) もう1点、確認ですけれども、今、足利伊勢崎線の拡幅工事、改修が始まっていますが、将来的にはあの道路はどこに抜けるのか、お聞きします。 ◎都市政策部参事(深澤美知夫) 足利伊勢崎線につきましては県事業でございますので、私どもではつかんでおりません。 ◆委員(石倉稔) では、質問を変えます。224ページ、8款4項3目、受託街路事業、これも県事業だと思うのですけれども、昨年度と比べて用地購入費が計上されていないという部分では、これは全て用地買収が終わっているということでよろしいわけですか。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 県から受託を受けまして、太田市で土地開発公社へお願いしているわけですけれども、平成25年度からは用地購入費はないということで、用地買収も終わるような形だと思います。 ◆委員(石倉稔) これは多分計画されたのが30年以上前だったのかなと思います。そういう部分で、やっと開通していただけるのかなと。交通渋滞が非常に多い。これが開通することによって解消される。そうすると、太田の企業の物流が変わるのかなと、これも非常に期待しています。県が平成26年度開通というお話をしていますけれども、国道407号は高架になりますよね。開通は何年で、高架が完成するのは何年か、わかる範囲でお聞きします。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 多分暫定2車線の供用開始になると思います。そのときには高架のほうも完成すると聞いております。 ◆委員(石倉稔) 暫定2車線ですね。4車線は何年だという報告は聞いていますか。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) 今、県土木事務所経由で私どもで確認している内容につきましては、当初予定よりも相当早まった計画で現場は進んでいるということで、平成26年3月と聞いております。高架につきましても、もうピア工事が始まっていますので、相当早く進むのではないかと期待しております。 ◆委員(石倉稔) わかりました。  もう1点、これも関連です。224ページの都市計画道路整備事業、こちらは逆に用地購入費が昨年度の予算から比べると4,089万円プラスで計上されている。この部分については、やっと地権者と話がまとまって、これから買収に入るのかなと思ったのですけれども、そのようなことでよろしいわけですか。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 来年度から東矢島南北線という、東矢島土地区画整理事業をしている地区から東矢島のとりせんの西側を南北に通り、それから354バイパスでぶつかる約200メートルの道路を整備する予定でございます。その用地購入費が結構ふえてございます。 ◆委員(石倉稔) では、そこの工事請負費7,361万円、これは西部幹線だと思うのですけれども、西部幹線の進捗状況をお聞かせいただければと思います。 ◎都市政策部参事(島田芳人) これは事業費ベースでございますが、平成24年3月時点で約61%の進捗率でございます。 ◆委員(石倉稔) 用地買収については、見込みはどうなのでしょうか。 ◎都市政策部参事(島田芳人) 現在、あと4筆残っております。そのうち2筆が相続等の関係で買収できないという状況でございます。もう2筆は今交渉中でございます。 ◆委員(石倉稔) 時間がないので、また後で議論させていただきます。 ◆委員(伊藤薫) 残り時間1分の宣告が来ましたので、手短に質問したいと思います。219ページ、8款土木費、都市計画の関連で質問をいたします。藪塚本町と太田市が合併して、そのときに目途10年で都市計画法に基づき市街化調整等の網をかけるという話はその当時に聞いておりますが、もう既に10年が近くなってきている現在で、今どのぐらいの進捗状況があるのか、それから予算がどのぐらいついているのか、その辺の絡みも含めてお聞きしたいと思います。そして、太田市の都市計画と旧藪塚本町の都市計画が今2つ存在しているわけで、やはりどうしても1つにしなければならないということが大事だと思うので、その辺の進捗状況と、今後どのように進めていくか、シミュレーションがあったら教えてください。 ◎都市政策部参事(深澤美知夫) 委員ご指摘のとおり、今、太田市には2つの都市計画区域が存在しています。ですから、新太田市の発展のためには、これを1つにしなくてはならないということが言えると思います。取り組みでございますけれども、平成23年度に都市計画の基礎調査を行いました。これは土地利用や建物、公共施設、宅地開発、こういう現況調査でございます。それから、平成22年度は国勢調査でございますけれども、人口調査、これらをもとに都市計画法を初め各種法令、都市計画の運用指針、県の都市計画ガイドライン、これらに照らし合わせまして素案づくりについて技術的に検討している状況でございます。素案ができましたら、これをもとに住民説明会を行いまして協議を重ねつつ、精度を高めていきたいと考えております。透明性を確保しつつ、合意形成に向けて丁寧に取り組んでまいりたいと思っております。平成25年度のこの線引きについての予算は特に組んでおりません。 ◎都市政策部副部長(今泉廣司) 先ほど深澤参事が申したとおりで、平成23年度の都市計画の基礎調査をもとにしながら、技術的な観点から事務屋サイドの考えをまとめているところでございます。事務屋サイドの考えをまとめたからといって、それをそのまま県に出せるわけではありません。それをもとにしながら住民と意見を交換して、じっくりと住民に納得のいただける絵をつくっていきたいと考えております。 ○副委員長(大川陽一) 質問させていただきます。その前に、先ほどの一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構に関して、協賛したいと発言しましたが、応援したいという意味でありますので訂正いたします。  それでは質問いたします。224ページ、8款4項4目市街地整備費にあります工事請負費4,700万円の主たる工事名と工事予定件数を教えてください。 ◎区画整理課長(茂木満) これにつきましては、都市計画道路が1本と、区画道路2カ所を行う予定でございます。 ○副委員長(大川陽一) それは本町新井線ということでよろしいのでしょうか。 ◎区画整理課長(茂木満) そのとおりです。 ○副委員長(大川陽一) 問題は、道路高架より南側の本町新井線を整備する上で、あそこを毎日通っているのですけれども、移転対象となる建物が多分1件あるかなと思います。226ページの補償費1億3,000万円の中に予算計上されているかどうか伺います。 ◎区画整理課長(茂木満) それにつきましては、移転の箇所として入っております。 ○副委員長(大川陽一) 多くの市民が開通を望んでおります。私が一番望んでいるのですけれども。その中でちょっと心配事がございまして、問題は道路高架より北側であります。まだこの地区については仮換地指定が行われていないということがすごく心配であります。今後の予定をお伺いいたします。 ◎区画整理課長(茂木満) 八瀬川の改修につきまして、高架北につきまして県と若干見直しの協議を進めているところです。それに付随して本町新井線の計画も含めて、来年度以降、事業計画の変更について検討してまいりたいと考えております。 ○副委員長(大川陽一) 部長にお伺いいたします。仮換地指定を行う際、権利者の了承を得るのはなかなかご苦労もあろうかと思いますが、ぜひスピード感を持って事業の推進を図っていただくようお願いしたいのですけれども、ご所見を伺います。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) ご指摘のとおりだと思います。手法といたしましては、全体仮換地ということではなく、部分換地を工事規模、予算規模に合わせた形で、コンパクトに進めていければと思っています。なおかつ、全体事業の見直しもかけていきながら、区画街路の見直しはやっていかなくてはならない部分だと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(大川陽一) 再度申し上げますけれども、あの道路はクランクしていますので、まず第1は安全安心のために、もう1つは観光の誘導道路としてもこれから十分生かされる道路なのです。大光院、金山も控えています。ぜひご努力をお願い申し上げて、次の項目へ移ります。  222ページ、上から7行目の各種計画策定委託料の概要について伺います。 ◎都市政策部参事(深澤美知夫) これは都市計画道路見直し方針書作成のための住民アンケートの委託費でございます。 ○副委員長(大川陽一) 先ほど石倉委員も道路のことを言っていましたけれども、実はNHKの首都圏スペシャルで千葉県銚子市と茨城県神栖市に移住する若い人が多いということで、子育て支援がすぐれているというのが1つ、もう1つは何といっても道路整備がすばらしいということが挙げられていました。やはり基盤整備が本市はどちらかというとそんなに進んでいないような気もします。というのは、中心部でいくと南北道路がちょっと少ないかな、そのために東西道路の渋滞が結構多いのかなとも思います。そこで、本市の基盤整備、特に道路整備の今後について、これはやはり部長にお伺いします。 ◎都市政策部長(伴場敏彦) 私とはちょっと感覚が違っていまして、私は、太田市は基盤整備が早かったのかなと。今の車社会情勢にそぐわなくなった道路という捉え方をしております。当然、日量交通量等も設計された当時と大幅に変わっている部分がありますので、今後、長寿命化計画の中できちんと年度別に計画的にそういった整備を行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(大川陽一) おっしゃるとおり、ぜひ計画的にやっていただきたいと思います。  副市長にお伺いいたしますけれども、私も自治体間競争が今後ますます激しくなってくると思っておりまして、要は今後、他市からどんどん移住なり流入人口がふえていかないといけないかなと思っております。そのためのビジョンが必要かなと思います。きのうも申し上げましたけれども、2030年問題に向けたまちづくりがやはり何といっても必要かなと思っております。子育て環境は全国でもトップクラスです。実は2年前、太田市は2位だったのです。1位が岡崎、2位が太田ということで、これは「週刊ダイヤモンド」に載っていまして、市長に持っていったら、市長がよそでどんどんしゃべってきたという経緯があります。基盤整備も、トップまでいかなくていいですから、他市に負けないほどの基盤整備がやはり必要かなと思っています。副市長のお考えをお伺いいたします。 ◎副市長(清水計男) 太田市は自分のまちで生活し、仕事をし、学校へ行く、買い物もするという都市であろうと思っております。今、大川委員からいろいろな提言を受けましたけれども、やはり子育て環境の強い都市だと。もう1つは、やはり教育だろうと思っております。それと、今言ったようなインフラが全てそろっているというまちづくりが理想ではないかと思います。もちろん、働く場所が前提でありますけれども。今回の「東洋経済」でも、バランスのとれたまち太田という意味での掲載であったろうと思います。なお一層レベルアップするように努力してまいりたいと考えております。 ○副委員長(大川陽一) 副市長のおっしゃるとおりです。もう1つは教育なのですよ。あさってが非常に楽しみです。ぜひ今の市長のお考えが十分現実的になるように、よろしくお願い申し上げまして終わります。 ○委員長(川鍋栄) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(川鍋栄) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後6時24分休憩 ○委員長(川鍋栄) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後6時26分再開 ○委員長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 12款公債費〜14款予備費・給与費明細書等・第1表歳入歳出予算・        第2表継続費・第3表債務負担行為・第4表地方債に対する質疑 ○委員長(川鍋栄) 次に、12款公債費から14款予備費及び給与費明細書等並びに第1表歳入歳出予算、第2表継続費、第3表債務負担行為、第4表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(川鍋栄) ご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 散     会 ○委員長(川鍋栄) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  14日は、午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後6時27分散会...